子役出身の女優、キム・セロンがドラマ『Dear.M』を降板した理由について注目が集まっている。これについて韓国メディアは「キャスティング・ラインアップに書かれた”名前の表記順”によるもの」と報じており、俳優における表記順の重要さに再度関心が寄せられた。

去る14日、女優キム・セロンの所属事務所ゴールドメダリストが「キム・セロンはドラマ『Dear.M』の降板を決定した」と明らかにした。

『Dear.M』は、人気ウェブドラマ『恋愛プレイリスト』の世界観に続くロマンスドラマだ。キム・セロンは『恋愛プレイリスト シーズン4』に続き、『Dear.M』でもソヨン大学応援団のセンター、ソ・ジミン役をそのまま演じると伝えられ期待を集めたが、最終的に降板が決定した。

キム・セロン

子役出身の女優、キム・セロン(画像出典:キム・セロン公式Instagram)

キム・セロンの突然の降板は、キャスティング・ラインアップに書かれた”名前の表記順”によるものと見られる。

キム・セロン側はKBS側のキャスティング・ラインナップの発表後、女優パク・ヘスより後ろに名前が表記されたことに対して異議を申し立てたが、制作会社側はこれを穏便にまとめることができなかった。結局、主演クラスの女優である2人の間で起こった神経戦の中で、キム・セロンが降板することで一段落したという。

パク・ヘス

女優パク・ヘス(画像出典:パク・ヘス公式Instagram)

この件について、韓国メディアの”マネーS”は「キム・セロンがドラマ『Dear.M』から降りた理由はパク・ヘスとの名前表記の順番によるものだという報道が出てきた中で、2016年に放送されたドラマ『帰ってきて ダーリン!』が再び話題を集めている」と報じている。

名前表記の順番、クレジットタイトルなどは、それぞれの俳優の影響力を判断する基準になるため、業界では敏感に反応してしまう案件だ。劇中のキャラクターの比重を考慮して決めるが、意見が食い違う場合はデビュー年度を基準にすることもある。

このような問題は俳優自身の意向と言うよりは事務所側の”熱”によるものが多いと見られ、これまでに過去、何度となく物議を醸したことがある案件だ。

キム・セロンの話題が世間を駆け巡る中、再び関心を集めたのが、2016年に放送されたSBSドラマ『帰ってきて ダーリン!』。
本作は出演の割合に応じて、ピ(RAIN)ことチョン・ジフン、オ・ヨンソ、キム・スロ、イ・ミンジョンの順で名前を挙げようとしたところ、表記順を巡って内部でトラブルが起こったという。一部の役者が名前の順番を巡り、敏感な反応を示したのだ。

SBSドラマ『帰ってきて ダーリン!』ポスター(画像出典:SBS)

当初、ポスターの下の部分に表記するはずだった出演者の名前は、ここでは見かけられない。その代わりにチョン・ジフン、オ・ヨンソ、イ・ミンジョン、キム・スロ、キム・イングォンら俳優たちの写真の横に名前が記されている。これは俳優への考慮面から見ても、さらにデザイン面から見ても美しくまとまっており、事を穏便に運んだ成功例と見てとれる。

芸能界で活躍する人々はみな、それぞれの分野でそれぞれの能力を惜しみなく発揮し、数多くの名作を遺している。作品を重ねれば重ねるほど自身の成長やキャリアを高めることになり、さらに”自信”としても力を放つのものになるのではないか。

自身がブランドである芸能人たちが表記順やクレジットタイトルにこだわるのも、彼らがこれまでに重ねてきた血の滲むような努力、それにより披露される卓越したパフォーマンスといった”自信”があるからこそのようにもとれる。たかが表記順なのかもしれないが、されど表記順でもあり、彼らにとってそれは譲れないプライドのひとつなのかもしれない。

子役時代から確かな演技力でフィルモグラフィーを重ね、世界に名を広めた実力派女優のキム・セロンと所属事務所側は、彼女の輝かしいキャリアを高く誇り、それを貫いたように感じられる。