新型コロナウイルスの影響で映画館に足が運べず、公開延期の憂き目に遭った作品が相次いだ2020年。依然コロナの収束は見えないが、韓国の大手映画会社は2021年の新作ラインアップを発表。今年は果たしてどのような映画が愛されるだろうか。
2020年冬、新型コロナウイルス(以降、コロナ19)が再び急速に感染を広め、世界に影を落としている。

コン・ユ、ファン・ジョンミンなどベテラン俳優陣の作品公開が待たれる。(写真提供:©スポーツ韓国)
そんな中、韓国の大手映画配給会社であるロッテエンターテインメント、CJエンターテインメント、NEW、ショーボックスなどが新年の公開ラインアップを確定させ、興行の青写真を描き始めた。今年はどんな作品が、観客に愛されるだろうか。
『英雄』『徐福(ソボク)』‥強力布陣のCJエンターテインメント
昨年、『ただ悪から救いたまえ』『担保』などで善戦したCJエンターテインメントは、公開を延期した新作から華やかな対策を準備中だ。

コン・ユ&パク・ボゴム『徐福(ソボク)』(左)と、『英雄』ポスター。(写真提供:©スポーツ韓国)
まず、ドラマ『謗法(2020)』のスピンオフで、オム・ジウォンとチョン・ジソが出演する『謗法:再び』と、ピョン・ヨハンとキム・ムヨルが主演の犯罪アクション作『ボイス』が控えている。
そしてチュ・ジフン、イ・ソンギュンの『サイレンス』も公開予定。一寸先も区別できない濃霧の中、崩壊直前の空港大橋に孤立した人々が、その中で予期せぬ脅威に出遭う出来事を描く。
昨年末、公開が延期となってしまったコン・ユとパク・ボゴムの初共演作『徐福(ソボク)』と、1999年の”ナラ・スーパー・ハルモニ(おばあさん)強盗致死”事件の実話を映画化した、ソル・ギョングク主演の『少年たち』、アン・ジュングン(安重根)義士の殉国前の1年を描いたミュージカル映画『英雄』が観客と出会う。
チェ・ドンフン監督と、リュ・ジュンヨル、キム・テリ、キム・ウビンが意気投合した『エイリアン』も、注目されるであろう期待作だ。高麗(コリョ)末に、道士たちと現代の宇宙人との物語を取り扱っている。
またチョン・ジョンソ、ソン・ソングのロマンス映画『ウリ、ジャヨン』、ソル・ギョング主演の日本植民地時代を背景にしたスパイアクション『幽霊』、チン·ソンギュ主演のヒューマンコメディー『カウント』もある。
このほかにも、パク・チャヌク監督とタン·ウェイ、パク・ヘイル、イ·ジョンヒョンが呼吸を合わせた『別れる決心』は、山で起こった変死事件を捜査する刑事が、死亡者の妻に会ったことで起こる物語として、期待を集めている。
『モガディシュ』『閑散:龍の出現』‥充実した内容に自信、ロッテエンターテインメント
昨年、コロナ19の低迷の中でも『#生きている』『サムジングループ英語TOEICクラス』など、8本もの映画を配給して劇場の活性化を導いたロッテエンターテインメントは、今年も大規模なものから作品性に集中した低予算の独立映画まで、多彩なラインアップでジャンル的拡張はもちろん、堅実なコンテンツ産業を主導する予定だ。

映画『人生は美しい』(左)と、『閑散:龍の出現』ポスター。(写真提供:©スポーツ韓国)
まず、イ・ジャンフン監督の『奇跡』は、1986年車道のない田舎町に駅を作るのが、ただ一つの夢であるジュンギョンと村人の物語で、パク・ジョンミン、イ・ソンミン、ユナ(少女時代)が出演する。
リュ・スンワン監督の『モガディシュ』もいよいよ公開だ。『モガディシュ』は、90年代にソマリア内戦に孤立した南北大使館公館職員たちの、命をかけた脱出事件をモチーフにした映画で、キム・ユンソク、チョ・インソン、ホ・ジュンホらが熱演を繰り広げる。
イ・ドンウク、イム・スジョンのロマンチックコメディー『シングル・イン・ソウル』は、単身で良いパワーインフルエンサーのヨンホと、1人なのが良くない出版社の編集長ヒョンジンが、シングルライフに関する本を作ったことで起こる話だ。
『子供』は、児童学科卒業組の保護終了青年アヨンが、生後6カ月の子供を一人で育てるベビーシッターになったことから始まるストーリーで、キム・ヒャンギ、リュ・ヒョンギョン、ヨム·ヘランが出演する。
昨年のコロナ19の影響で、公開が延期となってしまったリュ・スンリョン、ヨム・ジョンアのジュークボックスミュージカル映画『人生は美しい』も観客と会う予定だ。また、密室殺人事件の容疑者と目された有望な事業家と、その無罪を立証しようと奔走する弁護士が、事件のピースを合わせていく『自白』は、ソ・ジソプ、キム・ユンジンの出会いで注目を集めている。
『鳴梁(ミョンリャン)』のキム・ハンミン監督のイ・スンシン3部作のうち2番目のプロジェクト『閑散:龍の出現』もパク・ヘイル、ピョン・ヨハン、アン・ソンギの戦争アクション大作として期待されている。『海賊:海に行った山賊』の後続作であるカン・ハヌル、ハン・ヒョジュ、イ・グァンス、クォン・サンウのコミックアクションアドベンチャー『海賊:鬼の旗』も出撃する予定だ。
『人質』『特送』を送り込むNEW
昨夏『半島』の興行に成功したNEWは、今年も充実した新作で観客を待っている。

