ENA(Netflix)ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が放送を終えてから、もうすぐ1週間が経とうとしている。しかし、“ウ・ヨンウ”ファンのロスはまだ続いており、いまも出演者の名がメディアを毎日賑わせている。韓国メディアでは、本作の名場面を視聴率ランキングで紹介している。
ENA(Netflix)ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が放送を終え、ファンが愛情を込めて呼んでいた“ウ曜日”がなくなってしまった。

放送終了直後から、シーズン2制作の噂があるものの、現時点では不明だ。
“ウ・ヨンウロス”が続く中、韓国メディアの朝鮮日報が視聴率ランキングと共に『視聴者が愛した“ウ・ヨンウ”名場面トップ5』を掲載。以下、紹介する。
5位 14話 寂しい済州島の青い海/16.4%

ジュノを幸せにすることができないと、彼のために別れを決心したヨンウ。
「付き合うのはやめたほうがいいです。ごめんなさい」
ヨンウとジュノは、仕事の合間を縫って済州(チェジュ)島の海にいるという、ミナミハンドウイルカを観察しに来ていた。
きれいな海を前にした2人。しかしヨンウは、ジュノに別れを告げるのだった。
ヨンウはなぜ別れようと思ったのか、その思いを一つ一つ説明することが難しく、ジュノはその理由がわからずもどかしい。ソウルから済州に行く飛行機では隣にいたジュノ、でもソウルに戻る飛行機では別々の座席へ。
2人の視線は互いを見ているが、そのタイミングは合わず‥ヨンウとジュノの気持ちがわかる視聴率にとっても、とてもつらく切ないシーンが5位となった。
4位 12話 チャン・ミョンソク弁護士「おい、俺は病気なのか?」/16.6%

咳き込んで口を押さえた手を見ると、そこには血が。
ヨンウの上司であるチョン・ミョンソク(カン・ギヨン扮)は、かつて担当した事件の被疑者が、自身へ報復しに来るかもしれないと恐怖に苦しんでいた。
夜食を買って事務所に戻る途中、ビル内で怪しい人物に遭遇し、走って部屋に駆け込んだミンソクは焦りからか咳き込んでしまう。
口を押さえた手を見ると、そこには血が。
“現実社会に、こんな素敵な会社の先輩は存在しない”という意味で、“ユニコーン”と呼ばれていたチョン・ミョンソク弁護士を襲った運命に、視聴者の誰もが気をもんだ場面が4位となった。
3位 10話 ヨンウの実母テ・スミが実父を尋ね「2人でボストンへ行って」/16.9%

ウ・ヨンウの実母であることが判明したテ・スミ。ヨンウが娘とわかると自身の周辺から遠ざけようとする。(画像出典:YouTube ASTORY動画キャプチャー)
「アメリカのボストンにテサン海外支社があるの。ヨンウと行って」
法務部長官候補として、国会聴聞会を控えたテ・スミ(チン・ギョン扮)が、ヨンウの父(チョン・ベス扮)が営むのり巻き屋を訪れ「ヨンウを連れて米国に行け」と言う場面が3位に。
「ヨンウはハンバダの人間だ。テサンの弁護士でもないのに、どこへ行けって言うんだ!」と、目の前のほうれん草をひっくり返す。
同時に、視聴者の心もひっくり返された悲しい場面だった。
2位 9話 回転扉からの脱出を助け、告白するジュノ/17.5%

自宅から会社に駆け付けたところ、回転扉にいたヨンウを見つけて、愛の告白を‥。(画像出典:YouTube ASTORY動画キャプチャー)
「好きです。好きすぎて、これじゃまるで病気です」
ヨンウは、いつかのように“ズン・チャッ・チャッ・ズン・チャッ・チャッ”のワルツの拍子に合わせて、回転扉を通過しようと試みるがやはりうまくいかない。
そこへ、ジュノが走って来て扉を押さえてくれた。
驚きながらもお礼を言って立ち去ろうとするヨンウを呼び止め、ジュノはとうとう甘い甘い告白をする。
そんな場面が2位の座についた。
1位 最終話 「達成感!」ウ・ヨンウ&イ・ジュノのラストシーン/19.8%

1話ではできなかった開店扉からの入場が最終話でついに‥!(画像出典:YouTube ASTORY動画キャプチャー)
「達成感! 今朝私が感じたこの感情の名前は、達成感! です」
弁護士事務所ハンバダが入っているビルのロビーにある回転扉、ウ・ヨンウ(パク・ウンビン扮)は1話でこの回転扉を前に困惑していた。
するとイ・ジュノ(カン・テオ扮)が「ワルツのリズムでやってみてはどうか」とアドバイスし、彼の力を借りて何とか外へ。
しかし最終話、ヨンウは1人でリズムに合わせて回転扉に挑む。そして、見事ロビーへ入る事に成功した。
この気持ちを表現する言葉が見つかり、喜ぶヨンウを見つけたジュノは、彼女の元へ駆け寄り、互いに微笑み合うのだった――。
そんなシーンが、瞬間最高視聴率を獲得。ファンも納得の1位だろう。
「私の人生は不思議で変わってるけど、価値があって美しいです!」多くの人々とは少し変わった人生でも、価値あるものだと教えてくれたヨンウと、そんな彼女に出会い惹かれていったジュノの思いが通じ合う、心温まるシーンだ。
***

ドラマ最終回には、出演者と観覧イベントが実施された。(画像出典:ENA 公式Instagram)
以上は視聴率という数字から見た名場面だが、5位から2位まではほとんど僅差であることから、いずれのシーンも“名場面”であったことが垣間見える。
そして視聴者それぞれが感じて、共感して涙して、笑顔になった“名場面”がきっとあるだろう。
ヨンウとジュノが初めてキスするシーン、ジュノが被疑者のパンに嫉妬するも、ヨンウの笑顔にニヤけるシーン、ヨンウがチェ・スヨン(ハ・ユンギョン)に「あなたは春の日差し」と言ったシーン、腹黒策士ことクォン・ミヌが“バカ”になったシーン、ヨンウが、テ・スミに自分の人生を美しいと伝え涙したシーン‥。
さまざまな疑問や感情を、観た者の心にスッと差し込んでくれたウ・ヨンウは、これからもずっと、何度も見返し愛される作品となりそうだ。
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