キム・ジュンスに対する名誉棄損と、悪質なデマを流布したとされるネットユーザーが、罰金刑を言い渡された。今回の告訴は、キム・ジュンス側ではなく、ファンにより進められた”第3者告訴”だ。現在韓国では、この”第3者告訴”について、賛否が巻き起こっており‥。
キム・ジュンスに対する名誉棄損と、悪質なデマを流布したネットユーザーの告訴執行結果が公表された。
5月9日、DCインサイド(韓国オンラインコミュニティー)には『キム・ジュンス 虚偽の事実とルーマー告訴』という文が登場し、話題を集める。
これは、キム・ジュンスのファン連合が掲載したもので、彼へのアンチ行為を日常的に繰り返したネットユーザーに対する、”第5次告訴”の結果報告書であった。
同報告書には、情報通信網(インターネット)利用促進及び情報保護に関する法律違反、すなわち”名誉棄損”と罪名により、罰金100万ウォン(約10万円)の処分を下すという内容が明示されている。
今回の告訴を進めたのは、キム・ジュンス側ではなく、彼を応援するファン連合で、彼・彼女たちは、キム・ジュンス側に委任を受け、法律代理人を選任し、直接告訴を進めたようだ。
このような第3者(ファン)による告訴が、最近韓国芸能界で賛否を呼んでいる。
そのメリットとデメリットを探ってみたい。
第3者告訴のメリット
メリットとして挙げられる1つ目は、所属事務所の”人員不足の解消”である。
比較的規模の大きくない芸能事務所の場合、告訴準備にまで”手が回らない”状態であり、ネット上に横行するアンチ行為を放置している傾向にある。
それは、日常的に行われる悪質な書き込みなどを全てモニタリングし、法的対応を講じるというプロセスを踏むには、とてつもない時間と費用を要するからだ。
その一連の作業をファンに一任することによって、所属事務所は円滑なアーティスト保護ができるというメリットが生じるのである。
第3者告訴のデメリット
一方で、ファンによる法的対応には、大きな”落とし穴”がある。
その最も大きな弊害は、ファンが“直接的被害者”ではないということ。ゆえに”被害事実”の証明と、法廷でそれをどのように解釈し処分を下すのかという”司法の混乱”が発生してしまうのだ。
また代理人(ファン)が、常識の範囲内で書き込まれた”批判”をアンチ行為と決めつけ、告訴を乱発する恐れもある。
このようなファンの暴走は、結果的に彼・彼女たちの応援する芸能人の好感度を下げるという、悪循環にもなり得るのだ。
また、所属事務所による”悪用”も懸念される。
所属事務所が、不都合な事実を語るネットユーザーやメディアに対して、口止めさせる手段として”第3者告訴”をファンに働きかけるという理屈だ。
第3者告訴を認める社会的雰囲気・・BTSは?
2021年4月、韓国の憲法裁判所は、第3者告訴(反意思不罰罪)を容認する解釈をした。
これを機に、多くの事務所がファンに告訴権を委任しているという。
もちろんその弊害を憂慮し、ファンの要求にもかかわらず、”第3者告訴”を認めないアイドルグループもいる。
その代表的な例が、BTS(防弾少年団)である。
2021年10月、BTSのメンバージョングクが、実兄の経営するアパレルブランドを宣伝したという、”裏広告”を疑った一部のネットユーザーが、韓国政府傘下の公正取引委員会に苦情を届けるという事態が起きた。
(関連記事)BTS ジョングク 韓国ファンがHYBEに抗議し独断行動に出た理由
当時、公正取引委員会は「(ジョングクの行為は)裏広告に当たらない」いう見解を示すも、悪質な書き込みがネット上に横行。これにBTSファンが憤慨し、BTS側に告訴の委任を要求したのだが、事務所側はこれを認めなかったのだ。
BTS側は、悪質ユーザーに対する法的措置をファンに報告する告知文に「今回の法的対応は、ファンに委任したものではない」と、必ず明示することでも知られている。
JYJ
2010年、東方神起のメンバーであったキム・ジュンス、キム・ジェジュン、パク・ユチョンの3人により結成されデビューした。
グループ名は3人のメンバー、ジェジュン(Jaejoong)、ユチョン(Yuchun)、ジュンス(Junsu)の英語名頭文字をとってつけられた。
編集部おすすめ記事
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
「イカゲーム2」9億時間超え!Netflixオリジナル韓国ドラマ「累計視聴時間」トップ5
-
【25年2月】今年も推しと特別な時間を過ごそう!K-POPアイドル 来日イベント12選
-
今月も男性スターが熱かった!「25年1月韓国ドラマ俳優 ブランド評判」トップ5
-
トップ女優22人の中1位!キム・ジウォン、読者が選んだ「2024年の韓国女優」に輝く
-
「その電話が鳴るとき」ユ・ヨンソクのMC番組も!2月CS放送スタート 日本のテレビ初放送の韓国バラエティ5選
-
U-NEXT韓ドラ「ぶっちゃけ何観る?」新作ラインナップ5選「本国成績表」
-
バレンタインの季節に持ってこい!2月CS放送開始「ロマンスがたっぷり塗られた」韓ドラ15選
-
チョン・ドヨン × チ・チャンウク主演の話題作も!25年2月日本公開予定 韓国映画4選
-
宇宙SF物のジンクスは続くのか「1月解禁」注目の韓国ドラマ3作の滑り出しとは
-
Kep1er「K-POP女性アイドルグループ人気No.1決定戦」の2024年総決算で1位獲得!
-
“3週連続首位獲得”ユ・ヨンソク!2025年1月第1週 韓国ドラマ俳優 話題性ランキングトップ5
-
韓国ネットで最も注目を浴びた作品とは?25年1月第1週 最新韓国ドラマ話題性トップ5
-
「イカゲーム2」配信開始から2週間足らずで初登場1位!「25年1月韓国ドラマ ブランド評判」ベスト5
-
BLACKPINK ジス、新ドラマ「ニュートピア」の制作報告会に出席!(PHOTO15枚)
-
Red Velvet ウェンディ、SBSパワーFM「ウェンディのヤングストリート」の収録に参加!(PHOTO10枚)
-
現在韓国で好感度を爆上げ中!俳優イ・ジュンヒョクの魅力が詰まった韓ドラ5選
-
本国放送から20年!今もなお韓流ファンの心に残る2005年の名作韓国ドラマ5選
-
2月BS・CSで韓ドラ時代劇を観るならこれ!日本で三ツ星以上獲得 “高評価作品” 6選
-
韓国ドラマ 大ヒットの新・方程式!憧れの的「財閥令嬢」が登場する人気作品3選
-
Danmee読者12,273人が選んだ「新韓流四天王」4人の韓国ドラマ新作&次期作
-
夫ヒョンビンのバトンを繋ぐソン・イェジン!2025年注目の新作韓国映画10選
-
“もうすぐデビュー1周年” TWSが1位!「25年1月新人K-POPグループブランド評判」ベスト5
-
「PROJECT 7」出演で話題‥CMDM、1月より来日公演 「CMDM Live In Japan 2025 -Holiday-」開催決定!
-
紅白出場のTXT、Danmeeアンケート「K-POP男性アイドルグループ」2024年総決算投票でNO.1
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。