キム・ダミが出演する『ソウルメイト』(左)と、パク・ソダム主演『特送』ポスター。(写真提供:©スポーツ韓国)
まずパク・フンジョン監督の後続作『魔女2』が視線を集める。最近主演に抜擢された新鋭のシンシアを中心に、キャスティング作業が行われている。女優たちの活躍が期待される『ソウルメイト』もある。友情、別れ、愛の全てを共にした燦爛たる時代、みんなのソウルメイトに関する話で、キム・ダミ、チョン・ソニ、ピョン・ウソクなど、忠武路(チュンムロ)の期待株たちが主演を務める。
『人質』もベールを脱ぐ。ピル・カムソン監督が手掛けた『人質』は、ある日証拠も目撃者もなく消えた俳優、ファン・ジョンミンの20時間を描いた拉致犯罪スリラーだ。リュ・スンリョン主演の『唇はダメ(仮題)』は、7年間スランプに陥っているベストセラー作家のヒョンに起こったストーリーを盛り込んだ愉快なコメディーだ。
パク・ソダムの強烈な変身が光る『特送』も見逃せない。金になるなら何でも配送する”成功率100%”ドライバーのウナが、1人の子どもを車に乗せた後、予期せぬ事件に巻き込まれて起こる出来事を描いた犯罪アクションだ。また『ハンサムガイズ』は、一度見たら絶対に忘れられない第一印象を持つ2人の男が、陰山な山荘に引っ越してきた日に、村と山荘にまつわる伝説が目を覚ますことから始まるコメディー作。イ・ソンミン、イ・ヒジュン、コン・スンヨンなどが出演する。
『非常宣言』『シンクホール』‥派手な作品のショーボックス
ショーボックスでも、今年多彩な新作が披露される。

ダークな印象の3作『非常宣言』『夜叉』『不思議な国の数学者』ポスター。(写真提供:©スポーツ韓国)
まず関心を集める作品は、ナ・ホンジン監督が企画・制作を担当したグローバルプロジェクト『ランジョン』だ。タイ語で「霊媒」を意味する「ランジョン」は、シャーマニズムを題材にした映画で、デビュー作『シャッター』で、注目を浴びたタイのバンジョン・ピサンダナクン監督が演出を担当する。
俳優から制作陣まで、華やかなキャスティングで話題を集めた、ハン・ジェリム監督の『非常宣言』は、史上初の災難に直面して、無条件の着陸を宣言した飛行機を巡り繰り広げられる航空災難映画で、ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ナムギル、イム・シワン、キム・ソジン、パク・ヘジュンらが演技対決を披露する見通しだ。
また、パク·シヤン、イ・ミンギ、イレ主演の『3日間』は、葬儀を行う3日の間、娘の心臓の中で目を覚ました悪魔がの死闘を描いている。ラ・ミランの『市民ドクヒ』は、振り込め詐欺に遭った40代の主婦が、組織の総責任者を捕まえた実話を基にしている。
チャ・スンウォン、キム・ソンギュン、イ・グァンスの『シンクホール』も公開を控える。11年ぶりに設けた家が、シンクホールに墜落して起こる災難コメディーだ。この他にもマ・ドンソク、チョン・ギョンホのヒューマンコメディー作『狎鴎亭(アックジョン)レポート』、ソル・ギョング、パク・ヘスのスパイアクション『夜叉』、チェ・ミンシクが脱北の天才数学者として熱演した『不思議の国の数学者』、キム・ヘスク、シン・ミナが、母娘の呼吸を合わせたファンタジードラマ『休暇(仮題)』などが公開を待っている。
1作でも多くの作品を劇場で目撃したいが、上述した作品がどれだけ日の目を見ることができるのか、気になるところだ。
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コン・ユ
マネジメントSOOP所属の俳優コン・ユ(ハングル 공유)。1979年7月10日生まれ。
“コン・ユ”という芸名は両親の苗字から付けられたもので、本名は、コン・ジチョル。
2000年、Mnet VJ 7期として芸能界にデビューしたコン・ユは、2001年KBSドラマ『学校4』を通じて演技者としてデビュー。
2007年、日本でも人気を博したドラマ『コーヒープリンス1号店』が大ヒットし、この年MBC演技大賞で優秀賞を受賞。当ドラマは、コン・ユの出世作となった。
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