ドラマや映画を超え、バラエティーまでこなす”万能エンターテイナー”として、目覚ましい活躍を見せている俳優のナ・イヌ。韓国では、彼の好感度が爆上がりしているという。ナ・イヌが愛されキャラになった道筋をみると、ある俳優を思い出してしまう。それはキム・ソンホだ。ナ・イヌとキム・ソンホ(キム・ソノ)、微妙にかぶる彼らの共通点とは。
俳優のナ・イヌが、韓国のバラエティー番組で抜群の存在感を放ち、大衆からの好感度が爆上がりしている。
ナ・イヌが登場したのは、KBS2の人気バラエティー番組『1泊2日シーズン4』。
番組では、レギュラーメンバーと共に”冬の寒気実戦訓練”と題した過酷な行軍訓練に挑んだり、そのご褒美となった”満腹巨済旅行”で満面の笑みを見せたりと、ニューカマーらしい”素”のリアクションを連発。素直で屈託のない姿に、大衆は好感を抱いたようだ。
ナ・イヌと言えば、ドラマ『月が浮かぶ川』で主人公オンダル役を好演し、注目を集めた俳優だ。
放送当初、主人公を担当していたのは俳優のジスだった。しかし、彼に過去の校内暴力疑惑が浮上し、放送途中に降板。その代役としてナ・イヌが抜擢された。
彼は安定した演技力で、ピョンガン役のキム・ソヒョンと息の合った芝居を見せて、結果的に好評を博すこととなった。
あるドラマを通じて注目を浴び、人気バラエティー番組への出演で大衆の心を掴んだナ・イヌ。
ここまで書くと、ある俳優を思い出してしまう。それは、キム・ソンホ(キム・ソノ)だ。
話題のドラマに出演し、じわじわと人気を集めていた彼だったが、爆発的な注目を浴びたのは、Netflix(ネットフリックス)にて配信されている青春ドラマ『スタートアップ: 夢の扉』だろう。
キム・ソンホが演じた”ハン・ジピョン”は、ドラマ放送当時、”サブ主人公シンドローム”を巻き起こし、視聴者を魅了。さらに『第16回 ソウルドラマアワード』で、1年間韓国を輝かせた”韓国版アベンジャーズ”キャラクターにも選ばれている。
その後、キム・ソンホはドラマだけでなくバラエティー番組でも活躍を見せ、大衆の心を鷲掴みにした。
このように見ると、ナ・イヌとキム・ソンホが人気者になった法則に共通点があるようだ。
愛されキャラクターに加え、優しそうな顔立ちに程よいフィジカルと、ナ・イヌはどことなくキム・ソンホとかぶるようなビジュアルでもある。
しかしこの一方で、皮肉な点もある。
それは、ナ・イヌの好感度が上がったバラエティー番組は、かつてキム・ソンホがレギュラー出演していたということ。何とも皮肉なことに、ナ・イヌはキム・ソンホが去った後に新メンバーとして迎え入れられているのだ。
キム・ソンホと同じく、成功の法則にのったナ・イヌ。
彼は今、ドラマや映画を超え、バラエティーまでこなす”万能エンターテイナー”として、目覚ましい活躍を見せている。
待望の次回作は、少女時代のスヒョンと主演を務める『ジンクスの恋人』だ。今年上半期の最高傑作と名高い作品で、さらなる好感度を獲得するに違いない。
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