今や世界に誇れるコンテンツとなった韓国ドラマだが、その影響は良いものだけではなかった。最近韓国のあるメディアで、パク・ボゴムになりすました人物が、韓ドラファンのブラジル人女性に詐欺を働いたことが報じられた。

“韓国ドラマ”をエサに、悪事を働く者が現れた。

“パク・ボゴム”の名を騙った詐欺行為が発生した

“パク・ボゴム”の名を騙って悪事を働くブラジル人男性があらわれたという。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

最近ブラジルでは、韓国ドラマファンの女性をターゲットに詐欺行為が横行しているという。

これを受けて、外交当局は注意を呼び掛けている。

ある韓国ドラマファンのブラジル人女性は、インスタグラムで“パク・ボゴム”と名乗る男性と知り合ったそうだ。

ダイレクトメッセージでやり取りをする中で、自称“パク氏”は、ブラジルへ該当女性に会いに行くという意欲を見せ始める。

そして「(ブラジルに行くこと)事務所を通すと、複雑な手続きが必要になるから、航空券を含めた必要な旅費を立て替えて欲しい」と言われた女性は、本人と思い込み舞い上がってしまい、友人知人からお金を借りて1300万ウォン(約130万円)を送金。

お金を送ると、自称“パク氏”と連絡が付かなくなり、ようやく疑いを持った女性は外交当局に申告したという。

サンパウロ警察領事によると、犯人は現地のブラジル人男性であることが判明。また、この手の被害届は6~7件発生しているそうだが、金銭を送ってしまったのはこの女性一人に留まっている。

また同領事は「韓国のスターは、絶対に個人的にお金を要求などしないと、警告文を作って知らせる予定だ」と伝えた。

韓国や日本のファンは、すでに彼の人となりを知っている範囲で把握しているため、このような事は「あり得ない」と思えるが、おそらくそこまでの情報が届いていない国や地域で、この手の事案が発生したものと見られる。

どんなに「自分は大丈夫」と思っていても、予想だにしないところから、悪魔の手は忍び寄ってくるもの。手口はどんどん巧妙になり、何が本物で何がニセモノかを見分けることが本当に難しくなっている。

今回のことは誰しもが対岸の火事ではないと、戒める必要がありそうだ。

(構成:Danmee編集部)






パク・ボゴム

2011年映画『ブラインド』でデビュー。

以降、映画『コインロッカーの女』(2015)、ドラマ『君を憶えてる』(2015)などに出演。

『恋のスケッチ~応答せよ1988~』(2015-2016)で天才棋士チェ・テクを演じブレイク。2016年8月より放送されたドラマ『雲が描いた月明り』で地上波初主演を果たし、爆発的人気を得る。

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