今期ドラマの中でダントツの人気を誇る、ENA(Netflix)『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。韓国では今、どのコミュニティーでも話題を独占しているという。そんな中、”国民的ドラマ”と称賛を受ける本作に、お株を奪われてしまった3人の俳優がいる。実は今期ドラマには、大物俳優が主演を務める作品が揃っていたのだ。

日韓で話題沸騰中の韓国ドラマ、ENA(Netflix)『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。本作を通じて、主演を務める女優のパク・ウンビンも、シンドローム級の人気を集めている。

話題沸騰中のドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は飛ぶ鳥を落とす勢いの人気を見せる

飛ぶ鳥を落とす勢いを見せる、話題沸騰中のドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(画像出典:ASTORY 公式Twitter)

韓国での熱量は、各SNSを筆頭に、オンラインコミュニティー、メディア、時事放送、ラジオなど、あらゆるツールに登場するドラマネタが、ほぼ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』だというほど。

こうして『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、さまざまな場所で話題を総なめにしているのだが、今期ドラマには、韓国の大物俳優が主演を務める注目作が放送されているのはご存じだろうか。

『ウ・ヨンウ~』にお株を奪われてしまった注目ドラマとは

まずは、ソ・ジソブが約4年ぶりにドラマ復帰を果たした、MBCドラマ『ドクター・ロイヤー』だ。

MBCドラマ『ドクター・ロイヤー』は俳優のソ・ジソブが主演

俳優のソ・ジソブが主演する、MBCドラマ『ドクター・ロイヤー』(画像出典:MBC)

本作は、仕組まれた手術で全てを奪われ、医療訴訟の専門弁護士になった天才外科医と、その手術でたった一人の家族であり恋人を失った医療犯罪専門検事が繰り広げる、メディカルサスペンス法廷ドラマ。

“医療”と“法廷”という、緊張感溢れるカテゴリーを融合させたとあって、放送前から多くの関心を集めていた。

ソ・ジソブは、天才外科医から弁護士に転身したハン・イハンに扮し、手に汗握るストーリーを展開、視聴者を魅了している。

カン・ハヌルのダークな一面が見られる!? ドラマ『インサイダー』

ドラマ『インサイダー』では、カン・ハヌルのダークな一面が見られる!? (画像出典:JTBC 公式Facebook)

2作目は、カン・ハヌルがダークなキャラクターに変身した、JTBCドラマ『インサイダー』。

潜入捜査をしていた司法研修生が奈落の底へ落ち、刑務所の賭博場で孤軍奮闘するアクションサスペンスだ。カン・ハヌルは、祖母を一人で世話しながら生活している司法研修生、キム・ヨハンを演じている。

ヨハンは、先輩検事の提案で潜入捜査を行っていたが、ある事をきっかけに刑務所へ収容されてしまう。奪われてしまった運命を取り戻すため、凄絶な死闘を繰り広げていく。

ソ・イングク主演ドラマ、KBS(Netflix)『美男堂-事件手帳』は日本のドラマファンからも期待されている

日本のドラマファンからも期待されている、ソ・イングク主演ドラマ、KBS(Netflix)『美男堂-事件手帳』(画像出典:KBS)

そして最後は、ソ・イングクが”憑依レベル”の演技を披露している、KBS2(Netflix)ドラマ『美男堂の事件手帳』。

前職はプロファイラー、現職は男巫というミステリーコミック捜査劇を描いたもので、ソ・イングクは主人公ナム・ハンジュン役を演じている。

ハンジュンは元エリートプロファイラーだったが、現在はヨンヘ洞の名物男巫。3年前のある事件を暴くため、昼夜問わず没頭している人物だ。

大物俳優が出演するドラマ、その視聴率は‥

いずれの作品も、放送前から期待と話題、そして注目を集めていたドラマである。しかし、いざ放送をスタートすると、視聴率が寂しい数字をはじき出してしまった。

全16話で構成されている『ドクター・ロイヤー』は、14話までの放送を終え、間もなくエンディングを迎えるが、これまでの視聴率が5%~7%台。

同じく16部作で、残すところ数回となった『インサイダー』は、2%~3%台に留まっている。

また、18部作予定で第8話までの放送を終えた『美男堂の事件手帳』は、4%~5%台を行き来しているという状況だ。

※以上、全てニールセンコリア(全国基準)調べ

天才的な頭脳と、自閉スペクトラム症を持つ新米弁護士ウ・ヨンウの成長物語

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は天才的な頭脳と、自閉スペクトラム症を持つ新米弁護士ウ・ヨンウの成長物語。(画像出典:ASTORY 公式Instagram)

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の視聴率は、初回こそ0%台からスタートしたものの、回を追うごとに上昇。第5話にして9%を記録し、第7話ではとうとう11%を突破した。第1話から、約10倍ものジャンプアップとなり、事実上前例のない水準という、爆発的推移を見せている。

新生ケーブルチャンネルにもかかわらず、もはや独走状態である。

2020年代、韓国で爆発的な人気を博したドラマ『ペントハウス(SBS)』シリーズ以来、久しぶりに誕生した国民的ドラマだと称賛されているのも納得だ。

ソ・ジソブ、カン・ハヌル、ソ・イングクという、大物俳優3人の名演を隠してしまうほど、爆発的ヒットを見せている『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は、韓国ドラマ界において、これまでの輝かしい記録をも塗り替えそうな勢いを見せている。

(構成:星野沙)






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