ドラマ『ヴィンチェンツォ』では敵役である法務法人”ウサン”の代表、また『100日の郎君様』ではEXOのD.O.の父親役と、幅広いキャラクターを巧みに演じきる、名バイプレーヤーのチョ・ハンチョル。卓越した演技力を持つと称されるのも納得の俳優人生を振り返ってみる。
早くも、2021年上半期の最高傑作との呼び声が高い、tvN(Netflix)『ヴィンチェンツォ』。去る2日に放送された最終回では、最高視聴率を更新し有終の美を飾った。
韓国では話題性ドラマ部門で1位を独占するほどの高い人気ぶりを見せ、日本では多くのメディアが称賛し、新しい韓ドラファンを生み出すといった熱気に包まれている。

日韓で熱狂的なファンを生み出した、ソン・ジュンギ 主演のドラマ『ヴィンチェンツォ』(画像出典:tvN)
その熱い視線は主演のソン・ジュンギをはじめ、チョン・ヨビン、テギョン(2PM)、クァク・ドンヨンなど韓国を代表する俳優たちから、キム・ヨジンやヤン・ギョンウォンといった名バイプレーヤーが演じたバラエティー豊かなキャラクターにも向けられている。
(関連記事)‘ヴィンチェンツォ’にパク・セロイ? 人気をけん引するユニークな登場人物
なかでも注目を集めたのは、法務法人”ウサン”の弁護士ハン・スンヒョクなるキャラクターだ。
彼は最高のスペックを持つ国内最高の法務法人”ウサン”の代表であるが、その実態は骨の髄まで浅薄で卑劣。強い者に対しては徹底的に屈服し、弱い者は容赦なく踏みにじるといった人物だ。
しかし、バベルグループの本当の会長が誰か分かった時、抜け出せない窮地に追い込まれたことに気付く。そのような中でも自分だけは助かろうとあらゆる策を講じる姿は滑稽で、浅はかさが丸わかりになった。

ドラマ『ヴィンチェンツォ』に登場する法務法人”ウサン”の弁護士ハン・スンヒョク役を演じた、チョ・ハンチョル(画像出典:tvN)
この、絵に描いたような浅薄キャラクターを愛嬌たっぷりに演じたのが、俳優のチョ・ハンチョルだ。『ヴィンチェンツォ』の最終話で、悲惨な死を遂げ、多くの視聴者を驚愕させた。
韓ドラファンなら一度は彼を見たことがあるだろう。彼はドラマや映画を行き交い、ドラマでは30作、映画では50作を越えるフィルモグラフィーを持つ多作俳優として知られている。
ドラマの代表作には、KBS『ヒーラー~最高の恋人~(2014)』、tvN『ロマンスは別冊付録(2019)』、Netflix『キングダム(2020)』などがあり、日本の韓ドラファンにはおそらく、EXO(エクソ)のD.O.(ド・ギョンス)が主演を務めたtvN『100日の郎君様(2018)』で、主人公イ・ユルの父イ・ホ役を演じた印象が強いのではないだろうか。

tvN『100日の郎君様』で、主人公イ・ユルの父イ・ホ役を演じたチョ・ハンチョル(画像出典:tvN)
このほか、tvN『クリミナル・マインド:KOREA(2017)』、KBS『一度行ってきました(2020)』、KBS『こんにちは? 私だよ!(2021)』など数々の人気ドラマで特別出演を果たすなど、豊かな表現力を発揮し様々なキャラクターを完璧に演じてきた。
また、映画の出演作は近年だけでも、イ・ビョンホンとハ・ジョンウのW主演作『白頭山(ペクトゥサン)大噴火(2019)』をはじめ、『権力に告ぐ(2019)』、『8番目の男(2019)』、『国家が破産する日(2018)』、『神と共に 第二章:因と縁(2018)』などがあり、エンタメ大作から社会派ドラマまで幅広いジャンルに出演している。
テレビやスクリーンを留守にすることなく活躍するチョ・ハンチョルは元々、演劇界で活躍していた。
1998年に演劇『ワンルーム』に出演し、演劇俳優としてスタートした彼はその後、自主制作映画に出演したり、劇団を運営しながら舞台演出の仕事と俳優の仕事を並行してきた。
彼が商業俳優で成功することになったキッカケは、ユン・ソンホ監督との縁が大きい。2人とも自主制作映画の監督と俳優であった時、団結した作品が自主制作映画界で大きなイシューになり、商業映画界まで知られるようになったという。

