• 魅力的な新作韓国ドラマが放送を控え、日本でも女性ファンを中心に関心が高まっている。
  • 一方、韓国ではどんな作品が話題なのかをチェックするため、『DataLab.』のビッグデータを利用した調査を実施。
  • 今回は10月放送予定の韓国ドラマで、女性から特に注目を集める作品をご紹介する。

今月も新作韓国ドラマの情報が次々に公開され、日本でも女性ファンを中心に関心が高まっている。そんな中、韓国では一体どんな作品が話題となっているのだろうか。

そこで今回は韓国で最もシェアが高い検索エンジンNAVERを利用した『DataLab.』(ビッグデータ)から新作ドラマの注目度を分析した。

『DataLab.』では、NAVERで人々がどのような検索語でネット検索を行っているのかを、性別、年齢で調査することができる。

今回の調査対象は”10月放送の韓国ドラマ”。9月1日~10月1日までの1カ月間、ネットの話題のバロメーターとされる19歳から34歳までの女性を対象とした調査を行った。

本記事では、注目度1位の作品を基準の【100点】に設定し、検索ボリュームの値が高かった話題の新作ドラマをランキング形式でご紹介する。

5位『婚礼大捷』【27点】

KBS新月火ドラマ『婚礼大捷』は、SF9出身のロウンが主演を務めるラブコメ時代劇。

朝鮮時代の寡夫シム・ジョンウ(ロウン扮)と寡婦のチョン・スンドク(チョ・イヒョン扮)が出会い、年齢を重ねた未婚男女を結婚させるために、奮闘する様子がコミカルに描かれている。

2021年にはKBS『恋慕』にて初時代劇に挑戦し、好評を博したロウン。そんな彼が披露する『婚礼大捷』での演技にも注目が寄せられている。

本作は話題作でありながらも、今回の調査では比較的低めの5位に登場した。その理由としては放送日が10月下旬であることから、メディア向けのプロモーションが積極的に行われていない状況が挙げられる。

今後本格的な広報と共に、世間の関心がさらに高まると推測されている。

KBS新月火ドラマ『婚礼大捷』はSF9のロウンが主演を務める

SF9出身のロウンが主演を務めるKBS新月火ドラマ『婚礼大捷』(画像出典:KBS)

●放送予定日:2023年10月30日〜

●出演:ロウン、チョ・イヒョン他

●配信媒体:未定(2023年10月4日現在)


KBS『婚礼大捷』(動画出典:YouTube KBS Drama)

4位『無人島ディーバ』【41点】

tvN『無人島ディーバ』は、歌手を目指す女性ソ・モクハ(パク・ウンビン扮)が無人島に漂流し、15年後に救出される物語。

劇中では主人公と歌手のユン・ランジュ(キム・ヒョジン扮)の友情や、人生への再挑戦が描かれている。

パク・ウンビンが主演を務め、歌唱シーンにも期待が高まる話題作であるが、今回の調査では41点で4位という結果に。

4月には撮影現場の騒音や光を理由に、男性が現場にレンガを投げ入れたトラブルが発生していることから、現在は慎重な広報活動が行われているようだ。そのため、今後行われるプロモーション活動や、世間の反応にも注目していきたい。

tvN『無人島ディーバ』はパク・ウンビンが主演を務める

パク・ウンビンが主演を務めるtvN『無人島ディーバ』(画像出典:tvN)

●放送予定日:2023年10月28日〜

●出演:パク・ウンビン、キム・ヒョジン、チェ・ジョンヒョン他

●配信媒体:Netflix(2023年10月4日現在)


Netflix『無人島ディーバ』(動画出典:YouTube Netflix Japan)

3位『昼に昇る月』【50点】

ENAの新水木ドラマ『昼に昇る月』は、愛する恋人に殺害され、時が止まってしまったハン・ジュノ(キム・ヨンデ扮)と、前世の記憶を失ったカン・ヨンファ(ピョ・イェジン扮)の危険で切ない恋愛を描いた転生ロマンス。

