昨年、SMエンターテインメントに所属するグループ NCTのメンバーテヨンの”いじめ”を暴露したA氏が、当時から9ヵ月後の今月、再び登場した。彼は一体何を語ったのだろうか‥。そしてこれにより、韓国のネットユーザーはテヨンのまた別の”過去”を掘り起こしている。

2009年に中学2年生だった少年は、太っていたクラスメイトに対する”いじめ”に加担していた。
少年の友人B氏は「彼は内向的な性格だったから、加担はしたものの、いじめを主導することはなかった」と一線を引いたが、2019年に“超有名アイドル”となった少年には致命傷となり、イメージダウンを招かざるを得なかった。

NCTのメンバー テヨン(写真提供:©スポーツ韓国)

少年の名はテヨン、現在SMエンターテインメント(以下、SM)所属のNCTのメンバーであり、SM次世代エースとして呼び声高い逸材でもある。

2019年9月に校内暴力を認め謝罪したテヨン

テヨンの中学時代の同級性と思われるA氏が、テヨンの”いじめ”を暴露したのは、昨年9月のことだ。
A氏は同級生コミュニティーサイトに、テヨンが数名の友人と共に、当時太っていたC氏を侮辱する発言を行ったという証言をアップしたのだ。

以下、A氏の証言の一部抜粋。

「当時、太っているという理由だけで、C氏をからかっている男子学生は多かった。テヨンもその一人だった。強者に弱く弱者に強い(人だった)。可愛い子にはひたすら親切に接し、可愛くなくて活発でない子には侮辱発言をしていた。中学生だし、あの年頃の男は皆そうだと思うけど‥(中略)テヨンには悪いけど、彼が犯した過ちだから知らんぷりはしないでほしい」

これを受け、SM側は「中学校の生活記録簿を確認したが、(C氏へのいじめに関連する)言及や懲戒記録はなかった。今回の件に関して(テヨンの)両親も学校側と面談を行ったことがない」とした上で、前出の--テヨンもいじめに加担していたというB氏の証言が出ると「世間知らずだった中学生の時に犯した言動を、深く反省している」と付け加えた。

2020年6月、騒動は新たな局面に

いじめ報道後、順風満帆に思われたアイドル人生に”急ブレーキ”がかかったテヨン。
SuperMのデビューアルバムの発売を控えて多忙な時期を送っていたテヨンとSMの損失は少なくないだろう。

SuperM

SuperM(画像出典:SuperM公式Twitter)

昨年10月4日に発表したデビュー曲『Jopping』のMV公開とともにデビューアルバムが発売された。連日アメリカでの活躍が報じられ、テヨンの”校内暴力”は、次第にその話題性が薄まっていくように思えた。そして暴露から9ヵ月が経った2020年6月、A氏が再び登場する。



A氏はオンラインコミュニティーに「テヨンの情報を提供した者だ。もう終わりにしたい」と題した書き込みを行ったのだ。A氏は「すべて諦めた。告訴も怖くない、ただ単にすべてが早く終わることだけを祈る」とし「大手芸能プロダクションが、被害者である私にやったことを知ってほしい」と、テヨンと思われる人物や両サイドの弁護士らと交わした会話の一部を公開した。

最後にA氏は「(テヨンファンによる)私に対する悪質コメント、個人情報流出、ネット上で羞恥心を与える一連の行為..それを恨んでほしい。これらの行為によりパニック障害になったことが悔しい」と、9ヵ月ぶりに現れテヨンとSMに対峙するまでの経緯を説明。

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こちらは『SMエンタ「古傷が痛む」校内暴力報道で過去の事件を掘り起こされるNCTテヨン』の2ページ目です。 1ページ目から記事を読む≫

A氏の宣戦布告は、様々な韓国メディアに取り上げられ、多くのネットユーザーは、テヨンファンの”誤ったファン心”を苦言を呈している。

過去の事件も掘り起こされる

問題は、ファン心への苦言にとどまらないという点だ。
韓国のネットユーザーらは、過去テヨンが犯した過ちを蒸し返し、いわゆる”人柄品評”を始めている。
中でも目立つのは中古品取引サイトでの”金銭的損害”である。

2009年、有名中古品取引サイト”中古ナラ”で、機動戦士ガンダムのプラモデルを買い取ったテヨンは、売り手に金銭を渡さないという”金銭的損害”を行ったようだ。SM側は同事件に関して「分別力のない時の過ちについてテヨンは深く反省している。被害を受けたすべての方々に謝罪する」とコメントしたが、世間の反応は冷ややかだ。後にウェブバラエティー番組『NCT LIFE』でテヨン自ら、同事件に触れて謝罪している。

ネットユーザーの批判はSMにも向けられている。
「何でSMはこんな人間を庇っているのか」「SMには人知れず人柄悪いアーティストが多い気がする」など、テヨンの議論から火が付きSM所属アーティスト全体への”確認されていない”意見を上げるユーザーもいる。多くの所属アーティストを抱えている大手芸能プロダクションだけあって、世間を騒がせるようなことが少なからずあったとしても、このような批判が膨らむという事態には、SMも警戒するべきである。

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テヨンは、2012年SMエンターテインメントに入社した。
厳密に言うと、アイドルになる前、しかも中学2年生という”世間知らず”の時に犯した過ちであるため、大目に見てやろうという意見もある。
しかし、校内暴力やいじめが社会問題として大きな課題となっている昨今、そう簡単に許される術はないようだ。

以前Danmeeでは「AB6IX リーダー ヨンミンの脱退から見えた韓国男子アイドルが抱える3つのタブー」という記事を通して、懲役刑や禁固刑に準じる犯罪でなくても、韓国芸能界で命取りになり得る”タブー”があると紹介したことがある。その一つが”校内暴力の過去”だ。残念ながら、テヨンの過去は自ら消すこともできなければ、誰かによって消されることもない。インターネットという優れた技術により、いずれテヨンへの議論は収まったとしても”過ちの記録”は残るのだ。不幸にもずっと付きまとう事実なのである..テヨン本人にとっても、SMにとっても”古傷”になりそうだ。