チョ・ハンチョルは出演作ごとに視聴者に驚きを与えるような”キャラクター変化”を見せている(画像出典:noonカンパニー公式Facebook)
舞台で活躍していた時代から、あらゆるジャンルで多彩なキャラクターを演じてきたチョ・ハンチョル。
彼が名バイプレーヤーと称されるのは、設定の似ているキャラクターでもそれぞれの違いを演じきるといった幅広い演技力を持つからだろう。
ドラマや映画界からも引っ張りだこである彼は、すでに次回作も控えている。
チョン・ジヒョンとチュ・ジフンが主演するtvN『智異山』をはじめ、何本かの映画作品も予定されており、チョ・ハンチョルがどのようなキャラクターとなって登場するのかと早くも関心が集まっている。
詳細は未定だが、現時点で分かっていることは、彼が次回作でも秀逸な演技を披露するという確証だ。そこまで言い切れる完璧な名バイプレーヤーである。
編集部おすすめ記事
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
5時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
オン・ソンウ、パク・ウンビン&ヤン・セジョンと共演なるか?新ドラマ「恋は命がけ」出演検討中
-
イ・ジュノ&チェ・ウシク新作が登場!10月第2週 最新韓国ドラマ視聴率ランキング
-
DKB、9thミニアルバム「Emotion」トラックリスト公開!タイトル曲にはGK・E-CHANが作詞・作曲で参加
-
9時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
ソル・ギョングら、Netflix韓国映画「グッドニュース」の制作報告会に出席!(PHOTO28枚)
-
TWS、4thミニアルバム「play hard」のカムバックショーケースに出席!(PHOTO16枚)
-
ピョン・ヨハンら、韓国映画「中間界」のメディア試写会に出席!(PHOTO24枚)
-
ビョン・ウソク、ブランド「PRADA BEAUTY」のイベントに出席!(PHOTO7枚)
-
JANG HANEUM、「HARIMARO」ブランドアンバサダー就任記念サイン会を日本で開催決定
-
今みんなが検索する作品はなに?最近日本のファンが気になる韓国ドラマ5選
-
“甘くて危険な90日間の偽装結婚” チェ・ウシク×チョン・ソミン主演「私と結婚してくれますか?」本日スタート
-
女優勢が強い!トップ5中3人がランクイン「韓ドラ出演者話題性」10月第1週目ランキング
-
今週(10月6日~) BS・CSで放送終了「絶対外せない」韓国ドラマ5選&見逃しVODまとめ
-
“最強の組み合わせ” Netflix「魔法のランプにお願い」初登場1位!10月第1週 韓ドラ話題性トップ5
-
パク・ウンビン、9月の“秋の女神”に輝く!俳優として歌手として歩み続ける多彩な魅力
-
n.SSign、MBC「アユクデ」で輝いたチームワークと根性!スポーツでも舞台でも存在感
-
SHINee ミンホ「シングル男のハッピーライフ」で本業オフの休日公開!バス&一人時間で癒やし充電旅
-
釜山が祝福ムード一色!ヨットツアーから花火までBTSの”ジミンランド”誕生
-
ENHYPEN・CORTISも登場!25年11月 日本のテレビ初登場のK-POP公演&韓国バラエティ5選
-
Red Velvet ウェンディ、SBSパワーFM「2時脱出カルトショー」の収録に参加!(PHOTO10枚)
-
人肌が恋しい季節‥来週(10月13日~)日本のテレビで観られる「心温まる」韓国ドラマ4選
-
WEi キム・ドンハン主演作も登場!25年11月の韓国映画界を先取りチェック
-
「暴君のシェフ」だけではない!まさかの主演交代でも好成績を残した歴代韓国ドラマ4選
-
ファンの熱い思いが形に!キム・スヒョン「25年9月の韓国俳優人気No.1」に決定
-
Kep1er、紅葉を凌ぐ華やかさ!「25年9月版 K-POPガールズグループ人気No.1決定戦」で圧倒的1位
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。