現在韓国で放送中のMBCドラマ『ドクター・ロイヤー』に出演中の俳優のイ・ギョンヨンは、悪役がハマり役として有名な俳優だ。しかし、同時期に悪役で多作品に出演したことで、視聴者の混乱を招きうる事態となっているという。本記事ではその理由に触れる。
現在韓国で放送中の、俳優 ソ・ジソブが主演を務めるMBCドラマ『ドクター・ロイヤー』。

現在、韓国で放送中のソ・ジソブが主演を務める『ドクター・ロイヤー』(画像出典:MBC)
『ドクター・ロイヤー』は、仕組まれた手術によりすべてを奪われ、医療訴訟専門の弁護士になった天才外科医と、その手術でたった1人の家族と恋人を失った医療犯罪専門の検事が繰り広げる、メディカルサスペンス法廷ドラマだ。
天才外科医兼弁護士 ハン・イハン役を演じるソ・ジソブの重みのあるカリスマ性溢れる演技が、視聴者をドラマに引きつけていると評判を得ている。

『ドクター・ロイヤー』で、カリスマ性溢れる演技を披露しているソ・ジソブ(画像出典:MBC)
しかしその一方、一部の韓国メディアは、本作に脇役として登場するイ・ギョンヨンのビジュアルとキャラクターが、彼の他の出演作のそれと類似している点などを挙げ、視聴者が混乱を招くことで、ドラマへの没入を妨げる可能性があると報じた。
イ・ギョンヨンといえば、以前より悪役がハマり役で有名な俳優だ。
『ドクター・ロイヤー』でも、ハン・イハンが務めるパンソク病院の院長兼、パンソク財団の理事長役に扮し、ハン・イハンを徹底的に利用して使い捨てる役柄を演じている。
そして、現在放送中のSBSドラマ『なぜオ・スジェなのか』でも、言葉よりも行動が先という財閥の会長役を熱演中だ。

『なぜオ・スジェなのか』に悪役として登場するイ・ギョンヨン(画像出典:SBS)
厳密に言えば、両ドラマのキャラクターは異なる設定なのだが、地位の高い”悪役”という面では共通しており、かつ互いに異なる作品であるにもかかわらず、イ・ギョンヨンが両ドラマで似た演技を披露している点が問題だという。
加えて、両ドラマが同じ曜日の、同じ時間帯に放送されていることも、視聴者の混乱を招き、没入度を下げる理由になりうるとの見解を示している。
つまり、チャンネルを変えるとストーリーこそ違うものの、イ・ギョンヨンが悪役として登場しているわけだ。それだけでもストーリーが混同しそうであるが、演技までも似ているとなればなおのことだろう。
さらに、『なぜオ・スジェなのか』の前に放送されていたSBSドラマ『アゲイン・マイ・ライフ(2022)』にも、自分の歩む道を阻むものは容赦なく排除する冷血漢な悪役として出演し、既に挙げた2作品と似た演技を披露していた。

『なぜオ・スジェなのか』の前作『アゲイン・マイ・ライフ』に出演したイ・ギョンヨン(画像出典:SBS)
今回の件は単にイ・ギョンヨンの問題ではなく、テレビ局側の編成上の問題があったといわれているが、結果として彼のハマり役である“悪役”が、視聴者に混乱を招きうる要素となっているのは間違いないようだ。
これまで数多くの映画とドラマに出演し、見る者を楽しませてきてくれたイ・ギョンヨンだけに、否定的な評価がされることを残念に思っているファンも多いだろう。
イ・ギョンヨンには、彼にしか演じることのできない”役柄”がある。視聴者の怒りを誘発する”悪役”がそれだ。
ドラマの制作側も、そのキャラクターを念頭に置いて企画を進めるのだが、今回のような編成では「適役も時には迷惑になる」と言わざるを得ない。
(構成:西谷瀬里)
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