- 韓国ドラマは2020年から、VOD&OTTの利用者急増の波に乗って世界的支持を得るコンテンツへと成長した。
- 日本では『愛の不時着』(tvN/2019)と『梨泰院クラス』(JTBC/2020)が、社会現象を巻き起こしたのが記憶に新しい。
- 本記事では、もし当時配信されていたら第4次韓流ブームの主役になっていた可能性が十分にある、以前の名作を紹介する。
韓国ドラマは2020年に、コロナ禍によるVOD&OTTの利用者激増の波に乗り多くのファンを獲得、アジアを超えいまやグローバル人気を誇るコンテンツとなった。
日本では第4次韓流ブームが到来、『愛の不時着』(tvN/2019)と『梨泰院クラス』(JTBC/2020)が社会現象を巻き起こし韓ドラファンの底辺を拡大、一部ではなく大衆の日常へと溶け込むきかっけに。また海外セレブニュースのトップを飾るのは、ハリウッドスターから韓国俳優&女優へと変化した。
VOD&OTTがもたらした影響は、無視できないほど大きいのが事実だ。
ではもし、2020年以前に本国はもちろん日本の韓ドラファンも魅了した名作が、2020年以降に配信されていたらどうだっただろうか。
本記事では、VOD&OTTの勢いに乗っていれば「第4次韓流ブームの主役になっていたかもしれない」ちょっともったいない作品を6つ紹介する。
トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜 (2016)
不滅の人生を終わらせるため人間の新婦が必要なトッケビ、彼と奇妙な同居生活をはじめる記憶喪失の死神、そんな彼らを前に自分がトッケビの新婦だと主張する少女が現れ繰り広げられるファンタジーロマンス。
ラブストーリーに男同士の友情とコミカルさをプラスし、輪廻を題材に謎が解けていく物語をはじめ、映画を観ているかのような圧巻の映像美やストーリーと調和したOSTなど、どこを切り取っても何一つとして欠けた点がないのが特徴の作品だ。
非現実的な設定だが、不思議とストーリーに没入できその世界観から抜け出したくないとさえ思わせる魅力が。最終話では、多くの人を”トッケビロス”に陥らせ、いまだ不朽の名作として多くのドラマファンの心に残り続けている。

『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』(画像出典:tvN Drama公式Twitter)
●出演:コン・ユ、キム・ゴウン、イ・ドンウク他
●2023年4月現在日本で視聴可能な動画配信サービス
・Amazon Prime Video
・U-NEXT
・DMM TV
・Rakuten TV
・Disney+
・Hulu
・Netflix
トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜
太陽の末裔 Love Under The Sun (2016)
ひょんなことから出会った軍人シジンと医師モヨンが、海外派遣先で様々な困難に立ち向かいながら愛を深めていくブロックバスター級の壮大なラブストーリー。
互いに惹かれながらも、相手を思うからこそ一歩踏み出せない恋の行方から目が離せなくなる物語だ。
そんな2人のロマンスをより一層盛り上げる要素の1つが、紛争が起こっている架空の国ウルクを舞台にしているという点。危険な土地で度々訪れるモヨンのピンチに、何があっても駆けつけるシジンの姿はかっこいいの一言だ。
この他にも、女性ならときめかずにはいられないシチュエーションがふんだんに盛り込まれており、そのような状況下で放たれるロマンチックなセリフも女性視聴者を虜にした。

