TWICE(トゥワイス)のヒット曲の裏には、敏腕プロデューシングチーム”ブラックアイドピルスン(블랙아이드필승)”がついており、最高のシナジー効果によってメガヒットを遂げている。今年TWICEメンバーの歌唱力論議や、パートの割り振りが不平等だとファンから指摘が上がっていた。しかし、ついにプロデューシングチームがTWICEについて口を開いた。

現在、K-POP界で最高のガールズグループを挙げるなら断然TWICE(トゥワイス)ではないだろうか。デビュー曲『Like OOH-AHH』から、最近では『Feel Special』『MORE & MORE』まで連続メガヒットを遂げている。

だが、今年6月、ある音楽番組のアンコールステージでTWICEの歌唱力が論議となる。一部では「アーティスト本人の音域に合っていない楽曲が問題」「各メンバーのパートの割り振りが偏っていて不平等」などの指摘が上がった。

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TWICE

TWICE(画像出典:TWICE Twitter)

TWICEの楽曲制作の裏には、メガヒットを生み出す敏腕プロデューシングチーム”ブラックアイドピルスン(블랙아이드필승)”がついている。彼らは『LIKEY』『CHEER UP』『TT』『FANCY』などの作詞・作曲に携わり、歌謡界の”ヒット曲製造機”とも呼ばれている。

そんな”ブラックアイドピルスン”のメンバーRado(ラド)が、論議となったTWICEの歌唱力やパート配分について遂に口を開いた。

8月28日、タレントのキム・グラが運営するYouTubeチャンネル『グラチョル』では、キム・グラがRadoと対話をする映像が公開された。

TWICEのヒット曲を制作しているRado

TWICEのヒット曲を制作しているRado(画像出典:グラチョル YouTube)

キム・グラが「TWICEのパートの割り振りを置いて、ファンの不満が多い。ナヨンのパートが多いと聞かれるが、どのような基準で割り振りをしているのか」と尋ねると、Radoが「パートの割り振りは私が判断しています。ファンの不満があると思いますが、仕方のないことです」とし「個人的な感情で振り分けているのではなく、クオリティーのためです。歌が上手なメンバーがパートを多く持った方が良いと思うのは当然のことです」と答えた。

続けて「TWICEのリードボーカルとメインボーカルはナヨンとジヒョです。ナヨンの声は爽やかで、ジヒョは声が濃厚。歌の始まり、サビ、最後の部分は重要であるため、歌唱力のあるメンバーが歌ってこそ上手なグループに見えます。そのためナヨンをセンターに立てることが多いのです」と付け加えた。

さらに『CHEER UP』の歌詞の中にある、”シャシャシャ”の部分の裏話も。

キム・グラが「”シャシャシャ”は、なぜサナが担当したのか?」と質問すると、Radoは「初めはダヒョンが担当でした。しかし彼女は喉の調子が悪く、ダヒョン本人がサナを推薦したため、サナが担当することになりました」とし「聴いた瞬間”これはヒットする”と確信できました」と語った。

これに、キム・グラが「こんなにヒットするとは、ダヒョンも知らなかったでしょうね。ダヒョンは心が痛んだかもしれない‥」と伝えると、Radoは「それで『TT』の”ノムへ ノムへ”の主人公をダヒョンにしました。本当はサナのパートでしたが、サナばかりに集中させてはいけないとファンの視線も考えました」と説明した。

サナの"シャシャシャ"が大ヒット

サナの”シャシャシャ”が大ヒット(写真提供:©スポーツ韓国)

プリプロダクション(楽曲を本制作する前の準備段階)で、メンバー全員のコーラスを聴き、それに応じて個々の歌唱力に合ったパート分けをしているというRado。今回の動画を通じて、TWICEの一人一人の力量やキャラクターを考慮しながら、楽曲を表現しているという深く貴重な意見を聞くことが出来た。

Radoは、「TWICEのおかげで私たちの名前も知らせることができました」と謙虚に話したが、TWICEもまた速い速度で歌謡界の頂点に立つことができたのは、やはり彼らのおかげでもあるのだろう。

「TWICEとはデビューから共にし、離そうとしても離れられない関係。TWICEは私たちが最も理解し、熟知しているチームです」と自負するRadoの姿から、TWICEのパートの割り振りは、彼女たちの魅力を最大限に引き出した結果であると言える。


K-POPパート割り振りの真実(動画出典:구라철)




TWICE

TWICE (トゥワイス / ハングル 트와이스)は、2015年に韓国の音楽専門チャンネルMnetで放送されたサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」を通して選ばれた9人のメンバーによって結成された。
グループ名の「TWICE(トゥワイス)」には、「良い音楽で一度、素敵なパフォーマンスでもう一度感動をプレゼントする」という意味が込められている。

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