韓国を代表する名優、キム・ジュヒョクさんがこの世を去ってから早4年‥。彼の命日が近付く中、tvN(Netflix)『海街チャチャチャ』が空前の大ヒットとなっている。実はこのドラマ、故キム・ジュヒョクさんが主演を務めた映画を原作に、ドラマ化されたもの。映画&ドラマファンは、2つの作品を比較して楽しんでいるようだ。
韓国を代表する名優、故キム・ジュヒョクさんがこの世を去ってから、早くも4年の時が過ぎようとしている。
彼の命日が近付く中、Netflix(ネットフリックス)で配信されているtvNドラマ『海街チャチャチャ』が空前の大ヒットとなった。
『海街チャチャチャ』は、故キム・ジュヒョクさんとオム・ジョンファが主演を務めた映画『どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるMr.ホン(2004)』を原作に、ドラマ化されたもの。
キム・ジュヒョクさんは作品の中で、ホン班長ことホン・ドゥシク役を、オム・ジョンファはヒロインのユン・ヘジン役を演じた。
2004年の公開当時”期待以上の楽しさと感動をくれる[驚きのプレゼント]のような作品”と称され、キム・ジュヒョクさんの代表作の1つとなった映画だ。
(関連記事)故キム・ジュヒョクさんを追憶する、新作韓国ドラマ『海街チャチャチャ』
彼が亡くなった当時、オム・ジョンファは自身のインスタグラムを通じて「ホン班長、いつまでも覚えているよ。さようなら。今日は必ずこの言葉を言わなければならない気がする」と、キム・ジュヒョクさんの死を哀悼している。
キム・ソンホ、シン・ミナが主演を務めるドラマ『海街チャチャチャ』を観た視聴者の中には、原作映画に想いを馳せる人も多く、ドラマと映画を比較して楽しむ人もいるようだ。
例えば、ロケ地。映画は済州島で撮影されたが、ドラマは海沿いの街、浦項(ポハン)市で撮影されている。
また、2人の初めての出会いについても、映画とドラマでは少し違うという。
映画は、町内のお年寄りの紹介で、ホン班長が働いているところをヘジンが訪ねたことで出会っている。一方ドラマでは、母親の誕生日にコンジンの海辺を訪れたヘジンが、波にさらわれた靴を探していたところに、サーフィンをしていたホン班長が片方を見つけたことで出会う。
映画とドラマで設定にわずかな違いはあるものの、ホン班長の人柄は共通しているよう。それは、最初からタメ口で話すことと、どこかで何かが起きると、必ず現れるということ。
そして、”万能”ニートのホン・ドゥシクは、なぜ海街に来たのか謎ということだ。
ホン班長は、”空白期間”を持つ人物だ。映画では3年、ドラマでは5年という設定になっている。
このミステリーは映画では明かされなかったものの、ドラマでは「謎が解けるのではないか」という期待が寄せられているという。
映画は限られた時間の中で、ある出来事にスポットを当てて物語が展開するが、ドラマは放送時間も回数も多い分、メインストーリー以外にもスポットが当てられる。映画では街の人々の背景は、具体的に描かれていないが、ドラマではすでに何人かの背景が描かれている。
ドラマでは多くの要素が盛り込まれていることから、ドラマがフィナーレに近付くにつれ、ホン班長の謎が解明されるのではと期待が膨らんでいるようだ。
ドラマもクライマックスを迎え、残すところあと2話となった。
果たして、どのようなエンディングを迎えるのだろうか。そしてキム・ジュヒョクさんを思いながら見てみると、また違った景色が見えるかもしれない。
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