- 今や全世界から支持されるコンテンツへと成長した韓国ドラマ。
- 毎年、その年を代表する名作が次々と誕生。特に2013年は人気ドラマの豊作の年と言われ、同時に今では大物俳優と呼ばれる韓流スターが誕生した年でもある。
- 本記事では熾烈な戦いが繰り広げられた2013年に注目。この年、最も高い視聴率を獲得した韓国ドラマTOP5をご紹介!
Netflixなど大手OTTの普及により、全世界から支持されるコンテンツへと成長した韓国ドラマ。
多様なジャンルや斬新なシノプシスで多くの視聴者を盛り上げ、毎年その年を代表する名作が誕生している。
特に今から10年前の2013年は、SBS『星から来たあなた』やSBS『相続者たち』など、アジアで社会現象を巻き起こした人気ドラマの豊作の年。そしてキム・スヒョン、イ・ジョンソク、イ・ミンホの名だたる大物韓流スターが誕生した年でもある。
そこで本記事では、数多くの名作ドラマと大物韓流スターが誕生した2013年に注目。
熾烈な戦いを繰り広げた2013年に放送された韓国ドラマの最高視聴率TOP5をご紹介するとともに、早見表で2013年の人気作品をプレイバック。果たしてどの作品が堂々たる1位に輝いた作品は・・?
第5位『奇皇后〜ふたつの愛 涙の誓い〜』(MBC)
第5位は、MBCで放送された『奇皇后〜ふたつの愛 涙の誓い〜』。
韓国の歴史上の人物、奇皇后の波乱万丈な人生をモチーフに、高麗の少女が巨大帝国「元」の皇后にまで上り詰める過程を描いた韓国時代劇だ。
初回放送は11.1%でスタート、第13話では20.2%と20%超えを達成。そして後半の第37話で最高視聴率29.2%をマークし、当時の月火ドラマの中で1位を記録した。
「奇皇后」という実在の人物をモチーフにし、一部歴史的事実に基づいて制作された本作だが、奇皇后の英雄的な姿を描くため過度に美化したという点など、数多くの指摘が放送当初や放送後にもあがっている。
しかし名優たちの優れた演技力が評価され、主演のハ・ジウォンをはじめチュ・ジンモ、チ・チャンウク、ペク・ジニは本作を通じて各授賞式で賞を受賞。
特にハ・ジウォンは『2013MBC演技大賞』で「大賞」「PDたちが選んだ今年の演技者賞」「男女人気賞」の3冠を手に入れた。
●出演:ハ・ジウォン、チュ・ジンモ、チ・チャンウク、ペク・ジニ 他
●韓国放送期間:2013年10月28日~2014年4月29日
●話数:全51話
●最高視聴率:29.2%
●配信媒体:U-NEXT、Hulu、Amazon Prime、TELASA、Abema (2023年9月27日現在)
第4位『百年の遺産-ククスがむすぶ愛-』(MBC)
第4位はMBCで放送された『百年の遺産-ククスがむすぶ愛-』。
長年の伝統を誇るククス工場を営むオム一家を中心に繰り広げられるサクセスロマンスだ。ユジン、イ・ジョンジン、チェ・ウォニョンらが出演。
記憶喪失、出生の秘密、三角関係など韓ドラの王道要素満載の本作。初回放送は13.8%でスタートし、折り返し地点の第26話では20.5%、第38話と最終回で最高視聴率30.3%を記録した。
2013年に行われた年末の祭典『2013MBC演技大賞』で「今年のドラマ賞」を、『ヒューストン国際映画祭’TVシリーズ-ドラマ’部門』では「銅賞」を獲得。
●出演:ユジン、イ・ジョンジン、チェ・ウォニョン、ユン・アジョン、シン・グ、チョン・へソン 他
●韓国放送期間:2013年1月5日~2013年6月23日
●話数:全50話
●最高視聴率:30.3%
●配信媒体:Aamzon Prime (2023年9月27日現在)
第3位『天まで届け、この想い』(KBS)
第3位は、パク・セヨン×イ・ヘイン主演の『天まで届け、この想い』。
幼少期に養子に出されたチェ・セヨン(パク・セヨン扮)が実母と再会し、本当の家族と養子縁組の家族との間で葛藤し、真実の愛を見つける物語だ。
