キム・スヒョンが新作ドラマ『その日の夜』でチャ・スンウォンとタッグを組む。所属事務所のゴールドメダリストは5日、キム・スヒョンがドラマ『その日の夜』のキャスティングが確定したと明らかにした。

2020年、tvNドラマ『サイコだけど大丈夫』に出演したキム・スヒョン

同じ事務所に所属している女優のソ・イェジと息合わせ、空白(入隊)期間を感じさせない演技を披露し、韓国だけではなく、ここ日本でも大きな反響を呼んだ。

サスペンスジャンルのドラマで2021年をスタートさせるキム・スヒョン

キム・スヒョンはサスペンスジャンルのドラマで2021年をスタートさせる(画像出典:GOLDMEDALIST)

サイコだけど大丈夫』を通して”ヒーリング”と”感動”を伝えたキム·スヒョンが、2021年には緊張感溢れるサスペンスジャンルのドラマで復帰を果たす。

キム・スヒョンの新作ドラマとは?

前作の『サイコだけど大丈夫』とは、俄然変わるキャラクターと演技に、既に大きな期待と注目が集まっている。

『その日の夜』は、ある女性の殺人事件を巡り、2人の男が刑事司法制度を暴く物語だ。イギリスのテレビ局BBCで放送された『Criminal Justice』を、韓国の情緒に合わせてリメイクした作品だと伝えられている。

キム・スヒョンは、一夜のミスで殺人事件の容疑者になってしまった大学生キム・ヒョンを演じる。

弁護士のシン・ジュンハンを演じるチャ・スンウォン

劇中チャ・スンウォンは弁護士のシン・ジュンハンを演じる(写真提供:©スポーツ韓国)

対して共演のチャ・スンウォンは、キム・ヒョンスに手を差し伸べる弁護士、シン・ジュンハンに扮する。キム・ヒョンスと出会い、司法制度が持つ”裏の顔”に遭遇し、少しずつ変化していく姿を披露する予定だ。

『Criminal Justice』はどんなドラマ?

本作は、上述したように、2008~2009年にイギリスのテレビ局BBC(BBC One)で放送されたドラマだ。

Criminal Justice

イギリスドラマ Criminal Justice (画像出典:Amazon)

近年、海外ドラマを”韓国化”する動きが著しく増えているものの、大筋となるフォーマットは、原作を継承している。

『その日の夜』も、原作『Criminal Justice』のフォーマットを忠実に再現するという前提で、ある程度のストーリーは見えてくると予測される。もし、あらゆる先入観を排除して本作を楽しみにしたいという方は、ここまで読めばよいだろう。

『Criminal Justice』あらすじ

タクシー運転手の父を持つベンは、ある日の夜、父のタクシーを運転し外出するが、運行中のタクシーだと思い込んだある女性が、ベンのタクシーに乗り込んで来る。

互いに好感を持った2人は、お酒と薬物で一夜を過ごすが、翌日女性は遺体となっていた。飲酒と薬物で、昨夜の記憶がないベンは現場から逃走するが、交通事故を起こして警察に捕まってしまう。取り調べにより、殺害された女性と一夜を過ごしていたことが明らかになったベンは、最有力容疑者となる。

記憶はないが、自身は殺していないと確信するベン。

しかし、警察にとってベンの意見は重要ではない。マニュアル通りの捜査が進められ、次第にベンは容疑者から”犯人”となる。ベンを弁護するために駆け付けた弁護士にとって真偽は大事ではない。「いかにして有利に裁判を運ぶか」「軽い判決で済ませることができるか」など、法により守られるべき正義と良心は消え、戦略と取引だけが彼の”正義と良心”になった。

結局、有罪判決を受けたベン‥果たして”真犯人”は誰なのか? ベンは本当に”無実”なのか?

メッセージ

原作『Criminal Justice』は、サスペンスジャンルのドラマでありながら、「犯人は誰か」にフォーカスを当てていない。

むしろ、司法制度の本場と称されるイギリスが持つ”矛盾”と”不当”にフォーカスを当てているのだ。

被告の有罪、無罪は”どうでもいい”という検察、その検察に取引を持ちかける弁護士、客観的な捜査より自分の直感に頼って捜査を進める警察(殺害現場を操作することも)‥人が人の罪を裁く司法制度自体が、矛盾ばかりなのだ。

Criminal Justiceを直訳すると、”刑事法”という意味を持つ。

様々な政治スキャンダルや、犯罪をネタに名作ドラマが生まれている韓国で、刑事司法制度の矛盾はどのように描かれるのか。キム・スヒョンは、どのように”ベン”を演じるのか。

『その日の夜』の放送が待ち遠しい。


イギリスドラマ『Criminal Justice』(動画出典:Youtube TheBFSEntertainment)







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