主演を務めるキム・ヨンデとカン・ヨンファはそれぞれ一人二役に挑戦し、過去と現在が交錯する魅力的なストーリーを披露する予定だ。

公開されているキャラクターポスターや予告映像では、愛する人への切ない復讐や、悲劇的な展開を連想させ、見る人の感性を刺激している。没入感を高める2人の繊細な表情演技も注目したいポイントだ。

ENAの新水木ドラマ『昼に昇る月』はキム・ヨンデとピョ・イェジンの共演作である

キム・ヨンデとピョ・イェジンの共演作であるENAの新水木ドラマ『昼に昇る月』(画像出典:스튜디오지니 公式Instagram)

●放送予定日:2023年10月25日〜

●出演:キム・ヨンデ、ピョ・イェジン、オン・ジュワン他

●配信媒体:未定(2023年10月4日現在)


ENA水木ドラマ『昼に昇る月』(動画出典:YouTube 스튜디오지니)

2位『ワンダフルデイズ』【56点】

MBCの新水曜ドラマ『ワンダフルデイズ』は、ASTRO(アストロ)のチャウヌが主演を務めるファンタジーロマンス。

2020年に放送されたtvN『女神降臨』以来のラブコメ復帰作であり、放送前から視聴者の期待を高めている。

本作はキスをすると犬に変身する呪いがかけられたハン・ヘナ(パク・ギュヨン扮)と、その呪いを解くことができる数学教師のチン・ソウォン(チャウヌ扮)が繰り広げる物語。

チン・ソウォンは幼い頃のトラウマで、犬が苦手なキャラクター。チャウヌは細やかな演技と、端正でスマートなビジュアルで劇中を華やかに演出する予定だ。

MBCの新水曜ドラマ『ワンダフルデイズ』はASTROチャウヌのラブコメ復帰作である

ASTROチャウヌのラブコメ復帰作であるMBCの新水曜ドラマ『ワンダフルデイズ』(画像出典:MBC)

●放送予定日:2023年10月11日〜

●出演:チャウヌ(ASTRO)、パク・ギュヨン他

●配信媒体:U-NEXT(2023年10月4日現在)


MBC『ワンダフルデイズ』(動画出典:YouTube MBCdrama)

1位『恋人』パート2【100点】

10月放送予定のドラマの中で、『DataLab.』調査のトップに躍り出たのは、MBC『恋人』パート2。

8月〜9月に放送されたパート1では、最終回の第10話で全国視聴率12.2%を記録。今年初めて7%を超えたMBCドラマとしても注目を浴びたことからも、1位となった理由を伺うことができる。

『恋人』は丙子の乱の時代に翻弄され、すれ違う恋人たちの切ないロマンスを描いた時代劇。

パート1ではヒロインを一途に愛する男イ・ジャンヒョン(ナムグン・ミン扮)と、逞しく生きるヒロインのコ・ギルチェ(アン・ウンジン扮)が繰り広げる恋愛模様に、多くの視聴者が釘付けとなった。

ナムグン・ミンが10年ぶりに挑戦する時代劇であり、パート2では新たなヒロインの登場と、主人公との関係性にも関心が寄せられている。

ナム・グンミン主演のMBC『恋人』パート2に熱い期待が寄せられている

熱い期待が寄せられているナム・グンミン主演のMBC『恋人』パート2(画像出典:MBC)

●放送予定日:2023年10月13日〜

●出演:ナムグン・ミン、アン・ウンジン、イ・ダイン他

●配信媒体:未定(2023年10月4日現在)


MBC『恋人』パート2(動画出典:YouTube MBCdrama)

松原紗乃

K-POPや韓国ドラマ関連の記事を投稿している松原紗乃です。日頃から韓国芸能情報をチェックし、アイドルの活躍や新ドラマの配信を楽しみにしています。トレンドを通して、韓国文化の魅力を伝えられるような記事執筆を心掛けています。

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