JTBC(Netflix)『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!』で主演を務めている、女優のパク・ミニョン。ドラマの人気が上がると同時に、視聴者からはパク・ミニョンの演技が成熟したと多くの称賛が寄せられている。パク・ミニョンが披露する、ラブコメディー演技の魅力とは。
JTBC(Netflix)『気象庁の人々:社内恋愛は予測不能?!(以下、気象庁の人々)』で、日韓の視聴者にときめきを届けている女優のパク・ミニョン。
ドラマが人気を呼ぶと同時に、彼女の演技に対しても”確実に仕上がっている”と称賛の声が寄せられている。
『気象庁の人々』は、タイトル通り”気象庁”というユニークな空間が舞台だ。そこで毎回、『シグナル』や『体感温度』、『季節の変わり目』、『視程』、『局地的大雨』、『ヒートアイランド現象』といったタイトルで、気象庁の人々の関係を気象状況にたとえて解説している。
その関係の中でも『気象庁の人々』が注目するのは、社内恋愛。
チン・ハギョン(パク・ミニョン)とイ・シウ(ソン・ガン)がする”秘密の社内恋愛”もあるが、結婚したカップルであるハン・ギジュンとチェ・ユジンの、喧嘩したことでお互いに対する感情は良くないが、対外的にはそう見えないようにするための”愛情を装う社内恋愛”もある。
多様なスタイルの”社内恋愛”が展開される中、やはり目を引くのはパク・ミニョンが披露する”感情のジェットコースター”がさく裂する恋愛模様だろう。
チン・ハギョンとイ・シウの社内恋愛が楽しさを与えるのは、彼らのプライベートにある甘さが公的空間に来た途端に冷淡なチーム長と部下の関係に急変するような予測しがたい変化にある。
例えば、チン・ハギョンは、わざとイ・シウをいじめるように誇張したりもするが、2人だけで給湯室にいる時は、一線を越えてくるイ・シウを押しのけながらも喜んでいる。
このシーンだけでもパク・ミニョンの演技は熟していると言ってほど、あらゆる効果を発散していることが分かる。それは、視聴者に極上のときめきを届けているからだ。
社内で完璧主義者に近いチン・ハギョンという人物をパク・ミニョンは冷静に見えるほどしっかりした姿で描き出すが、これと同時に元カレの裏切りに苦しみ、イ・シウと一瞬にして近づく熱さも見せてくれる。
また、仕事においても恋愛においても思いっきり言いたいことを言うチン・ハギョンの姿に視聴者は”スカッと”するが、非情なキャラクターではない。プライベートな問題が起こった時、素直で人間的な温かさがにじみ出るからだ。
パク・ミニョンはラブコメディーにおいて、冷静なようで熱く、完璧な中でも人間的な面を見せながら、ときめきと悲しみ、甘さと寂しさを披露し、視聴者から涙と笑いを引き出すことに慣れている俳優だ。
彼女の持つルックスや落ち着いた声、仕草などは、”都会的なイメージのキャリアウーマンでありながら、思いやりに溢れている”といった、ラブコメディーに登場するキャラクターのイメージにマッチングする。
過去に出演したドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』、『キム秘書はいったい、なぜ?』、『彼女の私生活』でも、優れた”ラブコメディー”演技を見せてくれたパク・ミニョンは、韓国ドラマが放つ、究極のラブコメディーに特化した女優と言ってもいいだろう。
『気象庁の人々』は、気象庁で起こった出来事と、その中で繰り広げられるラブストーリーが、様々な気象状況にたとえられるのは、チン・ハギョンというキャラクターがあるからだ。
仕事と恋愛を行き来しながら、気象状況を通じて恋愛模様を描き出すという、並大抵ではないキャラクターをブレることなく演じているパク・ミニョンは、これまで以上に成熟した演技を披露していると言えるだろう。
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