• 【韓流20周年企画-ドラマ『トンイ』編】2022年は、日韓同時開催が話題となったFIFAサッカーワールドカップから20年を迎える年となる。
  • 振り返ると日本の韓流ブームの歩みも同じようなタイミングだったのではないだろうか‥
  • 今回は、日本で大ヒットしたMBCドラマ『トンイ(2010)』に出演していた子役俳優 イ・ヒョンソクを紹介する。

韓国で最高視聴率29.1%を記録し、日本でも大ヒットしたMBCの人気時代劇ドラマ『トンイ(2010)』。

『トンイ』は、かつて韓国と日本両国で大ヒットした

かつて韓国と日本両国で大ヒットした『トンイ』(画像出典:MBC)

女優のハン・ヒョジュが、主人公のトンイを務めたことで知られるが、トンイの息子役で後に国王となる英祖(ヨンジョ)を演じた子役俳優を覚えているだろうか。

まだあどけなく、かわいい容姿が注目を浴びたイ・ヒョンソクだ。

子役俳優イ・ヒョンソクは、『トンイ』でトンイの息子役を演じた

『トンイ』でトンイの息子役を演じた子役俳優イ・ヒョンソク(画像出典:MBC)

撮影現場では、ハン・ヒョジュを”ママ”、俳優のチ・ジニを”パパ”と呼んでいたというかわいらしいエピソ-ドを公開するなど、容姿に加えて子どもらしい側面も見せていた。

しかし、演技となると打って変わって、時代劇特有の難しいセリフも滑舌良くこなし、子役とは思えぬ優れた演技力で一目置かれる存在だった。

それは、視聴率にも影響を与える程だったようで、ある韓国メディアによると、当時『トンイ』は、同時間帯に放送されていたSBSドラマ『ジャイアント(2010)』に視聴率1位の座を奪われるも、イ・ヒョンソクの活躍などにより、首位奪還に成功したという。

その結果、2010年の『MBC演技大賞』では、特別賞部門の”子役賞”を受賞。

『トンイ』でトンイの息子役を演じた子役俳優イ・ヒョンソク

『トンイ』でトンイの息子役を演じた子役俳優イ・ヒョンソク(画像出典:MBC)

実は彼、デビュー翌年の2009年、『MBC演技大賞』でも”子役演技者賞”を手にしているのだ。

ドラマ『エンジョイライフ~愛がすべて(2009)』で、離婚と再婚を繰り返す母親の息子役を演じ、その並外れた演技が高い評価を受けてのことだった。

劇中、他の子役俳優を圧倒する演技力と、忠清道(チュンチョンド)の方言を駆使する様子が、当時大きく注目を浴びた。

以降、ミュージカルや映画にも挑戦しながら、ドラマ界をメインに活動を展開。2012年には日本の漫画『JIN―仁―』原作のMBCドラマ『Dr. JIN』に出演した。

『Dr. JIN』に出演したイ・ヒョンソク

イ・ヒョンソクが出演した『Dr. JIN』(画像出典:MBC)

本作では、王位に就かせようとする父を持つ息子を演じ、視聴者からは「ヒョンソク君の熱演で、毎話楽しく観ています」などの反応を得るなど、幼いながらも安定感のある演技で、お茶の間を楽しませる。

将来大物になりそうな予感を見せていたイ・ヒョンソクだったが、2018年のKBS2秋夕スペシャルドラマ『オクラン麺屋』を最後に、フィルモグラフィーが更新されていない。

残念ながら、韓国メディアで最後に彼の近況が伝えられたのは2019年で、軍入隊のニュースと共に、名門韓国外国語大学で国際金融学科に入学したこと。同年、韓国の青少年の能動的で、自主的な意識を高めるためのイベント『大韓民国青少年博覧会』の、特別講師を務めたという内容だった。

イ・ヒョンソクは、韓国外国語大学のキャンパスをバックに撮った写真をインスタグラムに掲載した

韓国外国語大学のキャンパスをバックに写るイ・ヒョンソク(画像出典:イ・ヒョンソクInstagram)

そして現在--彼のインスタグラムを見る限り、キャンパスライフを謳歌しているようだ。

大人俳優顔負けの演技で、世間から注目を浴びたイ・ヒョンソク。

大学卒業後は、再び俳優として戻って来ることを期待しているファンも多いのではないだろうか。

(構成:西谷瀬里)






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