イ・ジヌクとクォン・ナラが、メインキャストとして出演しているtvN(Netflix/ネットフリックス)ドラマ『不可殺‐永遠を生きる者‐(邦題)』が、早くも下り坂だという。当初、主役のオファーを受けていたのがウォンビンと知られており、彼の選択が「正解だったのでは」と囁かれ始めている。
tvNドラマが新年早々、視聴率で下落の一途をたどっているという。
韓国メディアの10asia(テンアジア)が、中でもNetflix(ネットフリックス)で同時配信されている新ドラマ、『不可殺‐永遠を生きる者‐(邦題/以下、不可殺)』についての不振ぶりを伝えており、当初オファーを受けていた俳優のウォンビンについても綴っている。
『不可殺』は、オファーの段階から話題を集めていた。それは、”ウォンビンの出演実現せず”から始まり、”400億(約37億9000万円)ウォンの超大作”、”『トッケビ』に似た設定”などで、制作陣にとってこれらは予期せぬ賛否であった。
特に、”ウォンビンが出演オファーを受けて検討した結果、固辞した作品”という情報が出回ったことで、作品への期待値が高まることに。ウォンビンは『不可殺』の出演オファーを受けた後、真剣に議論を重ねたが、映画『アジョシ(2010)』以降、10余年ものブランクがあるため「本作をドラマ復帰作とするには、プレッシャーが大きかったようだ」と伝えられた。
ウォンビンは、「自分が自信を持って、うまくできる作品を選ぶ」という。
彼の言う通り、数少ない出演映画『ブラザーフッド(2004)』『マイ・ブラザー(2004)』『母なる証明(邦題/2009)』『アジョシ』は、ほどんとが興行とその作品性が認められている。それ故、最終的に出演は断ったが”ウォンビンが出演を検討した”という事実だけでも、『不可殺』という作品に対する期待が大きくなったのも無理はない。
そんな話題に加えて、”殺すことも死ぬこともできない男が、自身を不滅の存在に作り上げた人物と対峙する”という設定が、tvNドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016/以下、トッケビ)』と似ているという、憂慮と期待の声が共存。
もちろん『不可殺』が成功を収めれば、『トッケビ』人気を継いだ作品の誕生となるが、失敗すれば”『トッケビ』の亜流作”として残ってしまう。
『不可殺』制作発表会でチャン監督は、「『トッケビ』の設定を用いたのではなく、韓国的情緒を活かしたかった」と言い「『トッケビ』がメロ中心なら『不可殺』は、家族という関係の変化が大きい」と言及している。
また、”400億ウォン大作”という触れ込みには「〇百億大作といわれているが、それは訂正したい。予算の多いドラマではなく、スタッフの努力がたくさん込められた作品だ」と強調した。
良くも悪くも多くの雑音の中、2021年12月18日に初回を放送。すると”新たな韓国型ファンタジーの誕生”と報じられ、圧倒的没入感を視聴者に贈る結果に。視聴率は6.3%を記録し、快調のスタートとなった。
(関連記事)’トッケビ不安’は杞憂だった?’不可殺’ 初回から「映画みたい」と好反応爆発
しかし、タン・ファル(イ・ジヌク扮)の魂を持って人間となり、現代に転生したミン・サンウン(クォン・ナラ扮)とタン・ファルの物語が本格的に描かれ始めると、興味が半減し始める。
最も大きな問題は、魅力のないキャラクターだった。
不可殺の呪いで、家族にも捨てられたタン・ファルだったが、高麗の将軍タン・グク(チョン・ジニョン扮)の養子となった後、怪物を捕まえて大きな手柄を立てた人物となるという、しっかりとした過去のストーリーがありながら、現代のタン・ファルは、ただミン・サンウンを探すことに精いっぱいだ。
そして家族の復讐のために、600年も待ち続けたにもかかわらず、ミン・サンウンに会っても殺すことができず、心が弱っている姿まで見せた。このことで、彼のキャラクターの本質までが揺らいでしまった。
ミン・サンウンもまた、不可殺だった時の神秘的な雰囲気は影も形もなく、ただ不可殺と怪物から避けて逃げるという役割を果たしているのみ。さらに、別の不可殺人であるオク・ウルテを演じたイ・ジュンは、残念ながらデジャヴ感満載な”悪役”の演技をそのまま踏襲しているのだ。
(関連記事)‘静かなる海’、’不可殺’ Netflix 大作 韓ドラに出演中の注目俳優は元アイドル?
