女優のパク・シヨンが飲酒運転で事故を起こし物議を醸している。ここまで大きく扱われてしまうのには彼女の過去の行動に理由があるようだ。

ミスコリア出身の女優パク・シヨンが飲酒運転による衝突事故を起こし、さまざまな物議を醸している。

去る19日、SBSニュースは「パク・シヨンが昼、飲酒運転による事故を起こした」と報じている。
報道によると、パク・シヨンが運転していたベンツ車は17日午前11時30分頃、ソウル市内の三差路で左折しようとした時に信号待ちしていた車の後部に衝突したという。

女優のパク・シヨンは飲酒運転で事故を起こしてしまった

飲酒運転で事故を起こしてしまった女優のパク・シヨン(画像出典:パク・シヨン公式Instagram)

幸い、パク・シヨンと被害車両の運転手に大きな怪我はなかったが、駆けつけた警察官がパク・シヨンの飲酒状態を確認したところ、血中アルコール濃度が0.097%という免許取り消しに該当する数値が検出されたという。パク・シヨンは警察の取り調べに対し、飲酒運転をしたことを認め、反省した様子を見せているとのことだ。

警察と所属事務所側は今回の事故について「パク・シヨンは事故前日、自宅で知人と一緒にお酒を飲んでいた。翌朝、すでに二日酔いが覚めたと判断し、自家用車で移動中に接触事故を起こした」と明らかにしている。

パク・シヨンと所属事務所側は今回の件に関し、それぞれ謝罪を述べている状況だ。

即座に謝罪を述べたにもかかわらず、パク・シヨンに非難が集中しているのにはいくつかの理由があった。

その1つは、今月4日に自身のSNSで”#ジョンインちゃん、ごめんね”という運動を行っていたためだ。

"#ジョンインちゃん、ごめんね"という運動に参加していたパク・シヨン

パク・シヨンは自身のインスタグラムを通じて”#ジョンインちゃん、ごめんね”という運動に参加していた(画像出典:パク・シヨンInstagram)

2020年10月、生後16カ月の幼児ジョンインちゃんが、養子として迎え入れられた家庭で死亡するという事件が起きた。
ジョンインちゃんの小さな身体には幼児が耐えられるとは思えない傷が多く残っており、解明された死因はすい臓の破裂(切断)による腹部損傷だったことから、残忍な幼児虐待事件として韓国中が怒りに震えていた。

このような悲しいニュースが二度と繰り返されないことを願い、韓国ではSNSなどを通じて”#ジョンインちゃん、ごめんね”というハッシュタグ運動が展開されている。これは一般人だけでなく多くの著名人も参加し、特にBTS(防弾少年団)のメンバー、ジミンも賛同したことで話題となった運動だ。

(関連記事)「臓器切断、全身にあざ」BTS ジミンも悲しむ生後16カ月の幼児死亡事件の真相

このような残忍な事件を撲滅させるための運動を率先して行っていたパク・シヨンだったが、よりによって飲酒運転という、何ともお粗末な行動に落胆の声が届けられてしまった。

パク・シヨンは過去、不法薬物使用疑惑で実刑を言い渡された

不法薬物使用疑惑で実刑を言い渡された過去を持つパク・シヨン(画像出典:パク・シヨン公式Instagram)

これとともに大衆の記憶を呼び起こしたのは、2013年に起きた不法薬物使用疑惑だ。

パク・シヨンは腰の治療という名目で、”プロポフォール”という薬物を100回以上にも渡り投薬した疑いが持たれている。

“プロポフォール”とは睡眠麻酔剤として使用される向精神薬で、中毒性が強いために麻薬類に分類されており、医療目的でない使用は不法とされている。

あくまでも治療目的だったと主張するパク・シヨンに対し、ソウル中央地方裁判所は、あまりにも似たような施術を繰り返し受け、施術回数や頻度も通常といえないほど多かったとし、施術にかこつけた投薬行為だと認めた。これによりパク・シヨンは懲役8カ月、執行猶予2年、追徴金370万ウォンという判決が言い渡されている。

判決後、パク・シヨンは韓国の放送局、KBSとMBCの出演禁止リストに上がってしまい、活躍の場を狭めてしまう結果を招いてしまった。

昨年11月にtvNドラマ『産後養生院』で破格の演技変身を見せ、好感度を取り戻していたが、”二日酔い状態の飲酒運転”というお粗末な行動により、SNS運動や過去の消したい事実である薬物投薬事件までぶり返されてしまったパク・シヨン。

(関連記事)国民女神から一変! 新作韓ドラ’産後養生院’ パク・シヨンに一体何が?

浅はかな行動が命取りとなる芸能人だけに、信頼を挽回するには今後、相当の努力が必要だろう。







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