BTS(防弾少年団)のジョングクが、ソウルの梨泰院(イテウォン)に一戸建てを購入したというニュースが話題だ。最近では、JTBCドラマ『梨泰院クラス』で知名度の上がった地域だが、一体どんな所なのだろうか?

今月4日、BTS(防弾少年団)のジョングクが、ソウルの龍山(ヨンサン)区にある梨泰院洞(イテウォンドン)に一戸建てを購入したと報じられた。

韓国メディアの『Etoday(イートゥデイ)』によると、その額は76億3,000万ウォン(日本円で約7億6,000万円)だという。

梨泰院に一戸建てを購入したというジョングク

梨泰院に一戸建てを購入したと報じられたジョングク。(画像出典:BTS 公式Instagram)

梨泰院は、最近多くの芸能人が不動産投資をする土地として注目されているようで、昨年プロゴルファー出身のイ・ヨンドンと離婚調停を申請中だと発表した女優のファン・ジョンウムも、梨泰院の戸建住宅を46億5000万ウォンで購入したと言われている。

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これだけ有名人からも注目を集めている梨泰院とは、一体どんな街なのだろうか?

梨泰院とは

韓国の観光地と言えば明洞(ミョンドン)が有名だが、意外にもソウル市の観光特区第1号(1997)が梨泰院である。

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第二次世界大戦が終結した1945年以降、米軍基地ができたことで人種のるつぼと化した梨泰院は、古くから”異邦人の街”として知られていた。

駅周辺にはレストランやナイトスポットなど、国際色豊かなショップが今も立ち並ぶ。

様々な人種が行き交うこの街は、かつて治安が悪いとされていたが、現在は各国の大使館や領事館があるため治安は安定しており、いつしか若者の憧れの街へと変化を遂げていった。

これを証明するかのように、インスタグラムには「#이태원살고싶다(イテウォン サルゴシプタ:梨泰院に住みたい)」というハッシュタグが利用されているという。

昼夜楽しみたいシングル族に快適な街

昼間はカジュアルなカフェでおしゃべりを楽しみ、夜はダンスクラブやバルでお酒を飲みたいという人々にとって、梨泰院はうってつけの街だ。

また明洞や江南(カンナム)に比べ、賃料が比較的安いためシングル向きとも言われている。加えて隣のハンナム洞(漢南洞)は、グループオーナーや有力政治家、著名人などが多く住んでおり、梨泰院発展の助力にもなったようだ。

地下鉄6号線で梨泰院駅の隣り、漢江鎮(ハンガンジン)駅にはミュージカルファン御用達の劇場、BLUE SQUARE(ブルー・スクエア)があるため、宿泊するにもリーズナブルな場所として親しまれている。

ナイトクラブ閉店後、疲れ切った若者が夜通し滞在しているからか、梨泰院駅近くのスターバックスコーヒーは男女でフロアが分かれている(2018年現在)のも嬉しい。

漢南にはBTSの宿舎があるとも知られており、ジョングクは車で5分の距離に、新居を購入したとも推測されている。

それゆえか、かつては”ソウルの六本木”とも言われていたが、現在は六本木に中目黒が入り交ざったような雰囲気を持つ。”世紀のカップル”と呼ばれ親しまれていた、俳優のソン・ジュンギと女優のソン・ヘギョも、梨泰院に新居を構えていた事は有名な話だ。

しかしながら、新型コロナウイルスが感染を広め始めた頃、梨泰院のクラブでクラスターが発生。近い時期に、ジョングク、NCT ジェヒョン、SEVENTEEN ミンギュ、ASTRO チャ・ウヌが梨泰院の飲食店を訪問していたことが明らかになり、4人が反省文を発表する自体へと発展。悪い意味でも”梨泰院”の名が有名になってしまっている。

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そんなイメージを以てしても、梨泰院は魅力的な街なのだろう。

今後ますます有名人が梨泰院に居を構える流れになり、高級住宅地へと変化するのか、気になるところだ。



BTS

BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。

HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。

デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。

ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。

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