2020年、Netflixなどの動画配信サービスを通じて大きな成長を遂げた韓流コンテンツ。ヒョンビンやイ・ミンホなど、人気俳優の活躍が目立った年だったが、2021年彼らの勢いはそのまま継続するのだろうか。”韓流BIG4″と呼ばれる俳優たちの次回作を見てみる。

2020年は、新型コロナウイルスにともなう経済の停滞で、どの時よりも”多事多難”というワードが合う年だったと言える。

韓国ではコンサートやファンミーティングなどのイベントが中止になり、さらには映画館に向かう観客の足取りが重くなったことから、映画産業がフリーズ状態に陥った。

そんな中、映画やドラマのなど視聴スタイルに変化が生じ、韓流コンテンツはNetflixなどの動画配信サービスを通じて大きな成長を遂げたことも事実だ。

2021年には、韓国国内を越えて海外でも人気を集める”名品俳優”たちの映画やドラマが次々と公開されると予想され、中でも特に期待されている”韓流BIG4″の活動計画を見てみる。

ヒョンビン

映画『交渉』でスクリーン復帰するヒョンビン

ヒョンビンは映画『交渉』でスクリーン復帰する(画像出典:esquire)

2020年、tvNドラマ『愛の不時着』がNetflixを通じて配信され、シンドローム級の人気を享受したヒョンビン。

同作により”メローキング”の地位を確立し、世界中の女性の心を惹きつけて自身の全盛期を更新し続けているヒョンビンは、次にスクリーンでその旋風を巻き起こす計画だ。

ヒョンビンは、次回作である映画『交渉』、出演検討中の映画『コンフィデンシャル/共助』の続編『共助2』と、大作を控えている。

特に『交渉』は、9月に海外撮影を終えて、最近の韓国作品の中で唯一海外ロケを全て終わらせた作品として知られているため、2021年内の公開が予想される。

『交渉』は、中東地域で拉致された韓国人の救出を素材にしたストーリーで、俳優ファン・ジョンミンとヒョンビンがそれぞれ外交官と国家情報院の要員役を演じる。中東というエキゾチックな背景に、ヒョンビンはどのような姿を見せるのか。

『愛の不時着』とはまた一味違う演技で、俳優としてのキャリアを築いていくことだろう。

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コン・ユ

公開に期待がかかるコンユ出演映画『徐福』

コン・ユ出演映画『徐福』の公開に期待がかかる(画像出典:Naver Movie)

年を重ねるごとに、爽やかさや色気といった大人男性の魅力がより増しているコン・ユ。

2020年は、tvNバラエティー番組『ユークイズ・オン・ザ・ブロック』で久しぶりにバラエティー番組にも登場し、ユーモアあふれる感覚と温かな人柄で女性の心を溶かし、”万人の恋人”クラスを証明した。

昨年、最高の期待作と言われていた、パク・ボゴムと共演した映画『徐福(ソボク)』が新型コロナウイルスの余波で延期に。まだスケジュールは確定していないものの、2021年内には公開されると予想される。

また、Netflixで制作予定のSFホラードラマ『静けさの海』、456億ウォン(約40億円)の賞金が懸けられた謎のサバイバルゲームに参加した人々の話を盛り込んだドラマ『イカゲーム』への出演を確定。さらに、映画『ワンダーランド』にも特別出演しており、2021年、コン・ユは活発な活動再開を予告している。

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ソン・ジュンギ

関心が集中しているソンジュンギの新作ドラマ

ソン・ジュンギの新作ドラマに関心が集中(画像出典:MAMA Twitter)

昨年、新型コロナウイルスの感染拡大により、映画『ボゴタ』の撮影中断や、スクリーン復帰作『勝利号』の度重なる公開延期など、不運が続いていたソン・ジュンギ。

昨年8月、オンラインで行われた『勝利号』の制作発表会と、12月に開催された音楽授賞式『2020 MAMA』で久しぶりに公式の場に姿を現したソン・ジュンギは、変わらぬ美しさで人々を魅了した。

現在『勝利号』はNetflixでの配信を検討中だと報じられおり、2021年には公開されると予想される。また、上半期の期待作とされるtvN新ドラマ『ヴィンチェンツォ』への出演も確定。

『ヴィンチェンツォ』は、組織内の対立によりイタリアから韓国へ来ることになったマフィアのコンシリエーリ(組織の相談役)が、ベテランの悪徳弁護士とつるみながら、悪党らしいやり方で正義を実現するストーリーを描くドラマだという。

ソン・ジュンギは、劇中マフィアの冷酷な戦略家で弁護士、コンシリエーリのヴィンチェンツォ・カサノ役を演じる予定だ。『アスダル年代記(2019)』以来、1年半ぶりにドラマ復帰するソン・ジュンギが、再び記憶に残る配役を更新するのか注目されている。

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イ・ミンホ

『ザ・キング』でロマンチックの巨匠と言われたイミンホ

イ・ミンホがロマンチックの巨匠と言われた『ザ・キング』(画像出典:ザ・キング公式HP)

卓越したビジュアルと安定した演技力、そして強大なファンを保有している”最高級俳優”イ・ミンホが、2020年にドラマ復帰を果たした。

Netflixを通じて配信されているドラマ『ザ・キング:永遠の君主』は、社会服務要員として軍代替服務をしたイ・ミンホが、招集解除後に選択した初めての作品であり、”ヒット製造機”キム・ウンスク作家との再会で大きな話題を集めた作品だ。

同作は、平行世界(パラレルワールド)を背景にしたロマンス作品で、イ・ミンホは劇中、理系の大韓帝国の皇帝イ・ゴンを熱演。共演女優キム・ゴウンを見つめるその瞳は”ロマンチックそのもの”であり、”ロマンチックの巨匠”と言われるほどだった。

イ・ミンホは、次回作としてアメリカ・Apple TV+ドラマ『パチンコ』に出演を確定。

『パチンコ』は、在米韓国人のイ・ミンジン作家による同名のベストセラー小説が原作で、日本からは女優の南果歩など、世界的な出演者によって制作され、韓国語と日本語、英語の3カ国語で行われるグローバルプロジェクトだ。

イ・ミンホは劇中、ヤクザと縁を結び富と権力を築いてきた商人・ハンス役を演じる。物語の重要な役割となっており、これを表現するイ・ミンホに制作陣の期待と世間の関心が集中している。

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