韓国ドラマ『愛の不時着』により、“ヒョンビンシンドローム”が続ている昨今。韓国のみならず、全世界で愛されるスターとなったヒョンビンだが、無名時代にはエキストラで出演していたCMがカットされるなどの経験を持っている。

2003年にデビューし、いつの間にか芸能活動歴17年というベテラン俳優になったヒョンビン。

ドラマ『愛の不時着』の爆発的な人気により、日本で再び熱を帯びる韓流ブームの主人公となっている中で、過去のヒョンビンに対する関心も熱い。

ヒョンビン

俳優 ヒョンビン(画像出典:愛の不時着 公式HP)

ヒョンビンは、『私の名前はキム・サムスン』(2005)『シークレット・ガーデン』(2010)『ザ・ネゴシエーション』(2018)など、ドラマや映画のタイトルを聞いただけで、誰もが知るヒット作に多数出演し、鳥肌が立つようなメローなセリフを独自のカラーで表現してスターの地位を築き上げた。

だが、そんなヒョンビンも、新人時代には上手にセリフを発することが出来なかったようだ。

コメディショーをテーマにしたKBS2TVのパイロットバラエティー番組『スタンドアップ』では、新人時代のヒョンビンと共にCMを撮影した俳優のエピソードが公開されて、話題になっている。

その俳優の名前はチョン・ソンユン。2002年に女優ハン・ガインと共演したバッカス(エナジードリンク)のCMで注目を浴びた彼は、のちに映画『カンナさん大成功です!』『マイPSパートナー』『悪女 / AKUJO』、MBCドラマ『悪い刑事~THE FACT~』、tvNドラマ『花遊記<ファユギ>』など、多数の映画とドラマを行き来して全盛期時代を送った。

俳優 チョンソンユン

俳優 チョン・ソンユン(画像出典:チョン・ソンユン Instagram)

現在は空白期を送っており、芸能界とは距離を置いているチョン・ソンユンだが、過去に女優シン・ミナと共にピザのCMを撮影。その時、ピザの注文を受けたエキストラ俳優がヒョンビンだったようだ。

チョン・ソンユンの妻で、過去にMBC『ギャグ夜』の“キム運転手”のコーナーに出演し、特有の鼻声でキム運転手を呼ぶ奥様役で人気を得たお笑い芸人 兼 女優のキム・ミリョは、『スタンドアップ』にて「ヒョンビンさんはCM撮影当時、セリフがうまく言えなくて悩んでいたようです」とし「それで夫が、休憩時間にセリフを練習するヒョンビンさんの傍に駆け寄って“そういうときもありますよ。もっと気楽に演技してください”と超~上から目線でアドバイスを伝えたようで、妻として決まりが悪い」と語った。

さらに、キム・ミリョは「ヒョンビンさん申し訳ない!夫の代わりに私が謝罪を申し上げます!どうして夫はヒョンビンさんにそんな偉そうなことを!」と大声を張り上げて夫の”スター病”を謝罪しながら土下座をする素振りを見せ、スタジオを爆笑させた。

お笑い芸人 キムミリョ

お笑い芸人 キム・ミリョ(画像出典:キム・ミリョ Instagram)

一方、ヒョンビンがエキストラで出演していたCMは、2002年~2003年頃に放送されていたと推測される。だが、該当のCMにはヒョンビンは映っておらず、あいにくカットされてしまった模様だ。

今やトップスターとなったヒョンビンがキャスティングされていただけに、彼が映っていたら“過去の貴重な映像”として大いに盛り上がりを見せたであろうピザのCM。当時の制作会社は、今ごろ“大魚を逸した”と後悔しているに違いない..



ヒョンビン

韓国の人気俳優ヒョンビン(ハングル 현빈)。1982年9月25日生まれ。

2003年にKBSのテレビドラマ『ボディガード』(2003)でデビュー。

2005年にMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』(2005)で大ブレイク。韓流スターとして、韓国や日本、中国をはじめアジア全域で人気を博している。

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