これまで、様々な番組を通して“韓国映画好き”を公言してきた中居正広。日本を代表するエンターティナーである彼をも唸らせた、韓国映画とは何なのだろうか? 間もなくやって来る年末年始に、ぜひ観てみたい3作品を紹介する。

中居正広が、最近韓国映画にハマっていることを明かした。

11月12日に放送された、TBS系バラエティー『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』に出演した中居は、個人的におススメの韓国映画を3作品紹介。

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彼曰く、2年前まで韓国映画は全く観てこなかったという。しかし「きっとハマっちゃうけど、手を出してしまったのが韓国映画。2年で120本くらい観た」と話し、共演者を驚かせた。

当時ゲスト出演していた、俳優の佐藤健は「何が1番良かったですか?」と質問。すると中居は「3本でいい?」と、1本に絞りきれないほどの韓国映画愛を見せている。

せっかくなので、当サイトでも彼が言及した3作品を紹介したい。

『1987、ある闘いの真実』

2017年公開作品で、大韓民国の民主化闘争を描いた社会派映画。

『1987、ある闘いの真実』

『1987、ある闘いの真実』(写真提供:©スポーツ韓国)

1987年1月、全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領による軍事政権下の韓国。北分子を徹底的に排除するべく、取り調べを日ごとに激化。そんな中、行き過ぎた取り調べにより、ソウル大学の学生が死亡してしまう。警察は隠蔽のため、遺体の火葬を申請するが、違和感を抱いたある検事は検死解剖を命じ、拷問致死だったことが判明して‥。

出演はキム・ユンソク、ハ・ジョンウ、ソル・ギョング、カン・ドンウォン、キム・テリなど。

中居曰く「女性には全くおススメできない」と回答している。おそらく目を伏せたくなるような、暴力的シーンが多くあるからだと思われる。

映画『1987、ある闘いの真実』予告編 (動画出典:YouTube シネマトゥデイ)

『最後まで行く』

中居が次に紹介した作品は、日本で2015年に公開された『最後まで行く』である。

『最後まで行く』

『最後まで行く』(画像出典:movie.naver)

同作は、最近映画『パラサイト 半地下の家族(2019)』に出演し注目を集めたイ・ソンギュンを主演に迎えた、サスペンスアクションジャンルで、韓国版アカデミー賞と呼ばれる『大鐘賞』で、監督賞を受賞した。

ある刑事が、自ら起こした轢き逃げ事件をきっかけに「事故の一部始終を目撃した」という、謎の男から脅迫を受けるようになり、じわじわと追い詰められていく様子が描かれている。

「この作品は、社会問題とチンピラと金と嘘」と端的に説明しながらも、愛溢れる表現で推薦。本作には、21歳とまだ若手だったパク・ボゴムも出演している。

「最後まで行く」予告編 (動画出典:YouTube KOARI Channel)

『哭声/コクソン』

最後に紹介した『哭声/コクソン(2017)』は、『チェイサー(2008)』『哀しき獣(2010)』などで知られる、ナ・ホンジン監督によるサスペンススリラーである。

(C)2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION

((C)2016 TWENTIETH CENTURY FOX FILM CORPORATION)

平和なある村にやってきた、得体の知れないよそ者の男(國村隼)。男が何の目的で、この村に来たのかは誰も知らない。そんな中、村人が自身の家族を虐殺する事件が多発する。殺人を犯した村人に共通していたのが、湿疹でただれた肌に、濁った眼、言葉を発することさえできない状態で現場にいるということだった。

本作で國村隼は、『青龍賞』で外国人初の助演男優賞を受賞した。

中居は、本作に出演していた日本人俳優・國村隼に触れ、韓国映画の魅力を語っていた。

『哭声/コクソン』予告篇 (動画出典:YouTube Klockworx VOD)

また彼は別の番組でも、韓国映画の魅力について熱く語っており、その熱量は並じゃないのだ。

「ハマったらヤバいよ、韓国映画‥」と、三度の飯より野球が大好きな中居正広を唸らせた韓国映画。

韓国は特に、ノワールジャンルの力の入れようはものすごいだけに、骨太作品を好みとする人には、週末や年末年始を利用して、ぜひこの3作を観てもらいたい。









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