アイドルにとって、ファンの存在は必要不可欠だ。アイドルがいるからファンは存在するが、ファンがいなければアイドルは存在しない。ファンの支持は、あらゆる結果に繋がっていく。ファンの姿が目に見える結果として現れるのが、映画の興行成績やドラマの視聴率でもある。

人気ボーイズグループEXO(エクソ)のメインボーカルを務めるド・ギョンス(D.O.)とナム・ジヒョンが主演を務め、2018年に放送されたtvNドラマ『100日の郎君様』。朝廷の陰謀により記憶喪失になったユル(ド・ギョンス)が、迷い込んだ村で庶民の娘ホンシム(ナム・ジヒョン)から婚約者の”ウォンドゥク”に仕立て上げられ、庶民の暮らしを始めながら互いに惹かれ合う100日間の愛を描いたフィクション時代劇だ。

2018年に放送されたtvNドラマ『100日の郎君様』

ギョンス(D.O.)とナム・ジヒョンが主演を務めたドラマ『100日の朗君様』(画像出典:tvN)

ドラマの視聴率は平均14.1%、最高16.7%を記録した。この数字は当時、tvNドラマ全体の歴代視聴率ランキング4位という記録で、有終の美を飾った。

このドラマに出演し、一気に注目をさらったのが俳優キム・ソンホ。庶子出身の頭脳明晰なエリート役人チョン・ジェユン役を任され、人の顔が覚えられない”失顔症”を患っているという難しい役柄に挑んだ。ホンシムのことが好きだったが、ユルと結ばれるようサポートに周り、多くの視聴者から愛された。

『100日の朗君様』でチョン・ジェユン役を演じたキム・ソンホ

キム・ソンホはドラマ『100日の朗君様』でチョン・ジェユン役を演じた(画像出典:tvN『100日の朗君様』HP)

そんな韓流界のダークホース、キム・ソンホが、共演俳優ド・ギョンスの所属グループEXOのコンサートに行き、演技ドルと呼ばれるド・ギョンスのすごさを肌で感じたことを伝えたことがある。

あるインタビューでキム・ソンホは「最初は視聴率に期待はなかった。いい作品だから、僕たちが面白いと思えるからそれでいいと思っていたが、EXOコンサートに行って『僕たちのドラマは失敗しないだろうな』と思った。 案の定、初回の視聴率が5%になったのを見てEXOはすごいなと思った」と語り、韓国のボーイズグループの中でもトップグループに位置するEXOのファンの団結力が、高い視聴率に繋がり結果を残すことができたことを証明した。

tvN、JTBCなどのケーブルテレビは、KBS、MBC、SBSなどの地上波テレビとは違い、視聴率が1%を超えれば成功と言われている。そんな中、当初は視聴率で苦戦することも予想されていたが、初回視聴率が5%を突破。俳優陣をはじめドラマスタッフは、ホッと胸をなでおろしたに違いない。

またドラマ初放送当日、NAVERのライブ配信アプリV LIVEの『AFTER V』で、「視聴率が10%を超えたら、ソンジュヒョン村の人々と集まってダンスします」と視聴率公約を掲げたが、第10回にその視聴率10%を見事突破。

ド・ギョンスをはじめ、ナム・ジヒョン、キム・ソンホ、ハン・ソヒ、イ・ジュニョク、キム・ギドゥ、イ・ミンジ、チョン・スギョという出演俳優陣が一堂に会してEXO『Growl』のダンスを公開し、話題を集めた。この中で、キム・ソンホは長い手足を駆使しながらダンスを踊っていたが、1番下手だったため、いつまでもからかわれたそうだ。

EXOの『Growl』のダンスに挑戦したドラマ『100日の朗君様』出演俳優

ドラマ『100日の朗君様』出演俳優がEXOの『Growl』のダンスに挑戦!(画像出典:tvN DRAMA YouTube動画キャプチャー)

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さらに、元々ド・ギョンスと映画『あの日、兄貴が灯した光(2016)』で共演していたチョ・ジョンソクから「ド・ギョンスはすごくいい」という話を聞いていたというキム・ソンホは「EXOのコンサートを見て、鳥肌が立った。コンサート会場がバンバンと鳴り響くから。コンサートを観るのは初めてだったが、すごかった。ド・ギョンスを元々高く評価していたが、もっと違うように見えた。この場で大きな愛をくださったEXOのファンにもう一度感謝の言葉を伝えたい」と語り、笑みを浮かべた。

ドラマの視聴率は、脚本はもちろん、俳優陣の人気も大切な要素といえる。今回キム・ソンホはEXOのコンサートに行ったことで、EXOの人気を実感し、アイドルとして活動しながらも俳優としても実力を見せるド・ギョンスの素晴らしさもまた感じたようだ。

キム・ソンホは、現在Netflixで同時放送中のtvNドラマ『スタートアップ:夢の扉』でナム・ジュヒョク、スジ(元miss A)とともに出演中。SHベンチャーキャピタルのチーム長ハン・ジピョン役を演じ、視聴者から支持を集めている。また、次回作として演劇『氷』の出演を伝え1年ぶりに舞台復帰することを予告し、演劇ファンからの期待が高まっている状況だ。

テレビの次回作は来年上半期放送予定のtvN『リンク』について現在検討中とのことで、遅咲き俳優キム・ソンホの快進撃は、このまままだまだ続きそうだ。

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