- SNSの“闇”に焦点をあてた韓国ドラマが、話題を集めている。
- 演出上、多少の誇張はあるものの、インフルエンサーの実態など、SNSの“弊害”をリアルに描いていると反響は高いようだ。
- そこで、SNSに翻弄される人々が登場する、最新韓ドラ作品を2つご紹介する。

SNSの弊害を描いた、ENA『ハピネスバトル』とNetflixオリジナルシリーズ『セレブリティ』(画像出典:ENA・Netflix)
SNSの恐ろしい一面を扱った韓国ドラマが、反響を呼んでいる。
Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『セレブリティ』と、ENAドラマ『ハピネスバトル』の2作品である。
6月30日に公開された『セレブリティ』は、2週連続で、Netflix非英語圏テレビ部門視聴時間TOP10にランクイン。公開初週は8位、2週目には1位を記録した。
そして、5月31日から韓国で放送開始となった『ハピネスバトル』は、初回視聴率こそ0.7%だったが、物語の後半に行くほど視聴率が上昇。最近放送された最新話(第14話)の視聴率は2.8%と、自己最高を更新した。
ENAが同時間枠で放送していた前作『ボラ!デボラ~恋にはいつでも本気~』は、自己最高視聴率が1.2%だったため、その2倍を超える数字を獲得する人気を見せている。
SNSの弊害を描いたドラマ
Netflix『セレブリティ』とENA『ハピネスバトル』は、SNSの波及力とその副作用に焦点をあてたストーリーで、視聴者の注目を引いている。
韓国メディアは「フィクションだけに誇張された部分も多いが、ドラマで描かれるSNSの副作用は、ある程度事実に基づいている」と伝えている。
ドラマの演出上、多少のやり過ぎ感は否めないものの、世間に影響力を及ぼすインフルエンサーが社会的に物議をかもしたり、SNSの購読者を利用して商業的な利益を得る事例や、SNSを通じて財力などを比較しながら疲労感を訴えることはよくあること。
SNSは、世界中で利用されているコミュニケーションツールなだけに、SNSが映像コンテンツの素材として登場することは、今後も続くものと見られている。
そこで本記事では、SNSの「裏と闇」をリアルに描いていると反響の高い話題の韓国ドラマ、2作をご紹介する。
Netflix『セレブリティ』
まずは、SNSで数十万または数百万人のフォロワーを保有するインフルエンサーの争いと素顔を描いた、Netflixオリジナルシリーズ『セレブリティ』。
日本のNetflixでも、“今日(7月18日)のTV番組TOP10”で、9位にランクインしている人気作品である。
本ドラマは、父親の会社の倒産によってお嬢様から一転、平凡な化粧品販売員となった主人公アリ(パク・ギュヨン扮)が、インフルエンサーとしてセレブの世界に足を踏み入れる物語。

『セレブリティ』で主人公アリを演じている、女優パク・ギュヨン (画像出典:Netflix Korea Twitter)
劇中に登場するインフルエンサーは、特定の商品やブランドを言及するだけで莫大な広報効果を上げ、人気を背負って事業を行い、莫大な利益を得る権力者として描かれている。
権力を持ったインフルエンサーたちは、SNSのフォロワー数や財力などで“階級”を分ける。自身のフォロワーを集めるためには、他のインフルエンサーの“侍女”になることも。
また、有名ファッションブランドのコピー商品を売るなど不正な手法でお金を稼いだり、未確認の情報をSNSに流布し、誰かを狙撃し破滅に追い込む姿なども出てくる。
ブランド品に囲まれた、セレブの優雅で贅沢な生活ぶりには憧れる部分もあるが、一見「華やか」に見える世界の裏には、“階級”争いやアンチからの攻撃、嫉妬や敵対心など、人間の「黒い」部分が潜んでいる。
『セレブリティ』では、SNSに翻弄されるセレブやインフルエンサーの実態、そして人間の恐ろしい本性なども描かれている。

インフルエンサーとして、セレブの世界に足を踏み入れるアリ(左) (画像出典:Netflix Korea Instagram)
『セレブリティ』
ENA『ハピネスバトル』
続いて、SNSでは幸せを誇りつつも、互いに妬み合っている女性たちの争いを描いた、ENAの新作ドラマ『ハピネスバトル』。
本作は、し烈なSNSバトルを繰り広げる母親たちの1人が謎の死を遂げ、事件の鍵を握りながら秘密を隠そうとする者と、それを明らかにしようとする者の壮絶な戦いを描いたサスペンススリラー作品。
同じ高級マンションに住み、同じ英語専門幼稚園のママ友が、SNSを通じてそれぞれの“幸せ”を競い合いながら、心理戦を繰り広げるストーリーとなっている。

母親たちが激しいSNSバトルを繰り広げる、ENAドラマ『ハピネスバトル』(画像出典:ENA)
メインキャストは、イエル、チン・ソヨン、チャ・イェリョン、パク・ヒョジュ、ウ・ジョンウォン。
インフルエンサーであり、2人の娘の母親であるオ・ユジン(パク・ヒョジュ扮)は、いつも演出した写真をSNSに掲載し、幸せな家族の姿をアピールしている。同じマンションの住民たちとは、SNSでは親しい間柄だが、実際は互いに嫉妬し中傷し合う。
幼稚園でミュージカルをやるとなれば、自身の子どもを主役にしようと躍起になる。SNSには、お互いの子どもの写真や動画に、皮肉を込めた書き込みを残す。
SNSで幸せな日常を共有する母親も、裏では、自身の幸せを守るために他人の幸せを壊そうと、嫉妬心をむき出しにする。
そんな『ハピネスバトル』の放送は、残すところ、7月19日20日放送分の2話。SNSに翻弄される母親たちを描いたドラマは、どんな結末を迎えるのだろうか。

ENAドラマ『ハピネスバトル』は、果たしてどんな結末になるのか!? (画像出典:ENA Twitter)
『ハピネスバトル』
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