有名税という言葉がある。特に芸能人に対してよく使われる言葉だ。有名であるが故、あることないことを勝手に噂され、誹謗中傷を受ける。近年韓国でも日本でも、デマによる誹謗中傷により自ら命を絶つ有名人が後を絶たない。

映画『私の頭の中の消しゴム』(2014)で日本でも名が知れ渡り、昨年出演したドラマ『愛の不時着』で再び注目を浴びている女優ソン・イェジンには、過酷なデマが3つも付きまとっていた。

女優ソン・イェジン

ソン・イェジン付きまとっていた3大デマとは?(写真提供:©スポーツ韓国)

その3大デマとは”オ・スンアモデル説”と”ナイトクラブ常連説”、”江北(カンブク)犬卑下発言”の3つである。

ソン・イェジンは2008年『カン・ホドンのスターバトル~黄金漁場~』に出演した際、自身に関するこの3つのデマについて言及したことがある。

1つ目の『オ・スンアモデル説』について

ソン・イェジン

1つ目 オ・スンアはソン・イェジンがモデル?(画像出典:YouTube MBCentertainmentt動画キャプチャー)

韓国で、最も美人が多いことで有名な大邱(テグ)出身で、清純派美人女優のソン・イェジンは、見た目に反してサバサバした性格のため「無礼で生意気」という噂に悩まされてきた。ドラマ 『オンエアー』(2008)が放送されると、女優のキム・ハヌルが演じた主人公オ・スンアが、プライドの高いワガママなトップ女優だったことに関心が集まり、オ・スンアの実際のモデルはソン・イェジンではないかと噂された。

ソン・イェジン

ソン・イェジン「あんな俳優は韓国にはいないと思う」(画像出典:YouTube MBCentertainmentt動画キャプチャー)

ソン・イェジンはこれに対し、「『オンエアー』は興味を持って何度か見たが、私はオ・スンアではない。あんな俳優は韓国にはいないと思う。後輩の髪をつかんで挨拶させるなんて話にならない」と述べた。

2つ目の「ナイトクラブ常連説」について

ソン・イェジン

2つ目 ソン・イェジンはナイトクラブの常連?(画像出典:YouTube MBCentertainmentt動画キャプチャー)

ソン・イェジンが大邱出身にも関わらず、高校の時から釜山(プサン)にあるナイトクラブによく通っていたという噂がある。

ソン・イェジンは、この件について「映画『君に捧げる初恋』(2006)の撮影中、宿舎の下にあったナイトクラブに行ったことがある。釜山で一番有名なナイトクラブと言われていたが、当時、私の姿を見たという噂が間違って伝わった。ナイトクラブは高校の遠足のとき、その遠足が終わってから好奇心旺盛な女子生徒10人くらいで一緒に行った。釜山ではなく大邱で一度だけ行ったことがある」と言い「常連ではない」と強調した。

ソン・イェジン

ソン・イェジン「常連ではありません!」(画像出典:YouTube MBCentertainmentt動画キャプチャー)

3つ目の「江北犬卑下発言」について

ソン・イェジン

3つ目 ソン・イェジンは江北犬を卑下した?(画像出典:YouTube MBCentertainmentt動画キャプチャー)

ソウルは、ソウルの東側から西側に流れる川・漢江を中心として、北側のエリアを江北(カンブク)、南側のエリアを江南(カンナム)と言う。江北は庶民の街、江南は高層ビルが建ち並び、芸能人をはじめ富裕層が暮らしているというイメージだ。

2002年6月、あるCM撮影現場でソン・イェジンが、一緒に撮影していた100匹の犬からひどい臭いがすると激怒し「江北の犬だからじゃないか。次は江南の犬を連れてきてほしい」と要求したという噂が勃発。

ソン・イェジンは「ちょうど雨がたくさん降った日で、子犬から臭いがした。よりによって臭いで顔が歪んだ時に、現場にいた誰かがその写真を撮ってインターネットに掲載した」「こんなにたくさんの子犬をどこから連れてきたのか尋ねたら、誰かが”江北から連れてきた”と答えた。それが写真とともに誤って伝わった」と釈明。ソン·イェジンは「思いもよらなかったことが間違って伝わってデマになった。 特に悩んではいないが、心は痛い」と胸中を吐露している。

ソン・イェジン

思いもよらなかったことが間違って伝わりデマに‥(画像出典:YouTube MBCentertainmentt動画キャプチャー)

どんな芸能人も、些細なことで誹謗中傷を浴びたり、悪質なデマが広まったりすることはあるが、それに心を痛めない人はあまりいないだろう。噂をする側は特に気にしていないかもしれないが、こういったことが積み重なり、芸能人自ら命を絶つことにも繋がりかねない。

SNSの利用が広がっている今、悪質なデマや誹謗中傷は犯罪だということを理解し、もっと社会全体でネットリテラシー教育を考えていくことが重要だ。こんな悪質デマに悩まされる芸能人が、1人でも減ることを願っている。