ヒョンビン、コン・ユと韓国のトップ俳優と多く共演している中国出身の国際派女優、湯唯(タン・ウェイ)。韓国では、彼女の名を世界へと広めた作品が再び注目を集めている。
中国出身の国際派女優、湯唯(タン・ウェイ/以下、タン・ウェイ)。

女優タン・ウェイの出演作品が韓国で再び注目を集めている(写真提供:©スポーツ韓国 画像出典:marieclaire)
中華圏の俳優の中でも韓国メディアでかなり多く取り上げられる女優の1人で、2011年に公開された韓国映画『レイトオータム』で俳優のヒョンビンとの共演をきっかけにその名を広めた。
また、彼女の人生の伴侶が『レイトオータム』のメガホンを取ったキム・テヨン監督とあって、国民からはさらなる親しみを持たれている。
(関連記事)2010年2度目のブレークを迎えたヒョンビンが魅せた’史上最長キスシーン’

ヒョンビンとタン・ウェイが共演した映画『レイトオータム』(2011) (C)2011 CJE&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
そんなタン・ウェイの新作は、2021年公開予定の映画『ワンダーランド』だ。本作の演出を担当したのは夫のキム・テヨン監督で、『レイトオータム』以来、9年振りとなる夫婦そろってのプロジェクトだ。
本作は、近未来の死後の世界を管理する仮想ワンダーランドを舞台に、事故で植物人間になった恋人を依頼した20代女性、この世を去った妻を依頼する40代男性など様々な人間の事情を切り取って描いている。
劇中、タン・ウェイはこの世を先に去った妻役を、その相手役である40代男性には俳優のコン・ユが扮する。ほか、パク・ボゴム、ペ・スジ、チョン・ユミ、チェ・ウシクなど人気と実力を兼ね備えた俳優たちが顔を揃えており、豪華なキャストでストーリーを紡ぐことでも期待を集めている作品だ。
ヒョンビン、コン・ユと韓国を代表する世界的な俳優と共演を重ねるタン・ウェイもまた、アジア圏を越え欧州での知名度も高い国際派女優だ。
彼女の名を世界へと広めたのが、台湾の映画監督アン・リーがメガホンを取った映画『ラスト、コーション(原題:色、戒 / 2010)』だ。

映画『ラスト、コーション』(画像出典:movie.naver)
本作は中国系アメリカ人作家のアイリーン・チャンが実話を基に書いた短編小説『色・戒』を映画化したもので、1942年の日本軍占領下の上海を舞台に、抗日運動に身を投じる女性スパイ、ワン(タン・ウェイ)と、彼女が暗殺を企てる敵対する特務機関のリーダー(トニー・レオン)との死と隣り合わせの危険な逢瀬とその愛の行方が描かれている。
また、劇中に多く展開される激しい露出シーンが話題となり、韓国では青少年観覧不可、日本ではR-18指定、中国では編集されたものが公開となったが、主人公それぞれの心理を繊細に描いた秀作という高い評価を受けた作品でもある。
禁断のラブストーリーを描いた本作は、『第64回ヴェネツィア国際映画祭』で金獅子賞と金オゼッラ賞(撮影賞)のダブル受賞を、また中華圏の映画賞『第44回金馬奨』では最優秀作品賞や最優秀監督賞など3部門に輝くなどの快挙を遂げた。

タン・ウェイが出演する映画『ラスト、コーション』の静止画(写真提供:©スポーツ韓国)
このように世界で称賛を浴びた映画『ラスト、コーション』が、韓国にてNetflixを通じて公開されることが決定し、再び注目を浴びている。韓国では公開当時、ストーリーに感化された人たちが続出するなどの社会現象が起き、色んな意味で話題を集めた作品だ。
韓国のある映画サイトでは『ラスト、コーション』について、「数回のベッドシーンが出てくるが、タン・ウェイの心理変化を描写するのに1回も欠かすことのできない名場面ばかりだ」「最も悲しく、最も美しい」「生涯最高のメロドラマであり、胸の痛む恋物語だ」「露出シーンが話題となっていたが、観ればそのシーンを超えるストーリーと感動がある」「深い余韻のある作品」などのコメントが寄せられており、視覚的にキャッチされる激しい描写よりも質の高いストーリーを評価する声が多く見られた。
韓国ではタン・ウェイの新作『ワンダーランド』の公開を前に、Netflixを通じて彼女の原点に出会うのもまた一興となりそうだ。
ラスト、コーション(原題:色、戒) 韓国語予告ティーザー(動画出典:Youtube)
ヒョンビン
韓国の人気俳優ヒョンビン(ハングル 현빈)。1982年9月25日生まれ。
2003年にKBSのテレビドラマ『ボディガード』(2003)でデビュー。
2005年にMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』(2005)で大ブレイク。韓流スターとして、韓国や日本、中国をはじめアジア全域で人気を博している。
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