韓国ドラマ『太陽の末裔』のモデルだったのではないかと囁かれていたエリート軍人イ・グン大尉。最近、突如としてスターになった彼に数々の疑惑が降り注ぎ、大衆に衝撃を与えている。

韓国ドラマ『太陽の末裔 Love Under The Sun』で、ソン・ジュンギが演じたユ・シジン大尉のモデルだったのではないかと囁かれていたイ・グン大尉。最近、彼の不祥事が次々と発覚し物議を醸している。

イ・グン大尉は、アメリカ・バージニア軍事大学を卒業した後、韓国・海軍特殊戦旅団(UDT/SEAL)での軍事訓練を修了し、2014年に除隊。最近、Youtubeチャンネル『偽者の男(ガチャサナイ)』で実戦を彷彿とさせる厳しい訓練方式を披露し、無名の存在から突如としてスターになった人物だ。

『太陽の末裔』のモデルと囁かれたイグン大尉

『太陽の末裔』ユ・シジンのモデルと囁かれたイ・グン大尉(画像出典:イ・グン大尉 Instagram)

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最近、イ・グン大尉には、知人との金銭問題、セクハラ問題、偽の経歴問題など様々な疑惑が浮上している。

10月11日、韓国の有名Youtubeチャンネル『芸能部長』のキム・ヨンホ前スポーツ新聞記者は、映像を通じて、イ・グン大尉の国際連合(UN)勤務虚偽経歴や、セクハラ事件で処罰を受けたことを暴露し、ネットユーザーに衝撃を抱かせた。

キム記者は、「イ・グン大尉は、UNでの勤務経験が無いにも関わらず経歴に嘘をついている」とし「さらに2017年11月、江南(カンナム)のあるクラブで20代女性のお尻を触り、わいせつ行為をしたとして、翌年11月に罰金200万ウォン(約20万円)を宣告された」と伝えた。

世論の批判が激しくなると、イ・グン大尉はUNで勤務していた頃のパスポートをインスタグラムで公開。さらに自身のYoutubeチャンネルを通じて「セクハラ容疑で処罰を受けたことはあるが、いかなる行為もしなかった。これを明確にするために私の意志で最後まで控訴した」と反論。

続けて「当時、防犯カメラが3台があり、わいせつ行為をしていないという証拠が出てきたにも関わらず、被害者の一貫した陳述だけが証拠になり判決が成された」とし、「やむを得ず法の判断に従わなければならず、悔しくてぞっとする」と、暴露内容を一蹴し法的対応を予告した。

UN勤務時のパスポートを公開

UN勤務時のパスポートを公開(画像出典:イ・グン大尉 Instagram)

以後、イ・グン大尉のSNSには、「イ・グン大尉を信じてる」「メンタルまで強靭だ」など彼を擁護するコメントが溢れる一方で、「軍人のイメージを失墜させないでほしい」「タマネギ男(チョ・グク)の再来だ」など彼を批判する声も寄せられている。

“タマネギ男”とは、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の最側近だったチョ・グク前法務部長官のことを指す。息子の兵役逃れや娘の大学不正入試など、家族をめぐるスキャンダルが剥いても剥いても明るみに出てくることから揶揄されたあだ名だ。イ・グン大尉も疑惑が次々と出てくることから”タマネギ男”と呼ばれたのだろう。

イ・グン大尉は「有名になるということが、どれほど危険なことか悟っている」とし「解明する価値さえない内容が刺激的に編集されて暴露という形で私を追い詰めている」と主張し、「絶対揺れずに、今後もすべてのことが私に与えられた責任だと考え、最善を尽くして説明していく」と伝えた。

イグン大尉

イ・グン大尉(画像出典:イ・グン大尉 Instagram)

一方、イ・グン大尉の経歴を暴露したキム記者という人物。実は、彼は過去に、ソン・ジュンギの新しい交際相手は弁護士だというデマを広め、これにソン・ジュンギ側は「事実無根」と公式的な立場を明らかにして法的対応を予告したことがある。また、映画『パラサイト』のポン・ジュノ監督やソン・ガンホをリベラル派で反米主義者と非難し物議を醸した前歴も持っている。そのため、今回のイ・グン大尉の暴露も「どこまでが本当なのか‥」と半信半疑の様子を見せるユーザーも多々いる。

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今も絶えることなく続いているイ・グン大尉の論議。各種暴露が度重なり、放送や広告が下ろされるという苦境に陥っている中でも、イ・グン大尉はインスタグラムを通じて日常を公開し堂々とした歩みを継続している。





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