俳優パク・ボゴムが入隊して2カ月。先月27日には入隊後初めて公の場に登場し、音楽会の司会を務めた。入隊中でも注目を浴びるほど人気が冷めやらないパク・ボゴムを形容する単語としてよく使われるのが”純粋”という言葉だ。

俳優パク・ボゴムの”純粋さ”はこれまで多くの視聴者の涙を誘ってきたが、韓国のベテラン女優キム・ヘスもパク・ボゴムに泣かされた1人だ。

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2015年に韓国で公開された映画『コインロッカーの女』で共演した女優キム・ヘスと俳優パク・ボゴム。

映画『コインロッカーの女』

映画『コインロッカーの女』で共演した女優キム・ヘス(上)と俳優パク・ボゴム(下)(画像出典:movie.naver)

映画『コインロッカーの女』は、地下鉄にあるコインロッカーに捨てられた娘イリョン(キム・ゴウン)と、育ての母で闇金業者の”母さん”(キム・ヘス)の愛憎劇を描いた作品だ。この映画撮影時はまだ新米俳優だったパク・ボゴムは、イリョンが初めて好きになった青年役で出演していた。

2016年、MBCが放送した『出発!ビデオ旅行』の企画でコメンタリーとしてキム・ヘスが出演した際、そのエピソードは語られた。

※この記事にはネタバレになる内容が含まれています、ご注意ください。

最初に語られたのは、映画の試写会のときにキム・ヘスの隣りに座っていたパク・ボゴムの様子だった。パク・ボゴムは突然、キム・ヘスとキム・ゴウンが出ているシーンを見ながら泣き出してしまったそうだ。キム・ヘスは横でパク・ボゴムの泣き声を聞きながら、私の方がもっと悲しくなったと語った。

試写会での出来事

試写会での出来事(画像出典:『出発!ビデオ旅行』YouTube映像キャプチャー)

次に、映画を見ながらキム・ヘスが出ているシーンの後ろにパク・ボゴムが映ったとたん「うちの天使が出てきた!」と言いながら「本当に明るくまっすぐでとても前向きな性格の持ち主で、とてもきれいな男性だと思う」とパク・ボゴムを絶賛。さらに「本当に純度の高い青年」とパク・ボゴムの純粋さについても強調した。

パク・ボゴムを絶賛

パク・ボゴムを絶賛(画像出典:『出発!ビデオ旅行』YouTube映像キャプチャー)

さらに映画の中でパク・ボゴムが俳優オム・テグに脅迫されるシーンを見たキム・ヘスは「私はこのときのボゴムの顔もすごく好きだった。本当に危機に追い込まれたとき、鹿のようだった」と語り、パク・ボゴムの瞳が小鹿のように頼りなく、悲しい目をしていたことを伝えた。

最後にキム・ヘスは、自分がパク・ボゴムを殺さなければいけないシーンを振り返りながら「私はここでボゴムさんの目を見つめながら刀を向けることができなかった。すごく辛かった。だからこのとき、本当にここまでしなきゃいけないの?と悲しくて、片隅で泣いた」と辛かった心境を吐露した。

キムヘスがパクボゴムとのエピソードを語った

キム・ヘス「本当にここまでしなきゃいけないの?と悲しくて、片隅で泣いた」(画像出典:『出発!ビデオ旅行』YouTube映像キャプチャー)

まさにパク・ボゴムの人間味を見て、純粋な魂を感じ取ったのではないだろうか。

こういったパク・ボゴムの”純粋さ”は、勉強のように学校で学んで簡単に身につくものではない。そしてパク・ボゴムのように、大人になってからもこの”純粋さ”を持ち続けている人はそう多くないものだ。この”純粋さ”はパク・ボゴムが演技をする上でもとても役立ち、価値の高いものになっているだろう。

パク・ボゴム天然の”純粋さ”は、このようにファンや視聴者のみならず、共演者までも泣かせ、評価され続けている。次はいつ、パク・ボゴムの”純粋さ”に泣かされることになるのか、除隊後のパク・ボゴムの活躍が今から楽しみでならない。



パク・ボゴム

2011年映画『ブラインド』でデビュー。

以降、映画『コインロッカーの女』(2015)、ドラマ『君を憶えてる』(2015)などに出演。

『恋のスケッチ~応答せよ1988~』(2015-2016)で天才棋士チェ・テクを演じブレイク。2016年8月より放送されたドラマ『雲が描いた月明り』で地上波初主演を果たし、爆発的人気を得る。

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