アジアで爆発的な人気を得た、Netflix(ネットフリックス)ドラマ『D.P. -脱走兵追跡官-』。ドラマで主演を務めたチョン・ヘインにも熱い視線が集まっている。この人気が、様々な議論に巻き込まれているチョン・ヘインの次回作、JTBC『雪降花:snowdrop』の追い風になるのではと期待されているようだ。
ベールに包まれた”軍隊”という世界を描き、爆発的な大ヒットを見せている、Netflix(ネットフリックス)オリジナルシリーズ『D.P. -脱走兵追跡官-』(以下、D.P.)。
主演俳優のチョン・ヘインとク・ギョファンのコンビが披露するファンタスティックな活躍や、脱走兵と彼らを追う人々のストーリーを描き、国内だけでなく国外でも好評を博している作品だ。
ドラマの人気を受け、韓国ではチョン・ヘインの人気と好感度が爆上がりしている。
これまで、優しい好青年というキャラクターを多く演じてきたチョン・ヘインだが、『D.P.』では人間味あふれる主人公アン・ジュノ二等兵を演じた。視聴者が思わず共感してしまうほど没入感のある演技を披露し、チョン・ヘインの新たな一面が開花されたと称賛を浴びている。
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再びトップスターの座に返り咲いたチョン・ヘイン。気になる次回作は、BLACKPINK(ブラックピンク)のジスと共に主演を務める、JTBC『雪降花:snowdrop』だ。
当初は2021年下半期、9月編成での放送を予定していたが、様々な議論に巻き込まれてしまい、現在は12月編成と変更されてしまった。
なぜここまで放送が先送りになったのか。
『雪降花:snowdrop』は、1987年のソウルを背景に、ある日突然、女子大学の学生寮に血まみれになって駆け込んできた名門大生スホ(チョン・ヘイン)と、彼が時代のために闘っている学生運動家だと思い治療をした女子大生ヨンチョ(ジス)の切ないロマンスを描いている。
“1980年代の民主化運動を背景にした”というドラマのあらすじが公開されると、男性主人公が韓国に派遣された北朝鮮のスパイという設定や、国家安全企画部(安企部)要員を”原則主義者で竹を割ったような人物”として紹介した点などが批判を浴びてしまった。
さらに、北朝鮮のスパイを”民主化運動をしている大学生と結びつけて展開”するという設定から、「北朝鮮のスパイを美化している」と憂慮する声も出始めてしまうことに。
放送前にもかかわらず、”歴史歪曲”の恐れがあるという指摘までが飛び出し、議論にまで発展してしまった。
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あらすじが公開されただけでこのような状況になったのは、歴史歪曲論争で激しい批判を受けた末、第2話にして幕を降ろしたSBS『朝鮮駆魔師』による影響が大きい。
この余波により『雪降花:snowdrop』は、韓国大統領府の国民請願掲示板に制作や放映の中止を訴える請願までが掲載されてしまう騒動にまで発展してしまった。
この状況から、スポンサーである家具会社は「ドラマの内容に対する事前の告知を受けていない」として協賛を取り消す騒ぎも起きている。
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このような雑音が絶えず、放送日が確定していない『雪降花:snowdrop』。だが、主演であるチョン・ヘインが『D.P.』でさらなる人気を得たことで、新ドラマの雑音を払拭できるのではないかという声も聞かれている。
また、BLACKPINKのジスが本格的な演技活動をスタートさせることでも話題を集めた作品だ。世界で活躍するガールズグループとあって、世界中のファンからも放送を期待されているドラマでもある。
放送を楽しみに待っているファンからは、今回のチョン・ヘインの人気が『雪降花:snowdrop』の追い風になるのではないかと期待が寄せられているようだ。
チョン・ヘイン
FNCエンターテインメント所属の俳優チョン・ヘイン。1988年4月1日生まれ。
2014年TV朝鮮ドラマ『百年の花嫁』で俳優デビュー。
デビュー前にはガールズグループAOAの『MOYA』のMVに出演したことがある。
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