お隣の国、韓国で”最も美しい女優”に選ばれる人物がいる。その人物とは、人気女優のキム・テヒ。2010年、人気トーク番組の収録中に司会から「あなたを除いて、韓国芸能界で誰が一番きれいだと思うか?」と質問された彼女が、長考の末答えた女優の名前は?

各国には、その国を代表する美人女優がいる。

もちろん、抜きん出ている美貌を誇る歌手やアスリートもいなくはないが、国を代表する美貌と言えば大概女優だろう。

“美貌”というものは主観的なものであるため、優位を決めることができなければ、むしろ最近はセクハラ行為や女性差別的な言動だと批判を受けることもある。

あくまでも美貌の優劣の観点ではなく、ドラマや映画といったマスメディアに露出度が極めて高いために、海外の人からその国の”美の基準”と認識されがちであることを予め伝えておく。

日本で”ジャパニーズ・ビューティー”と世界から絶賛され、海外メディアやSNSに紹介される顔ぶれを見てみると、日本を代表する美人女優が大半であるのも、”露出度”に起因する。

では、お隣の韓国の”美の基準”は、どのようなものだろうか。

K-POPの世界的なブームにより、女性アイドルの台頭が目立つものの、いまだに”美の基準”として根強い部類は日本と同様、女優である。

中でも2000年代半ばから、日本をはじめアジア全域で”韓国で最も美しい女優”に選ばれる人物は、他ならぬ、キム・テヒなのだ。

韓国を代表する韓流美人キム・テヒ

韓国を代表する美人女優のキム・テヒ(画像出典:キム・テヒ公式Instagram)

第1次韓流ブームを牽引した俳優、クォン・サンウ主演の『天国の階段(2003)』に出演し、”美しすぎる悪役”として韓ドラファンにお墨付きをもらったキム・テヒは、2011年に放送されたフジテレビ『僕とスターの99日』で主演女優に抜擢され、劇中でも美人韓流スター役を演じている。

同ドラマは、韓流ドラマファンでなくても、”キム・テヒ=韓国を代表する韓流美人”という認識を、多くの日本人の脳裏に焼き付けた作品とも評される。

そんな彼女は、プライベートでは2017年”韓国出身第1号ワールドスター”と称されるRAIN(ピ)と結婚し、世界中で話題を集めた。

上述したように、女性の”美貌の優劣”をイシューにすることは、韓国でもタブー視されつつあるが、数年前までは「韓国一美女と呼ばれているらしいですね?」と、トーク番組の司会者から最も多く話題を振られていた人物が、キム・テヒだった。

そして最近、あるドラマの人気により、彼女の過去の発言が再び話題となっている。

2010年当時、人気トーク番組だった『キム・スンウの乗勝長駆』に出演したキム・テヒ。司会のキム・スンウから「あなたを除いて、韓国芸能界で誰が一番きれいだと思うか?」と質問された彼女は、長考の末「シン・ミナ」と答えた。

シン・ミナの名前を挙げたキム・テヒ

「韓国芸能界で誰が一番きれいだと思うか?」という質問にシン・ミナの名前を挙げた、キム・テヒ。(画像出典:KBS『キム・スンウの乗勝長駆』キャプチャー)

 

彼女を選んだ理由に「シン・ミナの身長や、抜群のスタイルが本当に羨ましい」と言及。

この、キム・テヒの発言が蒸し返された背景には、”あるドラマ”の存在がある。

そのドラマとは、既に気付いた人もいると思うが、8月から放送され、世界的な人気を博したドラマ『海街チャチャチャ』(韓国では10月17日に放送終了。日本では現在Netflixで配信中)だ。

現実的思考を持つ歯科医へジンを演じ、俳優のキム・ソンホ(キム・ソノ)演じるホン班長と、テンポの良い”恋愛劇”を披露して見せた彼女こそが、キム・テヒが「羨ましい」と告白した女優、シン・ミナなのだ。

『海街チャチャチャ』で主演を演じたシン・ミナ

tvN(Netflix)『海街チャチャチャ』で主演を演じた、シン・ミナ。(画像出典:シン・ミナ公式Instagram)

「キム・テヒが選んだ最もきれいな女性芸能人」という見出しで、韓国ネットで拡散された過去の発言に、韓国ネットユーザーからは「女性から憧れられる美貌」「男性たちはきっとよくわからないだろうね(笑)」「素顔もめっちゃきれいなのに、ラブリーなイメージまで! 完璧だわ」「えくぼは*画竜点晴!」といった、納得と絶賛の反応が寄せられた。

*画竜点晴:事を完成するために最後に加える大切な仕上げ(出典:Oxford Languages)

(関連記事) 韓国ドラマ『海街チャチャチャ』人気の秘密は主演2人の’Wえくぼ’?

『海街チャチャチャ』の大ヒットにより、第2の全盛期を迎えたシン・ミナだが、共演俳優キム・ソンホのプライベート問題が物議を醸し、同ドラマのフィナーレ後に予定されていた記者会見や、特別番組の参加を辞退。

しかし多くの視聴者やファンが、彼女の置かれた境遇に同情し、声援を送り、むしろ彼女の商品価値は上々のようだ。

(関連記事)‘人生作’のフィナーレを素直に祝えない哀れな韓国女優 シン・ミナ







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