AB6IXのリーダーイム・ヨンミンの脱退が明らかになった。飲酒運転により物議を醸したのが主な原因である。他にも、法に裁かれるような重罪でなくても、チーム脱退や芸能界引退を余儀なくされる”タブー”が存在する
イム·ヨンミンが、AB6IXから脱退する。

AB6IX リーダー イム・ヨンミンの脱退が報せられた(写真提供:©スポーツ韓国)
所属事務所のブランニューミュージックは6月8日、AB6IXの公式ファンカフェを通じて、メンバーのイム·ヨンミンの脱退を伝えた。
「AB6IXにたくさんの愛を送ってくださるファンの皆さまに心から感謝申し上げる」と切り出し、「AB6IXのメンバーイム·ヨンミンと慎重な議論の末、これ以上グループに被害をもたらすことはできないという本人の意見を尊重し、本日をもってイム·ヨンミンの脱退が決定した」と、彼の脱退経緯を説明。
続けて「突然のお知らせで多くのファンの方々にご心配をおかけし、本当に申し訳ない。また、アルバム活動に関わった多くの関係者にご迷惑をおかけし、深くお詫びする」と謝罪した。
またイム・ヨンミン脱退後のチーム運営にも触れ、今後は4人体制でアーティストとして活動を続けると明らかにしている。
最後に「いつもAB6IXを応援してくださるファンの皆さまに残念なニュースをお伝えすることになり、もう一度心からお詫び申し上げると共に、さらに成熟した音楽とパフォーマンスでAB6IXが戻ってこられるよう最善の努力を尽くす。厳しい状況の中でも、カムバックのために一生懸命準備している4人のメンバーにも変わらぬ愛と関心をお願いする」と締めくくった。
イム・ヨンミンの脱退ニュースは、複数の韓国メディアにより打電され、多くのファンが反応している。
8日、韓国ポータルサイトNATEでは「飲酒議論 イム・ヨンミン、結局AB6IX脱退 “これ以上迷惑かけられない”(Newsen提供)」と題した記事が掲載され「状況判断が速いね」「一発レッドだね。これからは真面目に生きて」「メンバーに一生謝罪しながら生きろ」「一瞬の過ち..その怖さと今回の教訓を一生肝に銘じて」と、多くのファンが辛辣なコメントを残している。
やはり目立つワードは”一瞬の過ち”と”一発レッド”だ。
長年K-POPアイドルになるという夢を育み、やっとそのチャンスを掴めたイム・ヨンミンが、”一瞬の過ち”で”一発レッド”に追い込まれたのだ。このように飲酒運転は、懲役刑や禁固刑に準じる犯罪でなくても、韓国芸能界で命取りになり得る”タブー”である。
今回は、飲酒運転を始めK-POP男子アイドルの「チーム脱退や引退の引き金となる3つのタブー」を紹介する。
タブ1.飲酒運転
日本の芸能界に比べると、飲酒関連の不祥事が多い韓国芸能界。今回のイム・ヨンミンのように、事故を起こさずとも警察の取り締まりにより摘発されるケースが後を絶たない。
ベテラン俳優のアン・ジェウク、キム・ヒョンジュンなどが、警察の取り締まりに引っかかったケースだ。
取り締まりで摘発された場合、概ね罰金刑が多いため”罪を犯した”という意識が薄くなるが、厳密にいえば”罪”である。
最近では、飲酒運転によりスクールゾーン内で子供が命を落とすという悲劇も多発しており、飲酒運転に対する世間の目もその厳しさを増している。飲酒運転によりアイドルという華やかな道を自ら閉ざした代表的な例として、昨年SUPER JUNIORを脱退したカンインを思い浮かぶ人は多いだろう。

2019年 SUPER JUNIORを脱退したカンイン(写真提供:©スポーツ韓国)
タブ2.兵役免除
韓国は徴兵制を採択している。
身体が健康な男性なら、誰もが入隊し兵役義務を全うしなければならない。
しかし韓国男性芸能人の中では、過去の怪我や持病などにより兵役免除対象者になるケースも少なくないため、世間からは”兵役逃れ”と非難を受けることがある。ヨン様ことペ・ヨンジュンや、チャン・ドンゴン、パク・ヘジン、チョ・ジョンソク、チョン・ウソンなど、アイドルではないが、韓国を代表する男性芸能人が”兵役免除対象者”リストに名を連ねている。
[nextpage title=”(次)韓国男子アイドル 最後のタブーとは?”]
過去に比べて、男性芸能人の兵役免除に対する世間の目が非常に厳しくなっており、”兵役免除=兵役逃れ”と思われる傾向が強くなった。男性アイドルが芸能生活をロングスパンで考えると”兵役逃れ”というレッテルは貼られたくないもの。だからなのか、近年K-POP男子アイドルで兵役免除対象者はほぼいない。
しかし、韓国芸能界では兵役免除を手助けするブローカーが未だに存在しており、不法兵役免除という”毒リンゴ”の誘惑に負けるアイドルが出てくる可能性はいつでもある。
最近では、兵役免除だけでなく、社会服務要員としての兵役に対しても”兵役逃れ”と非難する人が増えているが、完全免除よりはマシと言える。
タブ3.校内暴力
最近目立つタブーである”学生時代の校内暴力”。
“加害者としての過去”が小中高時代のクラスメイトの暴露によりネット上に広まり、先に進むことができないという状況に陥るケースだ。
PRODUCE X 101のユン・ソビンや”アイドル学校”のソム・ヘイン、イ・チェヨンは、過去に行った校内暴力を暴露され、出演していたオーディション番組を自主降板した。
ユン・ソビンの場合は、JYPエンターテイメントからも契約解除処分を受けざるを得なかった。

校内暴力がネット上暴露されPRODUCE X 101から降板したユン・ソビン(出典:PRODUCE X 101公式Twitter)
各事務所も、練習生を募集する際、過去に校内暴力に加担した前歴がないか調査を徹底するという。「アイドルは、ルックスと才能より人柄」という言葉が流行るほどだ。
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以上が、K-POP男性アイドルがやってはいけない”3つのタブー”である。そしてお気づきかもしれないが、有名人でなくても日常生活において飲酒運転や校内暴力は“やってはいけない”ものだ。
アイドルファンの中には、アイドルの必須能力として”学習能力”を挙げる人も多い。
誤った言動により奈落に堕ちた事例を見て、そうならないように自分自身をしっかり正すという能力だ。過去の自分が自身の未来を奪うなんて、バカげているしもったいないではないか。
諸先輩方の過ちを見て、自分の名がその例に並ばぬよう、学習能力を高めるという意識をしっかり持っていきたいものだ。
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