『トッケビ』に似ている設定だと、期待していたロマンスとファンタジーの絶妙な雰囲気は、『不可殺』では全く日の目を見ていない。男女主人公は悪縁で結ばれているため、2人の間にロマンス気流への展開はまず不可能だろう。
追われる女性と、繰り返される怪物たちの出演は、没入度を破ってもはや退屈な気持ちを抱かせている。
視聴率も、やはり下り坂だ。
前作の『智異山(ちりさん)』が酷評を受けても、視聴率平均は7%台を維持していた週末ドラマの座を、『不可殺』は5話で3%台まで墜落させてしまった。これは、2020年にtvN週末ドラマとして放送された『ヴィンチェンツォ(Netflix)』や『海街チャチャチャ(Netflix)』よりはるかに低い数値である。
期待の中で放送がスタートし、初回こそ好評を得たが力を失い揺らぐ『不可殺』が、今後下り坂を止められるだろうか。10asiaは「進展のない展開と、平面的なキャラクター演技が続くならば、このまま反動のない惨敗の道に進むことは明らかである」と、辛辣な意見を制作側に送っている。
編集部おすすめ記事
-
韓ドラVODユーザー要必見!Netflix 他 12月配信終了予定の韓国ドラマ15選
-
韓ドラVODの2強!NetflixとDisney+が送る2025年の「切り札」主演カップル 4組
-
おかえりなさい!2024年除隊俳優の出演確定 韓国ドラマ5選
-
【視聴率】1強1中3弱‥今韓国で最も話題の新作ドラマ5作 肝心な滑り出しとは
-
CS視聴者なら要必見!24年12月放送開始予定 韓国ドラマスケジュールまとめ
-
韓国版「半沢直樹」はどれ?サラリーマンの奮起を描いた日本配信中の良作ドラマ5選
こちらも投票お願いします!
こちらの検定もチャレンジ!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
【視聴率】1強1中3弱‥今韓国で最も話題の新作ドラマ5作 肝心な滑り出しとは
-
X:IN「2024年秋版 K-POP新人女性グループ人気決定戦」で1位に!
-
日本ファン530人が選定!BTS ジンに似合う”最強彼氏ルック”は「カジュアル」
-
4時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS韓ドラVODの2強!NetflixとDisney+が送る2025年の「切り札」主演カップル 4組
-
RIIZE ショウタロウ、11月のカレンダー一面を飾ってほしいK-POP男性アイドルの1位に!
-
21時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWSaespa、世界最大級のK-POP授賞式「2024 MAMA AWARDS」に出席するため日本へ出国!(PHOTO7枚)
-
21時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWSビョン・ウソク、世界最大級のK-POP授賞式「2024 MAMA AWARDS」に出席するため日本へ出国!(PHOTO5枚)
-
L5ST、12月に2度目の長期来日公演「L5ST LIVE in JAPAN 2nd scenario ~FREEFALL~」の開催決定!
-
韓ドラVODユーザー要必見!Netflix 他 12月配信終了予定の韓国ドラマ15選
-
韓国版「半沢直樹」はどれ?サラリーマンの奮起を描いた日本配信中の良作ドラマ5選
-
CS視聴者なら要必見!24年12月放送開始予定 韓国ドラマスケジュールまとめ
-
おかえりなさい!2024年除隊俳優の出演確定 韓国ドラマ5選
-
12月 WOWOW放送!「韓国社会の闇」が垣間見える良作映画4選
-
SAY MY NAME、プロモーションのため日本へ出国!(PHOTO2枚)
-
2025年の韓ドラを盛り上げる「演技ドル」は誰!? 来年公開予定 注目アイドル&作品10選
-
Red Velvet ウェンディ、SBSパワーFM「ウェンディのヤングストリート」の収録に参加!(PHOTO6枚)
-
NewJeans ハニ、スケジュールのため日本へ出国!(PHOTO2枚)
-
1位は日韓共演のあの話題作!今秋、日本の韓ドラファンが最も興味を示した作品トップ6
-
早くも日本に上陸!12月CSで初放送予定の最新韓国バラエティ4選
-
東方神起、大衆音楽授賞式「2024 KGMA」のレッドカーペットに登場!(PHOTO3枚)
-
NewJeans、大衆音楽授賞式「2024 KGMA」のレッドカーペットに登場!(PHOTO11枚)
-
aespa「TikTok Awards Korea」に出席!(PHOTO9枚)
-
このジャンルは韓国が世界トップ!日本でも好評「ドロドロ」歴代人気ドラマ5選
-
BLACKPINKメンバー同士のソロ対決!「24年11月ガールズグループ個人ブランド評判」ベスト5
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。