8月31日、韓国海軍に入隊することが伝えられた俳優パク・ボゴム。彼の所属先や任務はどのようなものだろうか?Danmeeは、韓国海軍や兵務庁の資料を基にパク・ボゴムの”近未来の任務及び活動地域”を類推してみた。

パク・ボゴムが8月31日、韓国海軍に入隊する。

俳優 パク・ボゴム

8月31日に入隊する俳優パク・ボゴム(写真提供:スポーツ韓国)

所属事務所のBlossomエンターテインメントは25日、「パク・ボゴムが海軍文化広報兵に合格したため、来る2020年8月31日に入隊する予定」とし「元気に国防の義務を履行できるよう応援をお願いする」と、パク・ボゴムの入隊を正式に公表した。

明知(ミョンジ)大学にてミュージカルを専攻したパク・ボゴムは、今月1日に韓国海軍本部で軍楽兵の実技と面接試験を受けたと伝えられた。彼が海軍に志願した背景には、海軍出身の父親の影響が大きかったと言われる。

韓国を代表するビッグスターの入隊は、韓国のみならずここ日本でも話題となった。しかし、メディア各社は既に2ヵ月後に迫ったパク・ボゴムの入隊を伝える記事を打電したものの、彼の海軍での所属及び任務については詳しく紹介していない。”軍楽兵”の試験を受けたことにより、海軍軍楽隊所属となることは推測されているが、詳細には触れていないままだ。

そこでDanmeeは、韓国海軍や兵務庁の資料を基にパク・ボゴムの”近未来の任務及び活動地域”を類推してみることにした。

軍楽隊の受験資格と任務

海軍の軍楽隊に志願するための必須条件は”楽器関連専攻及び特技所有者”であること。周知のとおり、パク・ボゴムのピアノ演奏の実力は自他共に認めるほど。今回軍楽隊合格に至ったのも、そのピアノの実力が認められたからこそだとされる。

ピアノを演奏しているパクボゴム

過去、音楽番組『ユ・ヒヨルのスケッチブック』でピアノの演奏を披露したことのあるパク・ボゴム(画像出典:YouTube KBS Kpop動画キャプチャー)

ピアノの実技試験の場合、

・自由曲演奏
・基礎実技及び音楽性評価
・指定曲演奏
・正確な読譜能力評価

の4項目でテストが行われる。

ピアノパートは、募集人員が少ないため、激しい競争を勝ち抜かなければならない。海軍軍楽隊の試験に1~2年浪人する人も少なくないと言われている。

合格後は、志願した日から3か月以内に入隊して20ヵ月の軍服務にあたる。
6週間の基礎軍事訓練は、海軍教育司令部内 基礎軍事教育団で行われ(釜山国際空港から約1時間ほど 地図をみる)その後、自隊配置(兵士が除隊まで服務する部隊)を受け、所属部隊で任務を開始する。主な任務は海軍の各種行事での楽器演奏である。本来の身分は”兵士”であるため、定期的に射撃や行軍などの軍事訓練もこなさなければならない。有事の際にはもちろん戦場に動員され、兵士の士気を鼓舞するための活動を行うとされる。

パク・ボゴムの所属部隊と地域(ファンレターはどこに?)

入隊後は、6週間は海軍教育司令部内 基礎軍事教育団で教育を受けるが、基礎訓練が終了すると、自隊配置のため全国の海軍基地や艦隊に移動する。
韓国海軍の軍楽隊は、以下の通り全部で8ヶ所の基地と艦隊に設置されている。

・海軍本部(忠清南道 鶏龍市)
・鎮海基地司令部(慶尚南道 昌原市)
・海軍作戦司令部(釜山市 南区)
・海軍教育司令部(慶尚南道 昌原市)
・韓国海軍第一艦隊(韓国東海岸 母港は江原道 ドヘン市)
・韓国海軍第二艦隊(韓国西海岸 母港は京畿道 ピョンテク市)
・韓国官軍第三艦隊(韓国南海岸 母港は全羅南道 霊岩郡)
・済州海軍基地(済州特別自治道 ソギィポ市)

パク・ボゴムが服務する軍楽隊は、上記のうちどれかになるだろう。あくまでも予測であるが、海軍の対民間行事が多い鎮海基地司令部、もしくは海軍教育司令部(慶尚南道 昌原市)に配属される可能性が高い。両司令部が位置する昌原市には、韓国最大のさくら祭りである”軍港祭”が毎年4月上旬に行われている。この祭りには全国から多くの観光客が押し寄せるため、海軍としては広報活動を行う最適なイベントであり、パク・ボゴムの人気と知名度を存分に活用するだろう。

ファンレターの送り先だが、韓国の『国家地理情報保安管理規定(国土海洋部訓令第653号)』により、軍事施設の正確な住所は非公開となっている。インターネットで調べると、上記の本部や司令部の住所が見つかったものの、正確な住所なのか(そもそも、パク・ボゴム本人に届くのか)不明であるため、送り先の記載は割愛しておく。


『軍港祭』でパレードを行う海軍軍楽隊(動画出典:Youtube)

勤務変更の可能性は?

軍楽隊から”海軍広報団”に選出される場合もある。
海軍広報団とは、対民間行事を中心とする海軍本部直轄の部隊である。主に公演やボランティア活動、巡航訓練艦隊に同乗して海外での文化広報活動などを行う。
軍楽隊出身の兵士は、海軍広報団に転勤になっても、本来の任務である楽器演奏を全うする。が、パク・ボゴムのような韓国や海外で人気の高いスターなら、海外での行事参加も有り得るだろう。海軍ではないが、人気俳優ヒョンビンも海兵隊時代にインドネシアの首都・ジャカルタで行われた韓国文化行事に参加したことがある。
もしかするとパク・ボゴムの来日の可能性もあり得そうだ。近年日韓関係が冷えきっている状態だが、過去に日韓両国は軍事外交の一環として、共同軍事訓練などを行ったことがある(最近だと2017年神奈川県横須賀で実施)。付帯イベントや文化公演も行うとされているが、このような日韓共同行事に、日本でも知名度が高いパク・ボゴムが参加する日が来るかも知れない。