『太陽の末裔Love Under The Sun』(写真提供:©スポーツ韓国、画像出典:KBS)
●出演:ソン・ジュンギ、ソン・ヘギョ他
●2023年4月現在日本で視聴可能な動画配信サービス・U-NEXT
・DMM TV
・TELASA
太陽の末裔Love Under The Sun
マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~ (2018)
人生の重みに耐えながら生きる中年男性3兄弟と、厳しく報われない人生を送ってきた20代の女性イ・ジアンがある出来事をきっかけに出会い、互いに関わる中で心の傷を癒していくヒューマンドラマ。
韓国のゴールデングローブ賞と言われる『百想芸術大賞』で、作品賞と脚本賞を受賞した品質保証済みの一作だ。
前出の2作のような豪華さはないが、キャラクターの内面にとことんスポットを当てた物語。トラウマや心に傷を持った登場人物がそれをどう克服していくのかを詳細に描き、観る者に”良い大人とは何か”を問いかけるメッセージ性の高い作品となっている。

『マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~』(画像出典:tvN)
●IU(アイユー)、イ・ソンギュン他
●現在視聴可能な動画配信サービス:
・Netflix
・U-NEXT
・DMM TV
・Amazon Prime Video
・Rakuten TV
・TELASA
・Hulu
・クランクイン!ビデオ
マイ・ディア・ミスター ~私のおじさん~
シグナル (2016)
韓国で起こった実際の事件をモチーフにした作品で、過去の時代を生きる刑事イ・ジェハンと現在を生きる天才プロファイラーのパク・へヨンが、故障したはずの無線機で交信し、共に未解決事件を追うファンタジーミステリー捜査劇。
無線を使えるのが非常に僅かな時間であるのがポイントで、事件解決に有力な情報が小出しになっていることにより、視聴者は推理するのをやめられない。そしていつしか、事件を共に追っているかのような感覚に陥り手に汗握る。
果たして犯人は誰なのか、全編とおして緊張感溢れるストーリー展開が見る者を虜にした作品だ。
ちなみに日本リメイク版が2021年に放送され、原作として当時一部の人から関心が寄せられたが、ドラマ自体に興味を持った人は少なかった。

『シグナル』(画像出典:tvN)
●出演:イ・ジェフン、キム・ヘス、チョ・ジヌン他
●現在視聴可能な動画配信サービス:なし
シグナル
ミセン-未生- (2014)
プロの囲碁棋士を目指していた主人公チャン・グレが、父の死をきかっけに商社に勤務。高卒で社会経験もない彼が、厳しい現実と向き合いながら奮闘し成長していくヒューマンドラマ。
仕事のできるキラキラした社内のエースが主人公というありきたりな設定ではなく、会社で末端の立場にあるチャン・グレにスポットを当て、サラリーマンの哀歓をリアリティーたっぷりに描き出したストーリーは多くの共感を得た。
また壁にぶつかり苦悩する彼に対して上司がかける言葉が秀逸。登場人物が放った名言の数々は、見る者の心に響き大きな話題を呼んだ。

『ミセン-未生-』(画像出典:tvN)
●出演:イム・シワン、イ・ソンミン、カン・ハヌル他
●現在視聴可能な動画配信サービス:
・Netflix
・U-NEXT
・FOD
ミセン-未生-
椿の花咲く頃 (2019)
女手一つで息子を育てるシングルマザーのドンベクと、正義感が強い熱血警察官ヨンシクのラブストーリー。
片親であることから偏見を持たれ、肩身の狭い思いをしながら生きているドンベクを、無条件に応援して一途にアプローチし続けるヨンシクの愛が、観る者を幸せな気持ちにしてくれる。
また単なるロマンスものかと思いきや、ヨンシクが連続殺人事件の犯人捜しに扮装する様子が描かれており、ラブストーリーとサスペンスの融合が視聴者の意表を突くとともに、本作の大きな醍醐味の1つに。
『第56回百想芸術大賞』では、大賞をはじめ各部門の賞を総なめにし、その他の授賞式でも複数のトロフィーを手にしている。名実ともに韓国ドラマの歴史に残る名作だ。

『椿の花咲く頃』(画像出典:KBS)
●出演:コン・ヒョジン、カン・ハヌル、オ・ジョンセ他
●現在視聴可能な動画配信サービス:
・Netflix
椿の花咲く頃
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