俳優のイ・ビョンホンが、ある俳優の演技を絶賛した。『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(tvN/2016)』をはじめ、数々の作品で視聴者に強い印象を残し、今注目されている役者の一人、キム・ナムヒだ。そんな彼の過去の出演作と、新作ドラマを紹介する。
大ヒットドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(tvN/2016/以下、トッケビ)』には、実力派俳優が多く名を連ねている。
その一人が、過労死する医師に扮した俳優のキム・ナムヒだ。端役であったため、出演シーンはわずかだったが、彼の迫真の演技を覚えている人は多いのではないだろうか。
死神(イ・ドンウク扮)に言われるまで、自身が死んでしまったことに気付かず、患者を必死で救おうとする姿は視聴者に強い印象を残した。
映画『ヤリたいことだらけ(2014/原題:青春礼賛)』にメインで出演し、世間に顔を知られたキム・ナムヒは、『トッケビ』でさらに役者としての実力を証明することに。
2018年には、イ・ビョンホンが主演を務めたtvN『ミスター・サンシャイン(2018)』で、日本軍の大佐役を担当。
日本人が韓国語や英語を話す時の、独特な発音やイントネーションを研究し臨んだ結果、そのクオリティーの高さが大きな話題となり、一目置かれる俳優となった。
そして、なんとイ・ビョンホンから「君は世界を驚かせるだろう」と絶賛されたんだとか。
以降も、着々とフィルモグラフィーを重ね、2020年にソン・ガンが主人公のNetflix(ネットフリックス)ドラマ『Sweet Home-俺と世界の絶望-』に、国語教師役として登場。
正義感のある善良なキャラクターに扮し、彼特有の低い声で、照れてしまいそうなセリフに説得力を持たせた。
そして、MBC『大丈夫じゃない大人たち~オフィス・サバイバル~(邦題/2021)』やtvN『ハイクラス(原題/2021)』などには脇役として、tvN(Netflix)『二十五、二十一』には友情出演するなど、ドラマとスクリーンを行き来しながら、コンスタントに活動を繰り広げている。
現在は、JTBC『財閥家の末息子』の放送が11月に控えている状況で、9月5日にはKBS2の月火ドラマ『法に則って愛せ』が韓国でスタートする。
『法に則って愛せ』は、ウェブ漫画原作をドラマ化したもの。“モンスター天才”と呼ばれた検事出身のビルオーナー(イ・スンギ扮)とミスコリア出身の弁護士(イ・セヨン扮)が、法律事務所兼カフェである“Lawカフェ”を巡って繰り広げるロマンスストーリーだ。
キム・ナムヒは主人公のいとこで、憩いの場となった“正しい精神健康学科医院”の院長、パク・ウジン役として登場する。精神科の医師だが、母性本能をくすぐる柔弱さと、どこか頼りなさげで弱々しいビジュアルが特徴だ。
今日まで、数々の作品を通して強い印象を残し、卓越した演技力でイ・ビョンホンからも太鼓判を押されたキム・ナムヒ。
新作ドラマでは、一体どのような姿を披露してくれるのだろうか。彼の活躍から目が離せない。
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』キム・ナムヒ出演シーン(動画出典:tvNドラマ)
(構成:西谷瀬里)
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