全135話で構成される本作は、21.3%と高視聴率でスタート。その後、第8話で過去最低の15.3%にまで落ちるも徐々に20%台に持ち直し、第127話で最高視聴率30.7%を記録した。
当初、全120話編成で放送される予定だったが、同時間帯の番組の中で視聴率第1位に輝くなど多くの視聴者から支持され、15話延長の全135話で幕を閉じることに。
●出演:パク・セヨン、イ・ヘイン、ユゴン、パク・ジェジョン 他
●韓国放送期間:2013年4月29日~2013年11月1日
●話数:全135話
●最高視聴率:30.7%
●配信媒体:未定
第2位『最高です!スンシンちゃん』(KBS)
第2位は韓国国民の妹、IU初主演の『最高です!スンシンちゃん』。
出生の秘密を知らずに育ったイ・スンシン(IU扮)が、厳しい芸能界でスターを目指す過程や恋愛模様、母娘の絆を描いたヒューマンドラマだ。
視聴率22.2%と好スタートを切った本作は、中間の第19話で21.7%に下がるも一定の視聴率を保ち続け、第48話で最高視聴率30.8%を更新した。
IUが演じたイ・スンシンという名は、1593年に起きた文禄・慶長の役で日本軍と戦った韓国の英雄「李舜臣(イ・スンシン)」と同じ名前。
その歴史上の人物と同じ名前を使用し、コミカルに描いている点が李舜臣将軍を侮辱しているのではないかという論争も起きたが、最終的に高視聴率をマークし幕を閉じた。
●出演:IU、チョ・ジョンソク、コ・ジュウォン、コ・ドゥシム、イ・ミスク 他
●韓国放送期間:2013年3月9日~2013年8月25日
●話数:全50話
●最高視聴率:30.8%
●配信媒体:Abema (2023年9月27日現在)
(関連記事)10年前「おじファン」からの逆風に苦しんでいたIUを救った韓国ドラマとは
第1位『王(ワン)家の家族たち』(KBS)
堂々たる第1位に輝いたのは、KBSで約半年間にわたり放送された『王(ワン)家の家族たち』。
3世代が同居する王(ワン)家を舞台に、家族愛や絆を描いたホームドラマだ。
『噂のチル姫』(2006)や『怪しい三兄弟』(2009)など、KBSの有名ドラマを手掛けたムン・ヨンナム作家が脚本を担当。「誰もが笑い、涙を流した国民ドラマ」と高評価を得ている。
全50話の本作は、視聴率20.2%と好スタートを切り、第18話で初の30%超えとなる30.7%に。その後、30%台を維持し、第48話で最高視聴率46.8%を記録した。
年末の祭典『2013KBS演技大賞』で惜しくも大賞を逃したものの、劇中を盛り上げたチョ・ソンハやイ・テランは「長編ドラマ部門 優秀演技賞」を獲得。そしてチェ・サンナム役を演じたハン・ジュワンは「男性新人演技賞」を、脚本を手掛けたムン・ヨンナム作家は「作家賞」に輝いた。
●出演:ナ・ムニ、キム・ヘスク、チョ・ソンハ、オ・ヒョンギョン、オ・マンソク 他
●韓国放送期間:2013年8月31日~2014年2月16日
●話数:全50話
●最高視聴率:46.8%
●配信媒体:Amazon Prime (2023年9月27日現在)
2013年に最も高い視聴率を獲得した作品として、上位3位まで韓国放送公社KBSが独占。
さらに第3位の『天まで届け、この想い』(KBS)以外、約50話で完結するドラマが4作も占めるという結果に。
ちなみに中華圏で大ヒットしたSBS『星から来たあなた』は最高視聴率28.1%で第6位、イ・ミンホ主演のSBS『相続者たち』は最高視聴率25.6%で第8位を記録。
そしてイ・ジョンソクが一躍ブレイクしたSBS『君の声が聞こえる』は、最高視聴率24.1%を記録し第10位となった。
2013年韓国ドラマ最高視聴率TOP10 | ||||
順位 | 作品名 | 放送局 | 出演 | 最高視聴率 |
1位 | 王(ワン)家の家族たち | KBS | ナ・ムニ キム・ヘスク チョ・ソンハ |
46.8% |
2位 | 最高です!スンシンちゃん | KBS | IU チョ・ジョンソク コ・ジュウォン |
