いよいよ父親となるヒョンビンだが、彼はこれまで、父親役をあまり演じていない。

だが、ブレイクするきっかけとなった作品『シークレット・ガーデン(SBS/2010)』の最終話では、父親になったヒョンビンの姿が描かれている。

ヒョンビンは、『シークレット・ガーデン』で父親となった姿を披露(画像出典：SBS)

ヒョンビン扮する、キム・ジュウォンの子供役(3兄弟の長男)を演じたのは、子役俳優のイ・テウ。

イ・テウは5歳になる年の2010年に、SBS『僕の彼女は九尾狐＜クミホ＞』でイ・スンギ扮する、チャ・テウンの幼少時代を演じ、ドラマデビューを果たす。

その後、『シークレット・ガーデン』をはじめ、ソン・イルグク主演『天地人～チョンジイン～(JTBC/2011)』、チョ・インソンとソン・ヘギョが初共演した『その冬、風が吹く(SBS/2013)』などに出演。子役俳優として継続的に活動し、フィルモグラフィーを重ねた。

劇中、ヒョンビンの息子役を演じた、子役俳優のイ・テウ(画像出典：SBSスクリーンショット)

また、チョン・イル、ユンホ(東方神起)、ソ・イェジが出演したファンタジーロマンス『夜警日誌(MBC/2014)』や、日本でも人気の高かったドラマ『華政(ファジョン・MBC/2015)』、チャン・グンソクとヨ・ジングが競演した『テバク～運命の瞬間～(SBS/2016)』など、時代劇でも活躍。

ジャンル問わず、錚々たるメンバーが主演を務める作品に出演し、主人公の幼少時代から、独立したキャラクターまで、さまざまな役柄を演じている。

2017年のドラマ『内省的なボス(tvN)』を最後に、子役としてのフィルモグラフィーは止まったままだが、昨年、新たな姿で大衆の前に登場し、驚かせた。

イ・テウは、オーディション番組『LOUD：ラウド(2021)』に出場(画像出典：イ・テウオフィシャルInstagram)

それは、日本でも配信されK-POPファンの関心を集めたオーディション番組、SBS『LOUD：ラウド(2021)』だ。

『LOUD：ラウド』は、JYPエンターテインメントの創設者であるパク・ジニョン(J.Y.Park)と、P NATION(ピーネイション)の創設者であるPSY(サイ)の2人が、次世代ボーイズグループを作るためのサバイバルオーディション番組。

従来の方式とは異なり、1番組で1つのグループを作るのではなく、各事務所のプロデューサーとして活躍する2人が、総勢75名の応募者の中からメンバーを選び、それぞれ新たなグループをデビューさせるというものだった。

イ・テウはK-POPアイドルを夢見て、オーディションにチャレンジ。惜しくも3ラウンドで脱落してしまったものの、彼の勇姿に感動するファンは多かったはずだ。

2005年12月生まれで、現在16歳(日本年齢)のイ・テウの次なる目標は、アイドルになる事。

これまでダンススクールに通いながら、Block Bのジコが設立したKOZエンターテインメントに最終合格、またFTISLANDやCNBLUEが所属する、FNCエンターテインメントの2次合格者になったことも。

さらに、カカオM(現カカオエンターテインメント)に練習生として契約をしたという記録もあり、その道への準備が着々と進んでいるようだ。

俳優としての十分なキャリアを持ちながら、新たなステージを目指し、奮闘を続けているイ・テウの活躍に期待したい。

(構成：星野沙)

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