【韓流20周年企画-『宮廷女官チャングムの誓い(2003)』に出演した女優イ・セウンの近況編】2022年は、日韓同時開催が話題となったFIFAサッカーワールドカップから20年を迎える年となる。振り返ると日本の韓流ブームの歩みも、同じようなタイミングだったのではないだろうか。今回は、ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』に出演していたイ・セウンの今を追ってみた。
2003年前後に訪れた“第1次韓流ブーム”をはじめ、韓国ドラマはK-POPと共に長きに渡りブームを牽引してきた。
MBCの人気時代劇『宮廷女官チャングムの誓い(2003)』もそんな作品の1つ。本国はもちろん日本で放送され大ヒットを記録、韓ドラファンの間で語り継がれる名作だ。
主演に女優のイ・ヨンエと俳優のチ・ジニを迎え、身分制度が厳しい時代に生まれたチャングム(イ・ヨンエ扮)が宮廷料理人や女医として活躍し、“大長今”の称号を与えられるまでの波乱の人生を描いたストーリー。
当時、イ・ヨンエの美しさや抜群の演技力が話題を呼んだが、もう1人注目を浴びたのが、医女に扮したイ・セウンだった。
『宮廷女官チャングムの誓い』ファンなら、彼女の大きな目とキュートなルックスを覚えている人は多いのではないだろうか。
韓国では日本風美人と言われ、『宮廷女官チャングムの誓い』よりも以前に出演したSBSドラマ『野人時代(2002)』で、絶世の美女”ナミコ”という日本人役を担当した時から、優れた美貌が既に大きな話題となっていた人物だ。
そんな彼女が演じたのが、内医院(朝鮮時代の国立病院)でナンバー1の実力者だったのだが、チャングムが入ってきてからは、自身との能力の差に劣等感を感じ、ライバル意識を燃やすパク・ヨリ役。
しまいには、チャングムに嫌がらせをするなど、内医院から追い出そうと目論むように。見た目はかわいらしいのだが、内面はドロドロとしたギャップでストーリーを盛り上げ、“悪の美女”を見事に演じていた。
こうして優れたビジュアルにスポットが当たってきたイ・セウン。気になるのは42歳(日本年齢)となった彼女の現在だが、なんと2児の母になっていた。
『宮廷女官チャングムの誓い』以降、お茶の間とスクリーンを行き来して活動を繰り広げていった彼女は、2015年に金融業に従事する3歳年下の男性と結婚、翌年11月に第1子を、2021年12月に第2子を出産したのだった。
結婚後は、ほぼ公の場に姿を現わさなかったが2021年、映画や演劇で優れた活動をした芸術人を称える『美しい芸術人賞』の授賞式に司会者として登場。
一部韓国メディアは、「いつまでも変わらない美貌を誇り感嘆を誘った」と、イ・セウンのビジュアルを称賛したほどだった。
2児の母になったイ・セウンの現在(画像出典:イ・セウン インスタグラム)
また、結婚後約6年ぶりに女優業に復帰した映画『息子の名前で(2021)』のマスコミ試写会でも彼女のルックスに熱い視線が注がれた。
その証拠に各メディアの記事のタイトルはほぼ全て、“イ・セウン”、“美貌”というワードが用いられている。
イ・セウンの今後の活動については、特に発表されていることはないが、2児の母となり、年月を重ねても美しい彼女が再び芸能界で活躍するのを期待している人は多いだろう。
(構成:西谷瀬里)
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。