韓国のドラマ界では、非常に重要な役割を担う”幼少期”の子役たち。

劇中、演じていた子どもが成人俳優とバトンタッチした時、そのシンクロ率が話題となることがあるが、最近、韓国メディアのZUM hubが「主演俳優の子ども時代を演じる子役のシンクロ率は非常に重要」「ドラマを観る上で、没入感と流れを決定付けるとても大切な要素がある」と伝え、過去に主演俳優とシンクロ率の高かった子役俳優を紹介した。

『智異山＜チリサン＞』キム・ドヨン(Weki Meki)

同記事でまず紹介されたのは、tvN『智異山＜チリサン＞(2021)』に出演した、Weki Meki(ウィキミキ)のメンバーであり、女優のキム・ドヨンだ。

主演を務めた女優 チョン・ジヒョンの少女時代を演じ、話題を集めた。

『智異山』で、チョン・ジヒョン(下)の少女時代を演じたキム・ドヨン(上)(画像出典：tvN)

ZUM hubは彼女を挙げた理由に、「173cmという高身長と、黒いストレートヘアで優雅な雰囲気を漂わせるキム・ドヨンを見ていると、幼い頃のチョン・ジヒョンの姿がよぎるようだ」と説明。

そんなキム・ドヨンは、過去にMnetのオーディション番組『PRODUCE 101』シーズン1に出演していた当時から、「チョン・ジヒョンに似てる」と有名だった。

目鼻立ちだけでなく、高身長な点までチョン・ジヒョンと共通していたため、ドラマの没入度を損なうことなく、少女時代を演じ切った。

『恋慕』 チェ・ミョンビン

2人目に紹介されたのは、KBS2(Netflix)『恋慕(2021)』で、主演のパク・ウンビンの幼少期と、双子の姉妹という1人2役を、見事に演じ分けたチェ・ミョンビン。

『恋慕』でパク・ウンビン(下)の幼少期と双子の姉妹を演じたチェ・ミョンビン(上)(画像出典：KBS)

彼女は、パク・ウンビンの愛らしい顔立ちに似ていることから大きな注目を浴びたが、容姿と同様、視線を奪ったのが「チェ・ミョンビンの繊細な感情の演技だった」という。

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『マイ・ディア・ミスター～私のおじさん～』 キム・ギュリ

3番目に紹介されたのは、tvN『マイ・ディア・ミスター～私のおじさん～(2018)』で、主演のIU(アイユー/イ・ジウン)の寂しい幼少期を演じたキム・ギュリだ。

『マイ・ディア・ミスター～私のおじさん～』でIU(下)の幼少期を演じたキム・ギュリ(上)(画像出典：tvN)

ZUM hubはキム・ギュリについて「優しそうな目、繊細な顔立ちまで、まさに”リトルIU”と言わざるをえない」と伝え、そのシンクロ率の高さを絶賛。

またキム・ギュリは、tvN『ホテルデルーナ～月明かりの恋人～(2019)』でも、IUの子ども時代を演じており、シンクロ率の高さが立証されている。

『悪魔判事』 キム・ガユン

最後に紹介されたのは、tvN『悪魔判事(2021)』で、女優キム・ミンジョンの幼少期を演じたキム・ガユン。

『悪魔判事』でキム・ミンジョン(下)の幼少期を演じたキム・ガユン(上)(画像出典：tvN)

キム・ガユンも、キム・ミンジョンと酷似したルックスで話題となり、キャスティングが決定した当時「神秘的な眼差しと、東洋の美を持ったキム・ミンジョンの魅力そのままだ」と、容姿のシンクロ率の高さを報じた韓国メディアも。

またZUM hubは「キム・ミンジョンに似た大きな瞳とツンとした鼻、優雅な雰囲気に立派な演技まで、一度見たら忘れることのできない、最も印象深い女優の一人だ」と記し、演技力にも称賛を送った。

*****
上記に挙げたのはほんの一例であり、これまでにも多くの子役が、”将来有望”と称されるほど作品毎に話題となってきた。

成人俳優とのシンクロ率もポイントの1つとして作品を選ぶと、より没入できるドラマに出合えるかもしれない。

(構成：西谷瀬里)

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