Netflix(ネットフリックス)で人気の韓国ドラマ『愛の不時着』。劇中、俳優ヒョンビンが北朝鮮の軍人を演じたことで、過去に”リアル軍人”だった海兵隊に入隊していた頃のエピソードが話題になっているようだ。

tvNドラマ『愛の不時着』で北朝鮮の軍人リ・ジョンヒョク役を演じた俳優ヒョンビン

軍服を着たヒョンビンのビジュアルは彫刻そのものであり、敬礼する姿はカリスマが炸裂している。

リジョンヒョク役を演じた俳優ヒョンビン

リ・ジョンヒョク役を演じた俳優ヒョンビン(画像出典:vastエンターテインメントInstagram)

劇中、凛々しくたくましい軍人を演じたヒョンビンに多くの女性ファンたちが魅了されたことで、”リアル軍人”であった海兵隊の頃のヒョンビンの姿が再び注目されている。

ヒョンビンは2011年、韓国の軍隊の中で一番軍務が厳しいと言われている海兵隊に入隊。

2010年に延坪島(ヨンピョンド)の砲撃事件以来、海兵隊を志願する若者が多かった中、ヒョンビンもドラマの影響で人気絶頂だった20代の終わりに志願して大きな話題を集めた。

海兵隊で軍生活を送っていた頃のヒョンビン

海兵隊で軍生活を送っていた頃のヒョンビン(画像出典:海兵隊 날아라 마린보이)

ヒョンビンは、海兵隊の軍生活で国防部長官と海兵隊司令官から表彰状を受けて模範的な軍人となり、同僚の兵士たちからは「運動も出来てセンスが良く、先任の上級兵に可愛がられていた」という声が聞かれるほど。

常に礼儀正しい姿を見せていたヒョンビンは、新兵訓練の時からすでに本格エリート軍人と言われ、海兵隊の軍広報の際にはヒョンビンの画像や動画が多く起用されるほど、軍で必要とされる存在だったようだ。

精神的にも肉体的にも、限界を超えるほどの厳しい訓練が強いられるため、海兵隊に入隊すると高く評価されることはもちろん、社会で一目置かれる存在になる。

ヒョンビンの場合、俳優として人気がのぼりつめた頃に芸能活動への未練もなく海兵隊に入隊したことで、さらに完ぺきな人間性を見せて好感を積んだように思える。

兵役前のヒョンビンは、ドラマの中で柔らかいイメージだったが、海兵隊を除隊した後は、これまで挑戦したことのなかったジャンルを選択しイメージチェンジを図った。

映画『逆鱗(2014)』、『コンフィデンシャル/共助(2017)』、『スウィンダラーズ(2017)』、『ザ・ネゴシエーション(2018)』などがそれに当たるが、映画の中のヒョンビンはかなり強いイメージだ。

しかし、今回『愛の不時着』で演じたリ・ジョンヒョクは、映画の強さとロマンスドラマで見せた柔らかなイメージが歯車のように噛み合わさったキャラクターだったとも言える。

言葉数は少なく、無愛想に見えても好きな相手には優しさを見せるツンデレな演技、軍隊で培った内面の強さや銃を構える基本的な細かい仕草など、長所が一同に調和しているためかヒョンビンの魅力が最大化され、視聴者たちを惹きつけるには文句なしのキャラクターだったようだ。



『愛の不時着』で、韓国セレブと北朝鮮の軍人という非現実的なロマンスに説得力を付与し、作品性と話題性を同時に立証したヒョンビンは、芸能界で必要とされ、海兵隊でも必要とされ、もちろんファンからも必要とされる、最も引く手あまたな俳優と言っても過言ではない。

※韓国海兵隊:韓国の軍組織のなかで最も厳しい訓練を行うと知られる韓国海兵隊。敵を恐れないその強さから『幽霊狩りの海兵隊(귀신잡는 해병대)』という異名で親しまれている。

ヒョンビン

韓国の人気俳優ヒョンビン(ハングル 현빈)。

2003年にKBSのテレビドラマ「ボディガード(原題 보디가드)」でデビュー。

2005年にMBCドラマ「私の名前はキム・サムスン(原題 내 이름은 김삼순)」で大ブレイク。韓流スターとして韓国や日本、中国をはじめアジア全域で人気を博している。

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