30.8% |
3位 | 天まで届け、この想い | KBS | パク・セヨン イ・ヘイン ユゴン |
30.7% |
4位 | 百年の遺産 -ククスがむすぶ愛- |
MBC | ユジン イ・ジョンジン チェ・ウォニョン |
30.3% |
5位 | 奇皇后 〜ふたつの愛 涙の誓い〜 |
MBC | ハ・ジウォン チュ・ジンモ チ・チャンウク |
29.2% |
6位 | 星から来たあなた | SBS | チョン・ジヒョン キム・スヒョン パク・ヘジン |
28.1% |
7位 | 野王~愛と欲望の果て~ | SBS | クォン・サンウ スエ ユンホ (東方神起) |
25.8% |
8位 | 相続者たち | SBS | イ・ミンホ パク・シネ キム・ウビン |
25.6% |
9位 | ルビーの指輪 | KBS | イ・ソヨン キム・ソクフン イム・ジョンウン |
24.6% |
10位 | 君の声が聞こえる | SBS | イ・ボヨン イ・ジョンソク ユン・サンヒョン |
24.1% |
編集部おすすめ記事
こちらも投票お願いします!
こちらの検定もチャレンジ!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
韓国映画入門者におすすめ!グローバル興行「1億ドル以上」歴代大ヒット作品6選
-
日本の地上波&ローカル局に愛され続ける「鉄板時代劇」!オンエア頻度が高い韓国ドラマ12選
-
どの作品が高評価を獲得したの?今年日本に初上陸した最新韓国映画6選
-
皆「ズズズ」って知ってる?K-POPファンならおさえておきたい「頻出スラング」8選
-
Red Velvet ウェンディ、KBS新オーディション番組「ザ・エンターテイナー」の制作発表会に出席!(PHOTO10枚)
-
それ知ってた?海外ドラマが原作の大ヒット韓国ドラマ4選
-
日本の韓ドラファンも大注目!2024年を盛り上げた韓国俳優8人「次作」まとめ
-
韓国ドラマ 最新トレンドキーワード!韓国風「ピカレスク」で好評を得た作品 5選
-
日本のファンが選んだ「大俳優として安着したNo.1韓国アイドル」は2PMジュノ!
-
「国防部へ苦情」BTS V、ミン・ヒジンへのメッセージ送信は本当に「人気芸能人優遇」?
-
「ジェジュン × ジュンス」JX ソウルコンサート、キャンセル待ち続出に追加販売を発表
-
【2024年最新評価】子どもと一緒に楽しみたい!日常のスパイスとなる「成長×感動」韓国ドラマ 5選
-
aespa カリナ & ジゼル、KBS Cool FM「イ・ウンジの歌謡広場」の生放送に出演!(PHOTO10枚)
-
あなたの地元で観られるかも!11月地上波&ローカル局で放送予定の韓国ドラマ9選
-
【10月20日~26日】10%超が4作品も!韓国ドラマ 最新視聴率ランキング1~12位
-
一度も韓国ドラマを体験していない日本人におすすめ!「ハードル低い」最新話題作4選
-
「チャングムの誓い」イ・ヨンエの同期を演じた高学力女優、アメイジングな近況が話題
-
祝29歳!BTS ジミン 10月のカレンダー一面を飾ってほしい韓国男性アイドルの1位に
-
ジュノ(2PM)、ピョン・ウソクも「2024 MAMA」授賞者ラインナップ公開
-
韓国ドラマ界の「新打撃女王」キム・テリが放ったヒット作をフラッシュバック!
-
ENHYPEN ニキ「24年9月版 K-POP日本人男性メンバー人気投票」で1位に!3カ月連続の快挙
-
錚々たる銀幕スターたちの頂点に立ったのは誰?「10月韓国映画俳優ブランド評判」ベスト5
-
日本のK-POPファンが選んだ「最強童顔を誇る韓国男性アイドルのNo.1」はジェジュン!
-
【2024年版】この秋、韓国ドラマで「涙活」日本で泣けると好評の歴代作品7選
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。