ユ・スンホ、キム・ユジョン、キム・セロン‥あげればきりがないほど、韓国俳優界で子役出身者が活躍している。現在放送中のドラマでも同様、子役が多数出演する中で「あれ、この子は‥!」と思わせる注目すべき子が存在していた。その人物とは?

作品を制作するにあたり、子役は欠かせない存在である。日本でもNHKの朝の連続テレビ小説や大河ドラマでは物語の序盤を子役が担い、主役に交代するタイミングでは「〇〇ちゃんロス」が必ずと言っていいほど起こっている。

韓国も同様、主役の子供役やドラマに挿し込まれる過去の幼少期のシーンなどで子役が多く出演する。以前は棒読み演技も「子供だし‥」と容認されていたが、最近では幼い子でも迫真の演技を見せるので、子役世界も油断ならない。

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6月20日よりtvNとNetflixで同時放送がスタートした『サイコだけど大丈夫』も幼少時代がカギとなっているようで、キム・スヒョンの子供時代がたびたびシーンとして登場する。『サイコ~』をすでに視聴した人ならば「この子はもしかして‥」と思ったかもしれない“あの子”である。

初恋の子を待ち伏中の子供時代ムン・ガンテ(ムン・ウジン)

初恋の子を待ち伏せする子供時代のムン・ガンテ(ムン・ウジン)。(画像出典:ムン・ウジン 公式Instagram)

台本をもってポーズを取るムン・ウジン。

『サイコだけど大丈夫』の台本をもってポーズを取るムン・ウジン。(画像出典:ムン・ウジン 公式Instagram)

ムン・ガンテ(キム・スヒョン)の子役時代を演じているのは、ムン・ウジン君。2009年生まれの11歳(日本年齢)だ。『サイコだけど大丈夫』では、現代のガンテが抱き続けている謎めいた過去として、物語前半に何度も登場している。

そして、彼には何となく見覚えがないだろうか、それもつい最近の事だ。

母に無理心中させられそうになるカン・ヒョンミン。

母に無理心中させられそうになるカン・ヒョンミン(ムン・ウジン)。(画像出典:ムン・ウジン 公式Instagram)

親子に魔の手が伸びてきて‥。

カン親子に魔の手が伸びてきて‥。(画像出典:ムン・ウジン 公式Instagram)

上記のシーンは6月12日に終了したばかりのドラマ『ザ・キング:永遠の君主』のワンシーンだ。彼は、キム・ギョンナム扮するカン・シンジェ(カン・ヒョンミン)の子供時代を演じていたのである。最終回ではテコンドー着でも登場し、視聴者をホッとさせたり切なくさせたりした。

時には幼く、時には大人びて見せる彼の表情に驚かされた視聴者も多いのではないだろうか。

*****

ムン・ウジンは2015年にCMでデビュー。2016年のドラマ『幸せをくれる人』の主演ソン・スンウォンの子役として本格俳優デビューを果たしている。

その後『王は愛する』(2017)イム・シワン子役、『キム秘書はいったい、なぜ?』パク・ソジュン子役、『私のIDはカンナム美人』(共に2018)チャ・ウヌ子役、『WATCHER』(2019)ソ・ガンジュン子役など、錚々たるスター俳優の子役時代を演じている。

『キム秘書はいったい、なぜ?』の打ち上げでパク・ソジュンと記念撮影!

『キム秘書はいったい、なぜ?』の打ち上げでパク・ソジュンと記念撮影するムン・ウジン。(画像出典:ムン・ウジン 公式Instagram)

『キル・イット~巡り会うふたり~』でチャン・ギヨンと記念ショット

『キル・イット~巡り会うふたり~』でチャン・ギヨン&ムン・ウジン記念ショット。(画像出典:ムン・ウジン 公式Instagram)


『キム秘書はいったい、なぜ?』の幼少期シーン(動画出典:tvN DRAMA)

現在は『サイコだけど大丈夫』と並行してイ・ミンジョン&イ・サンヨプ主演の週末ドラマ『一度行ってきました』に出演中。オ・ユナ演じるソン・ガヒの一人息子キム・ジフンを演じている。

両親が離婚して母親に引き取られ、学校では“離婚家庭”といじめられる。その現場を偶然目にしたヒョシン(キ・ドフン)に勧められ柔道を学ぶようになり、強くなっていく。

子役という肩書より、ジフンという一人の役として母親を思うしっかりものを演じ、彼の演技力の高さを確認することができる。演じる役によって声質も変えているようだが、このドラマではほぼ等身大で役になりきっているようだ。


普段大人びているが、父親のせいで傷つきこっそり悲しむキム・ジフン。(動画出典:KBS Drama)

現在、韓国を代表する俳優として名をあげられるソン・ジュンギはSBSドラマ『根の深い木~世宗(セジョン)大王の誓い~』(2011)で世宗イ・ド(ハン・ソッキュ)の子役として出演し、話題を集めた。

当時25歳で“子役”を演じ話題になったソン・ジュンギ。

ソン・ジュンギは当時25歳で“子役”を演じ話題になった。(画像出典:SBS)

また映画『サッド・ムービー』でヨム・ジョンアの息子役でデビューし、初演技とは思えない演技力と、8歳とは思えない熱演で、デビュー作から注目を浴びたヨ・ジングも子役としての記憶が新しいが、すっかり大人の俳優としての地位を確立している。

すでに表情豊かな演技を見せていたヨ・ジング

8歳ですでに表情豊かな演技を見せていたヨ・ジング(画像出典:SBS)

ムン・ウジンにはそんな2人のような、秘めたスター性がすでに垣間見えるだけに、未来の韓国俳優界を背負って立つ人物になってくれることを願いつつ、今後も彼の出演作に注目していきたい。








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