これまでも、韓ドラファンにその名は知られていた。イケメン、高身長、公開恋愛をしても人気が落ちることはなく、日本でファンミーティングを開催するほどの人気もある。しかし、だ。ここに来て“役者”としての認知度を、格段に上げたのではと思わせる俳優がいる。ナム・ジュヒョクだ。
ナム・ジュヒョク 第1章~モデルを夢見た青年を支えた ‘なにくそ根性’に続き、ここではナム・ジュヒョクが俳優になってからのヒストリーを綴る。

2014年MAMAに出席したナム・ジュヒョク。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
1994年、『インヨ姫(tvN)』でドラマデビューを果たしたナム・ジュヒョク。
作品の評判が芳しくなく視聴率も不振続きで、全14話の予定だったが10話で打ち切りに。苦いデビュー戦となったが、ナム・ジュヒョク自身の評価は悪くなく、初演技ながらもお茶の間には受け入れられた。メインキャストの恋愛よりも、ナム・ジュヒョクとキム・スルギのサイドラブラインを応援する声が大きかったという。

記念すべき俳優としての第一歩を踏み出したドラマ『インヨ姫』(左から6番目)。(画像出典:tvN)
そして翌年、ナム・ジュヒョクは5回のオーディションを経て、KBSドラマ『恋するジェネレーション』に出演、2作目にしてメインポジションを手にする。
本作は、韓国で若手俳優の登竜門と呼ばれる“学校シリーズ”であり、やはり彼も噂に違わず、このドラマ出演をきっかけに、一気にライジングスターへと躍り出るのだった。
『恋するジェネレーション』出演後、彼はインタビューで「自分には何が足りなかったのか、ドラマを何度も見返しているんです」と言及。また「ドラマのプロデューサーさんから、”努力しなければチャンスはやって来ない”と言われたことが、すごく心に残っていて‥。だから、演技で悔しい思いをしたら、バスケ部時代にシュート練習を1日に何百回もしたように、演技でも基本を磨いていきたいです」と打ち明けている。

2作目の出演作『恋するジェネレーション』で主役級のポジションへと階段を駆け上がった。(画像出典:ナム・ジュヒョク 公式Instagram)
ほんの1年前まで、“俳優”という職業に興味がなかったナム・ジュヒョクは、気が付けば演技という魅力にすっかり憑りつかれていた。
ある俳優が「その時には最善を尽くしているけど、後で見るとやっぱり何か足りないと思ってしまう。俳優をやっている以上、おそらく一生満足することはないと思う」と口にしていた。おそらくは、ほとんどの俳優がそう感じるのだろう。ナム・ジュヒョクも、然りだ。
俳優と言う職業に真摯に向き合い続ける彼の悪い話は、メディア上で聞いたことがない。しかし、韓国芸能界で”過去の校内暴力暴露”がネットを連日騒がせていた2021年初旬、一度だけ不安な要素でナム・ジュヒョクの名が挙がったことがある。
それは彼のと同業者であり親友として知られるジスが、過去の暴力議論を認めた時のことだ。

ドラマ『麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』で共演したジスとナム・ジュヒョク。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
ドラマ共演後、互いの家を行き来するほど親しくなり、また2人でバラエティー番組にも出演していたため、“ナム・ジュヒョクにも、過去に不安要素があるのでは”と噂されたのである。
しかし、それは杞憂に終わった。
ナムジュヒョクはかつてインタビューで「高校1年の時から、僕に世話を焼いてくれる担任の先生に出会ったおかげで、グレずにすんだ」と答えている。また「僕に特別厳しい面があって、本当にたくさん殴られた。そのおかげで、静かな学生生活を送ることができた」と付け加えた。
バスケの道が絶たれたナム・ジュヒョクは、背も高く器量も良い。そんな彼を見た当時の担任は、きっと「一歩間違えれば、足を踏み外してしまうかもしれない」と、心配したのだろう。
(関連記事)ジスの校内暴力認定で浮上した ‘親友’ ナム・ジュヒョクの名前「類友ではない?」
周囲の人たちにも恵まれ、モデルという夢に向かって真っすぐ進んでいくことができたようだ。
そして、演技に魅せられたナム・ジュヒョクは、韓国俳優界を背負って立つ次世代俳優への道へと、歩みを進めていくのだった。
ナム・ジュヒョク
モデルとして活動後、2014年ドラマ『インヨ姫』で俳優デビュー。
以降、ドラマ『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』(2016)『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』(2016)でバイプレーヤーとして活躍して頭角を現し、同年『恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ』では女優のイ・ソンギョンとダブル主演を務め、人気を博す。
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