ブレイク中の俳優ソンフンが主演を務め、韓国で人気急上昇中のドラマ『結婚作詞 離婚作曲』。続々と放たれる生々しいセリフの数々に中毒症状を起こす視聴者が続出中のよう。特に不倫にまつわる赤裸々な会話が注目を集めている。 (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

2021年1月よりTV CHOSUNでスタートしたドラマ『結婚作詞 離婚作曲』が韓国でじわじわと人気を集めている。日本でもNetflix(ネットフリックス)で同時配信されており、ストーリーに加えオンタイムで楽しめるとドラマファンの間では話題の作品だ。

本作は、成功した30代、40代、50代の魅力的な3人の女性主人公に降りかかった想像もできなかった不幸や、真実の愛を求める夫婦たちの不協和音を描いたドラマ。

弁護士パン・サヒョン(ソンフン)とラジオDJである妻のプ・ヘリョン(イ・ガリョン)の30代夫婦、精神科院長のシン・ユシン(イ・テゴン)とラジオ番組のメインプロデューサー、サ・ピヨン(パク・チュミ)の40代夫婦、大学教授のパク・ヘリュン(チョン・ノミン)とラジオ番組のメイン作家であり、常に夫を献身的に支えてきたイ・シウン(チョン・スギョン)の50代夫婦と、3組の夫婦を中心にストーリーが構成されている。

俳優のチョン・ノミンはドラマ『結婚作詞 離婚作曲』で大学教授のパク・ヘリュン役を演じる

ドラマ『結婚作詞 離婚作曲』で大学教授のパク・ヘリュン役を演じる俳優のチョン・ノミン (記事・写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

一見、よくある夫婦もののヒューマンドラマのように見えるが、本作は揃いも揃って”不倫劇”を展開するという穏やかではない空気を漂わせている。次々と起きるハラハラとした展開が視聴者の心を掴み、放送スタート時には5%だった視聴率も、2月14日に放送された第8話ではその倍の10%を記録するほど(ニールセン首都圏基準)。ドラマで苦戦を続けてきたケーブルテレビ局、TV CHOSUNとしては注目するに値する数字だ。

特に視聴者を魅了しているのは、生々しいまでの本音をさらけだした現実味あるセリフの数々だ。

13日の放送ではパク・ヘリュンとイ・シウンの50代夫婦を主人公に、パク・ヘリュンの浮気が家族に知られてしまうという緊張感あふれるシーンが描かれた。劇中、家族全員が集まった席でパク・ヘリュンは離婚を宣言し、そこで放たれたパク・ヘリュンのセリフがこうだ。

「これまで良くしてきたのに、1度の失敗で私の胸に短刀を突きつけるのか? 今まで家長として私がやってきたことは?」

「私が今まで飢えさせてきたことはあるのか。月給を使い果たしたか? 虐待をしたか?」

「1人の男がどうやって死ぬまで1人の女性だけを愛するのか。私はイエス・キリストでも仏でもなく」

本音がだだ漏れしたフレーズをずけずけと言うばかりか、開いた口が塞がらないような厚かましさや開き直り、身勝手な持論が随所に見られ、妻側から見ればただただ呆れるばかりだろう。

しかしこのようなセリフの数々は、以前にどこかで聞いたことがあるような、身近な夫婦のいざこざを覗いているかのような現実味がある。それも韓国だけでなく、日本やアメリカなど海外での現実世界やドラマ作品でもよく聞かれ、まるで世界共通とも取れる”不倫男の言い訳”のオンパレードだ。

ドラマの世界だからとソフトな言い回しをせずに、リアルさを追求した生々しいセリフが随所に見られ、国境を越えた”生の声”を直球で投げつけた。
これが本作の人気を加速させている最大の理由だろう。

シンプルながらもズバッとど真ん中を射抜くかのような鋭さを持ち、生々しい修羅場を展開する。これぞ”*麻辣(マーラー)味ドラマ”と言わんばかりの刺激と衝撃、そして後引く好奇心を併せ持ったドラマ『結婚作詞 離婚作曲』が人気急上昇中なのも頷ける。

*麻辣(マーラー)味ドラマ‥独特で刺激的、つい見てしまう中毒性のある作品

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