2019年11月24日午後、衝撃のニュースが日韓を駆け巡った。日本でもかつて絶大な人気を誇ったガールズグループKARA(カラ)のメンバーとして活躍し、人形のような容姿で大衆から愛されたク・ハラさんが自ら命を絶ったというニュースだ。その原因の1つであったことも否定できない元カレとの暴行事件は、2年前の今日、世間に知らされた。

ちょうど2年前の今日、9月13日。人気ガールズグループKARAを脱退してからソロアイドルとして活動していたク・ハラさんの元カレが、ク・ハラさんから暴力を振るわれたと警察に通報した。2018年を代表する韓国芸能ニュースとして、必ず取り上げられていた暴行事件が発覚した日だ。この時の元恋人A氏の警察に対する主張は「ク・ハラに別れ話をしたところ暴行された」というものだった。

故ク・ハラ

故ク・ハラさん(画像出典:ク・ハラ Instagram)

女性芸能人が、セクハラやパワハラを受ける事件は稀ではないが、この事件は、芸能人のク・ハラさんが被害者ではなく”加害者”として警察に通報されたため、世間をかなり驚かせた。

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ク・ハラさんはこの日、当時恋人だった同い年のヘアデザイナーA氏と口論し怪我を負い、その後、病院で治療を受けたと報道された。事件から4日後の17日、ク・ハラさんはあるマスコミのインタビューで、恋人A氏が酒に酔った状態で部屋に入ってきたと主張し、「Aさんが暴言を吐き、私を押して、私もAさんを押した」「Aさんが私の髪の毛をつかんで振り回し、ホワイトボードに向かって押した。空気清浄機を投げたりもした」と反論。さらにAさんは、ク・ハラさんの「芸能人生を終わらせてやる」と脅迫、ク・ハラさんが土下座して画像を公開しないようにエレベーターの前で懇願する動画も、ネット上に投稿された。

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上記のようなク・ハラさんの発言や証拠動画から、暴行事件の主張は一転、元カレA氏によるリベンジポルノ被害の可能性が見えてきたのだ。

富も名声も手に入れた芸能人は、こういった事件に巻き込まれることがある。リベンジポルノ事件がその1つだ。芸能人の元配偶者や元恋人が、相手から拒絶された怨みや金銭目的で、芸能人たちのプライベートを隠し撮りしていた動画や画像を、ネット上に流出させる事件は度々起こっている。これも有名税の1つなのかもしれないが、その後の芸能生活のことを考えると、税金にしては金額が大きすぎる。特に精神的な面で、非常に辛い思いをすることになる。

実際ク・ハラさんは、この暴行事件を期に芸能活動を自粛するしかなくなり、ふさぎ込むことが多かったそうだ。そして2019年5月、ク・ハラさんの自殺未遂がニュースになった。この暴行事件がきっかけで発生した誹謗中傷などのストレスで、うつ状態に陥っていたため、精神が限界に達してしまったのだろう。この時は自殺未遂で済んだが、一度負った大きな心の傷は癒えることなく、翌年再び極端な選択をし、帰らぬ人となってしまった‥。

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結局元カレA氏は、プライベート動画で脅迫したなど、複数の疑いで起訴され、1審ではA氏に対し懲役1年6か月、執行猶予3年が言い渡される。そしてさらに今年7月に行われた2審では、1審刑があまりにも軽いとして暴行・脅迫罪で実刑を言い渡し、逃亡する恐れがあると判断。A氏は法廷で拘束された。この結果をク・ハラさんは直接聞くことはできなかったが、代わりに実兄ク・ホイン氏が出廷している。

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今後も韓国芸能界で、このような事件が起こらないとは限らない。そして今回のように、事件がきっかけでさらに悲しい出来事が起こらないよう、芸能界全体の問題として、解決に取り組んでいって欲しい。