• 韓国アイドル界の暗黙の格付けとされる”軍”が公の放送で活用され、注目を浴びている。
  • 6月13日に初回放送予定のMnet『QUEENDOM PUZZLE』では、メンバーの組分けで”軍”が登場。
  • ファンからが驚きと共に疑問を呈する声も寄せられている。
BLACKPINKはK-POPガールズグループの1軍と名高い

K-POPガールズグループの1軍と呼ばれるBLACKPINK(画像出典:BLACKPINK 公式Twitter)

K-POP界には暗黙の格付けである”軍”が存在する。”軍”とは人気度によって付けられる階級のことであり、SNSやオンラインコミュニティーでは、度々この表現を使った投稿が確認されている。

”軍”は元々プロ野球の1軍、2軍に由来した言葉だ。スポーツチームなどでは、1軍は主力選手、2軍は控えの選手で構成されている。

韓国アイドルの”軍”を決める基準は定まっておらず、見解は人それぞれ異なるが、1軍には今をときめく人気アイドルが名を連ねている。

韓国オンラインコミュニティーでは、ボーイズグループはBTS(防弾少年団)、SEVENTEEN(セブンティーン)、EXO(エクソ)。

さらにガールズグループはTWICE(トゥワイス)、BLACKPINK(ブラックピンク)などが主に1軍アイドルとして名前が上がっている。

ネットユーザーの間でよく利用される表現であるが、これは他のアイドルとの比較によって生まれる言葉であることから、相手を見下すネガティブなものとして捉えられることも。

そのためメディアなどでは、1軍アイドルの活躍や実績を強調するために使われることが多い。

これまでネット上でひっそりと行われてきた暗黙の格付けであるが、ある公の場で”軍”のランク付けが行われ、K-POPファンの間でどよめきが広がっている。

”軍”の登場が予告されたのは、6月13日から放送されるMnetのサバイバル番組『QUEENDOM PUZZLE』だ。

Mnetのサバイバル番組『QUEENDOM PUZZLE』は6月13日に初回がスタートする

6月13日に初回がスタートするMnetのサバイバル番組『QUEENDOM PUZZLE』(画像出典:Mnet K-POP YouTube キャプチャー)

『QUEENDOM PUZZLE』は、デビュー済みのガールズグループのメンバーや、女性アーティストをパズルのように組み合わせ、グローバルで活躍するプロジェクトガールズグループを作り上げる新たなサバイバル番組。

女性アイドルがグループごとにパフォーマンスを披露し、競争を繰り広げる『QUEENDOM』シリーズに続き、今回は新たな取り組みとして個人の戦いが行われる。

MCにはテヨンが出演し、参加者の中にはIZ*ONE(アイズワン)出身のイ・チェヨンや、MOMOLAND(モモランド)のジュイ、Mnet『PRODUCE48(2018)』で活躍した元NMB48の白間美瑠の姿も。

イ・チェヨンは番組から降板したことが明らかになっているが、第1話の予告編ではパフォーマンスをする姿が公開され、注目を集めている。

MCのテヨンは”軍”について言及した

”軍”について言及したMCのテヨン(画像出典:Mnet K-POP  YouTube キャプチャー)

そんな中、6月6日にMnetの公式YouTubeチャンネルに公開された『QUEENDOM PUZZLE』の先行公開映像には、出演者たちの組分けをする場面が登場した。

進行を務めるテヨンは「K-POPには”軍”というものが存在します。この”軍”は皆さんがK-POP界で受け取った成績表です」と発言。

彼女の言葉を聞いた参加者の間にはざわつきが起こり、スタジオは緊張に包まれた。

なんと『QUEENDOM PUZZLE』は、所属グループの”音楽番組1位取得回数”、”発売アルバムの初動最多販売量”(2023年4月24日基準)を点数化し、参加者28人を1軍から4軍に分けるというのだ。

番組内で発表された格付けは以下の通り。

参加者たちは所属グループの成績を点数化し、1軍から4軍に組分けされた

所属グループの成績を点数化し、1軍から4軍に組分けされた参加者たち(画像出典:Mnet K-POP  YouTube キャプチャー)

1軍:MOMOLANDのジュイ、宇宙少女(WJSN)のヨルム、AOA(エーオーエー)のドファ、LOVELYZ(ラブリーズ)出身のケイ、イ・チェヨン

2軍:Weeekly(ウィークリー)のスジン、ゾア、ジハン、ソウン、CLC(シーエルシー)出身のイェウン、LABOUM(ラブーム)のヘイン、PURPLE KISS(パープルキス)のユキ

3軍:Rocket Punch(ロケットパンチ)のスユン、ヨニ、ジュリ、tripleS(トリプルエス)のソヨン、ジウ、Cherry Bullet(チェリーバレット)のチェリン、ボラ、ジウォン

4軍:Weki Meki(ウィキミキ)のエリー、LIGHTSUM(ライトサム)のサンア、NMB48出身の白間美瑠、BNK48出身のファーイ、H1-KEY(ハイキー)のフィソ、リイナ、woo!ah!(ウア!)のナナ、ウヨン

組分けが明らかになると、出演者たちは「想像もしなかった」「芸能界は残酷だっていうけれど…」と、それぞれ厳しい現実を嘆くコメントを口にしている。

今回、K-POPファンの間で使われていた”軍”が、公式的にテレビ番組で使用され、視聴者からも様々な反応が寄せられた。

韓国オンラインコミュニティーを見てみると、

「本当に残酷・・台本を与えられているテヨンもかわいそう」

「テレビ放送でこんな階級分けをするなんて・・」

「軍の話が公に出て、格付けまでするなんて驚いた」

「軍は放送用ではなくてファンがただ楽しむだけのものなのに」

「ここまで参加者を追い込む必要ある?」

と、”軍”制度の登場への驚きや、疑問を呈するコメントが並んでいる。

放送前からK-POPファンの大きな注目を集めている『QUEENDOM PUZZLE』。

出演アーティストたちがどんな舞台を披露するのか、期待が寄せられている。

ダンミ ニュース部

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