主演ドラマ『今日のウェブ漫画』の放送を終えた女優のキム・セジョンが、自身のSNSを通じて心境を語った。前作の『社内お見合い』と比べると、少々残念な結果に終わってしまった本作だが、キム・ジョンは彼女らしい言葉でこう振り返っている。
女優のキム・セジョンが主演を務めるSBSドラマ『今日のウェブ漫画』が、静かなまま幕を閉じた。
終幕した翌日、キム・セジョンは自身のSNSを通じて、『今日のウェブ漫画』の感想をこう伝えている。
彼女のインスタグラムには「夢というテーマに惹かれ、こんなに良い縁にまで会わせてくれた、大切な私の『今日のウェブ漫画』。もちろん色々なことも、問題も多かったが、そうでない現場はないと常に感じている」と、作品に対する感謝の言葉が綴られている。これに続いたのが、自身の心境だ。
彼女は、”夢を見るすべての人々は、1人の旅人だ”と表現した上で、「どの時期にどんな風景が繰り広げられるかは予想もできないでしょう。蚕食されたからといって、道に迷ったと挫折し、その場に止まりません。当時の夢は崩れたかも知れませんが、薄情な時間は流れていても、生きている限り夢は死なないからです」と、現在の心境を吐露。
これに続いて「世の中に意味のない時間はないので、夢を見る人たちも、あきらめた人たちもみんな、私だけの明日を書き直して描くと信じて、あなたたちの『今日のウェブ漫画』を応援する」とし、ポジティブな言葉で締めくくっている。
今月17日に最終回を迎えた『今日のウェブ漫画』。だが、この日の視聴率は1.6%という寂しい数字だった。
本作の最高視聴率は、第1話の4.0%で、これ以後はゆるやかに下落(全国基準/ニールセンコリア調べ)。残念ながら、視聴率を伸ばすことも、有終の美を飾ることもできず、少々悔しい気持ちもあるのではないだろうか。
キム・セジョンは、前作のSBS(Netflix)『社内お見合い(2022)』が大ヒットを収めたことで、次回作となった『今日のウェブ漫画』にも期待と注目が集まっていた。
しかし、いざ放送をスタートするも、気さくでポジティブ、エネルギー溢れる魅力的なキャラクターを演じたキム・セジョンだが、これが『社内お見合い』のヒロイン、シン・ハリを連想させるとの手厳しい評価が下ってしまう。
さらに、同時間帯に強力なライバル作、イ・ジョンソク主演のMBC『ビッグマウス』の放送が重なってしまうなど、様々な要因により視聴率が伸び悩んでしまった。
“視聴率の妖精”と呼ばれるキム・セジョンであったが、今回はそのパワーを発散することは難しかったようだ。
今年上半期に主演作が大成功を収めたことで、国内外のドラマファンから期待されていたものの、現在は、自身が語るように”薄情な時間”が流れている。
キム・セジョンにとって、2022年はまさに、”山あり谷あり”という表現がぴったりと当てはまる一年だったことだろう。
だが彼女は、持ち前のポジティブマインドをフルスロットルさせ、「挫折しない」というメッセージを残している。これこそ、彼女の持ち味であり最大の魅力だろう。
しっかりと前を見据えて突き進む、そんなキム・セジョンだからこそ、大衆からは惜しみない愛が届いている。
彼女は次回作でもきっと、視聴者を再び笑顔にさせることだろう。
(構成:星野沙)
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