リュ・ジュンヨル、キム・テリ、キム・ウビン、さらにはソ・ジソブといった超豪華メンバーが主要キャストを務める、最新映画『宇宙+人(原題:エイリアン+人 第1部)』が、7月20日より韓国公開となった。本作は、2部構成で描かれることでも注目を集めているSFアクション・ファンタジーだ。そこで今回は、本作の主要キャストである4俳優の過去の映画代表作を振り返ってみたい。

リュ・ジュンヨル、キム・テリ、キム・ウビン、さらにはソ・ジソブといった豪華メンバーが主要キャストを務める最新映画『宇宙+人(原題:エイリアン+人 第1部)』が7月20日より韓国公開となった。

7月20日より韓国公開となった豪華キャスト集結の映画『宇宙+人』(画像出典:movie naver)

監督を務めたのは、ビッグヒットを記録した『10人の泥棒たち(2012)』『暗殺(2015)』のチェ・ドンフン監督で、実に7年振りの新作であり、2部構成で描かれることも大きな話題となっている。

本作は、高麗時代末期、神剣を巡り道士たちが争奪戦を繰り広げる1390年と、エイリアンの囚人を追う2022年との間に、時空の扉が開かれ巻き起こる奇想天外なSFアクション・ファンタジー。

韓国エンタメらしい、華やかさとSFが融合した新感覚の世界観に、多くの観客がきっと魅了されるだろう。そこで今回は、本作の主要キャストである、4俳優の過去の映画代表作を振り返ってみたい。

リュ・ジュンヨル『毒戦 BELIEVER(2018)』

リュ・ジュンヨル出演、重厚なアンクションとスタイリッシュな映像が融合した韓国ノワールの新境地『毒戦 BELIEVER(2018)』((C)2018 CINEGURU KIDARIENT & YONG FILM. All Rights Reserved.)

巨匠ジョニー・トー監督の香港映画『ドラッグ・ウォー(2012)』の韓国リメイク版となる本作は、重厚なアンクションとスタイリッシュな映像が融合した韓国ノワールの新境地としてヒットを記録。

姿なき麻薬王の逮捕を狙う麻薬取締官たちの捜査を描いた本作には、チョ・ジヌン、チャ・スンウォンといった豪華演技派俳優が集結。リュ・ジュンヨルは準主役の位置に付き、ベテランキャストに混ざりながらも存分に実力を発揮している。

麻薬王の正体を知る重要人物として、捜査に協力する青年ラクに扮し、ストーリーのキーパーソンを熱演。善とも悪とも予想が付かないミステリアスな存在感と、孤独と狂気を見事に体現。持ち前の高い演技力を見せつけた本作は、彼のその後の躍進の助走となった一作だ。

『毒戦 BELIEVER』本予告(動画出典:YouTube ギャガ公式チャンネル)

キム・テリ『スペース・スウィーパーズ(2020)』

キム・テリが宇宙船の船長を演じたSFアクション『スペース・スウィーパーズ(2020)』(画像出典:movie naver)

主演を務めたNetflixドラマ『二十五、二十一(2022)』の大ヒットを追い風に、トップ女優としての階段を上り続けるキム・テリ。

そんな彼女の近年の映画主演作は、韓国史上初の本格SF大作として話題を集めた『スペース・スウィーパーズ』だ。舞台は2092年、宇宙船“勝利号”の乗組員は、宇宙空間に浮遊する宇宙ゴミを収集し日銭を稼ぐ日々。

ある日、収集したガレキの中から現れた謎の少女との出会いから物語は始まる。キム・テリは本作で、男勝りな船長ギョンスクを好演。ソン・ジュンギ演じる操縦士テホら仲間と衝突しながらも、危機を乗り越えていく体当たり演技を披露した。

近年彼女の代表作は、体を張った役どころが多いが、アクションもこなせるマルチな女優として、今後より一層の魅力が増していきそうだ。

『スペース・スウィーパーズ』予告編 – Netflix(動画出典:YouTube Netflix Japan)

キム・ウビン『技術者たち(2014)』

大金強奪劇をクール&コミカルに描いたキム・ウビン主演『技術者たち(2014)』((C)2014 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.)

闘病生活から復帰し、tvN(Netflix)『私たちのブルース』での演技も好評を博したキム・ウビン。『宇宙+人』は、キム・ウビンにとって6年ぶりの映画出演作として期待を集めている。

そんな彼が単独初主演を務めた映画は、クライムサスペンスの『技術者たち』。本作では、天才的な詐欺師かつ金庫破りの達人である主人公ジヒョクに扮し、人材調達のプロで工学に長けたグイン(コ・チャンソク扮)、天才ハッカーのジョンベ(イ・ヒョヌ扮)と共に大金強奪に挑むリーダーを熱演した。

188cmの長身と低音ボイスが、より魅力的に映るクールでウィットに富んだジヒョクの役柄は、まさにハマリ役と言えるだろう。そんな本作は、単純で痛快なクライムムービーと侮ることなかれ。

観客さえも惑わす巧妙なトリックが仕掛けられたストーリー展開にも注目だ。

『技術者たち』予告篇(動画出典:YouTube Klockworx VOD)

ソ・ジソブ『ただ君だけ(2011)』

ソ・ジソブとハン・ヒョジュが織り成す珠玉のラブストーリー『ただ君だけ(2011)』((C)2011 SHOWBOX / MEDIAPLEX AND HB ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED)

日本でも、高い人気を誇るソ・ジソブの映画主演作として紹介するのは、2020年に吉高由里子と横浜流星のダブル主演で日本リメイクされた『きみの瞳が問いかけている』のオリジナル『ただ君だけ』。

視力を失いつつある女性と、孤独な元ボクサーの切ない恋愛を描いた王道のラブストーリーだ。韓国映画らしい過酷な展開と、ドラマティックな結末が詰まった珠玉の一作となっている。

ソ・ジソブは華やかな経歴を持つボクサーだったが、とある過ちを機に孤独に生きることになった男、チョルミンを熱演。

ハン・ヒョジュ演じるヒロインとの出会いにより、凍てついた心が溶け、再び人生に向き合い挑んでゆく、力強くて繊細な演技を披露している。

『ただ君だけ』特別予告編(動画出典:YouTube ponycanyon)

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人気、実力ともにトップクラスの4大俳優が共演し、話題沸騰中の『宇宙+人』。日本公開を心待ちにしたい。

(投稿:島田元)

『宇宙+人 第1部』劇場予告編(動画出典:YouTube CJ ENM Movie)




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