数多くの名作ドラマを世に送り出してきた韓国のケーブル放送局、tvN。日本でもシンドローム級の人気を誇る『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』から続いているtvNのロマンスファンタジードラマへのこだわりは、2021年度の新ドラマにも受け継がれている。今月10日よりスタートする新ドラマは、どのような結果を招くのだろうか。

韓国のケーブル放送局tvNは、『応答せよ』シリーズをはじめ、日本に再び韓流ブームを巻き起こした『愛の不時着』、『青春記録』、『スタートアップ: 夢の扉』、『サイコだけど大丈夫』など、数多くの名作ドラマを世に送り出してきた。

ドラマ『愛の不時着』は日本に再び韓流ブームを巻き起こした

日本に再び韓流ブームを巻き起こした、ドラマ『愛の不時着』(画像出典:tvN)

各放送局が制作する作品にはそれぞれの特色があるが、tvNがこだわっているのは”ロマンスファンタジー”というジャンルだろう。

これまで『ああ、私の幽霊さま』や『ホテルデルーナ』など、ファンタジー要素の強いロマンス劇を生み出してきたが、その代表作とも言えるのが、日本でもシンドローム級の人気を誇る『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(以下、トッケビ)だ。
最終回では最高視聴率20%という驚異の数字をはじき出し、ケーブルテレビの番組として初めて20%を超え、tvNとケーブルドラマの歴史に輝かしい記録を築いている。

『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』は最後まで美しいストーリーを描いた

最後まで美しいストーリーを描いた『トッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』のポスター(画像出典:tvN)

ここから続いているtvNのロマンスファンタジードラマへのこだわり。
『トッケビ』以降も制作されているものの、同様のような成功はなかなか見られていない。『トッケビ』で死神役を担ったイ・ドンウクが主演を務める『九尾弧伝』も、これを越えるのではと前評判は良かったものの、いざ放送となると寂しい結果を招いてしまった。

この”汚名”を返上すべくtvNが生み出したロマンスファンタジードラマが、今月10日より放送予定の『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』だ。

このドラマは、主演に女優のパク・ボヨンと俳優のソ・イングクを迎え、消えるものすべての理由となる存在”滅亡”と、消えないために命をかけた契約を結んだ人間”ドンギョン”が繰り広げる、ファンタジーロマンス。

新ドラマ『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』は今月10日より放送予定

今月10日より放送予定の新ドラマ『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』(画像出典:tvN)

平凡な人生に割り込む思いがけない運命に、自分の命と愛をかける人間、タク・ドンギョン役を演じるのは、女優のパク・ボヨン。一方、ソ・イングクは、光と闇の間に生まれ、何かを滅ぼすために存在する”滅亡”に扮する。

100日という限られた時間しか残されていないタク・ドンギョンと、そんな彼女の前に現れた”滅亡”。この2人が出会い、そして惹かれ合っていく。彼らが紡いでいく愛しい100日間とはどのようなものなのか。

ファンタジー要素をふんだんに詰め込みながらも、”生きる”という考えさせられるテーマを掲げ、そこに切ない恋愛ストーリーを添えている。

死を前にして、本当の人生を送るようになった2つの存在のストーリー『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』は、tvNの新しい歴史を刻むことになるのだろうか。期待がかかる。










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