BTSがイギリスチャートに続き、アメリカのビルボードでも好成績を上げている。BTSの成功の裏に潜んでいる”新戦略”と、目指している”次なるステージ”を探ってみる。
BTSの新曲『Dynamite』が、思いっきり爆発した!
米ビルボードは、8月31日(現地時間)にBTSの初英語楽曲である『Dynamite』が、”HOT100″の最新チャートで1位を獲得したことを伝えた。
“HOT100″は、ストリーミングの実績と音源販売数、ラジオ放送回数などを総合して、毎週アメリカで最も人気のある楽曲順位を集計しているメインチャートだ。

初の快挙を成し遂げたBTS!おめでとうございます!(写真提供:©スポーツ韓国、Big Hitエンターテインメント)
(関連記事)BTS 米ビルボード’HOT100’チャートで初の1位!あの ‘江南スタイル’を超えた
韓国で生まれ、韓国人により手掛けられた歌手が、ポップの本場アメリカで輝かしい快挙を成し遂げた。
先月28日、イギリスのオフィシャルシングルチャート3位ランクインに続く好成績だ。ビルボード”HOT100″制覇も凄いものだが、地域色が強く、海外の音楽に排他的とされるイギリスのチャートでの上位ランクインには多くの人が驚いたようだ。
前例のないこの快挙に、BTSファンのみならず、韓国大衆文化に携わってきた関係者や評論家もざわついている。ある評論家は「BTSはもはやK-POPスターではない!(ただの)ポップスターだ」と、”K”をつけ”韓国だけ”にカテゴライズする動きを警戒する。
BTSが韓国語の歌詞で、韓国的な音楽で海外で活躍して*国威宣揚をしたのは、既に”過去の勲章”になりつつある。BTSは、世界の人々と共有しなければならない”ワールドポップスター”になったのだ。
*国威宣揚(こくいせんよう):国家の威光を示すこと
無理に例えるのなら、アルゼンチンが生んだサッカー選手 リオネル・メッシは、アルゼンチンだけの英雄ではなく、世界のサッカー英雄だという概念と一脈相通ずる。
今まで”韓国語歌詞”を固守してきたBTSも、英語歌詞を用いて、既存のマニアックなファンだけに満足してもらう曲ではなく、多くの人々に楽しんでもらえる曲を目指した。彼らは自ら”K”というバッジを外したのだ。
もう一つ、今回大ヒットをおさめた『Dynamite』には、ファンにはお馴染みの”世界観”がない。”不安に満ちた、未来を抱えた青春の疾走”など、様々な世界観を音楽に盛り込み、多くの人に共感してもらい、今の地位にのし上がったBTS。”世界観”のない新曲に、寂しさを露わにするファンも少なくないようだ。BTSにとっては、難しい世界観への”共感”を訴求するより、ただノリよく楽しんでもらい、ファン層を広めたいという思惑を抱いたのだと思われる。そして見事に実ったのだ!
K-POPの頂点だけにとどまると、いずれ”成長動力”は消えてしまう。今こそ、彼らが目の輝きを取り戻すためにも”新戦略”が必要不可欠なのだ。しかし今回発表した『Dynamite』は、シングルなのでBTSのアイデンティティーはなくなっていないとの意見もある。独特な世界観を保ちつつ、一過性の試みを増やしていく戦略は、今後どのような結実を彼らにもたらすのか‥BTSの快進撃は現在進行形だ。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
[su_spacer size=”30″]
編集部おすすめ記事
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
BLACKPINKが4カ月連続1位!「25年8月 K-POPガールズグループブランド評判ランキング」ベスト5
-
ローカル局から2作スタート!来週(8月25日~) 日本のテレビで見られる「鉄板」韓国ドラマ6選
-
「エスクワイア」初回3%台から8%台の快進撃!25年8月第3週 最新韓国ドラマ 視聴率ランキング
-
SAY MY NAMEが堂々の1位!新メンバー加入 & 新曲で飛躍する夏に
-
21分前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
CORTIS、1st EP「COLOR OUTSIDE THE LINES」デビューショーケースに出席!(PHOTO19枚)
-
47分前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
イ・ハニら、Netflixオリジナルドラマ「エマ」制作発表会に出席!(PHOTO27枚)
-
まるで塩キャラメル!9月CS放送で堪能する「大人のロマンス」韓国ドラマ5選
-
アン・ボヒョン、少年のような笑顔!ギルグの魅力あふれるセルカ公開
-
ウ・ドファン、デニム姿で見せた透明な日常!夏夜の静かなときめき
-
“可愛い息子と” CNBLUE イ・ジョンシン、愛犬シンバくんとの日常ショットにファンほっこり
-
「100番の思い出」キム・ジョンヒョン、優しさと余裕を兼ね備えた“あしながおじさん”役で胸キュン予告
-
SS501ユニット”FIVE O ONE”、20周年公演のビハインドと未来への約束
-
GOT7 マーク、新曲「hold still」で描く愛と別れ・・深まる音楽世界に期待高まる
-
idntt初ユニット”unevermet”、「M COUNTDOWN」で鮮烈デビュー!初ステージで観客を魅了
-
BTOB イ・ミンヒョク、圧倒的カリスマ!ソロコンサート「HOOK – WHO : KING」ポスター公開
-
第4次韓流ブームから5年!「韓国ドラマ=Netflixで観る」方程式の誕生に一役買った作品10選
-
AMPERS&ONE、3rdミニアルバム「LOUD & PROUD」でチャート1位&MV1,000万回再生を同時達成
-
200万回再生突破!YOUNG POSSE、新曲「FREESTYLE」で5世代K-POPの中心へ
-
tvN「巫女と彦星」チュ・ヨンウが1位!「25年8月 韓国ドラマ俳優 ブランド評判」ベスト5
-
あの日の感動が再び甦る!9月CSで楽しめる韓国俳優 過去来日イベント3選
-
今年の秋トレンドは大物俳優のテレビ復帰!韓国で話題沸騰 秋の新作ドラマ5選
-
最新作も続々!25年9月に日本の劇場で出会える注目の韓国映画6選
-
日本のテレビ初上陸の便り!9月CSで届けるK-POP公演&韓国バラエティ5選
-
TOMORROW X TOGETHER、Danmeeアンケート「25年7月 K-POPボーイズグループ人気決定戦」1位に
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。