今、K-POPアイドル市場は新しいアイドルグループが次々とデビューし、飽和状態にある。1つのアイドルグループが”旬”でいられる期間がどんどん短くなっているのが現状だ。デビューしても成長できず、すぐ消えていくグループも少なくない。
紅白歌合戦出場を果たした9人組ガールズグループTWICE(トゥワイス) や、今年ソニーミュージックとJYPエンターテインメント(以下、JYP)が共同で行ったガールズグループプロジェクト”Nizi Project”から生まれた9人組ガールズグループ、NiziU(ニジュー)のプロデューサーとして知られるパク・ジニョン(J.Y.Park)が6日、日本テレビ系朝の情報番組『スッキリ』に韓国から遠隔で生出演。アメリカ版のNizi Projectと日本の男性版Nizi Projectの計画をサプライズで発表し、議論を呼んでいる。

パク・ジニョン(J.Y.Park)(画像出典:Nizi Project Instagram)
これに関し、SNS上では「餅ゴリはアイドルを使い捨ての駒扱いするな」「ただグループを増やすだけで、まともに運営できていない」など厳しい意見が相次いだ。
それもそのはず、現在JYPにはNiziU、TWICEの他に、2PM、GOT7、DAY6、Stray Kidsなど複数のボーイズグループも現役活動中だ。既存のグループに対する広報活動が疎かになっている中、また新しいグループを2つも作ろうと動いているパク・ジニョンと所属事務所に対し、ファンが不満を持つのもわからなくはない。

2PM(画像出典:2PM Instagram)

GOT7(画像出典:GOT7公式FaceBook)

Stray Kids(画像出典:Stray Kids公式FaceBook)

DAY6(画像出典:DAY6公式FaceBook)
しかし、旬の短いアイドルを商品としてビジネスをしている企業にとって”稼ぐアイドル”を生み出し続ける必要があるのも事実だ。NiziUの音源が公開された日、JYPの株価は10.7%急騰した。それ以降、日本を代表する音楽チャートのオリコンで2週連続1位を占め、JYP株価は引き続き上昇。JYPの時価総額が1兆1341億ウォンとなり、ライバルのSMエンターテインメント(7680億ウォン)、YGエンターテインメント(7100億ウォン)を抜き、エンタメ業界トップに躍り出ることに成功した。
新しいグループを作る過程で、始めは力を入れて広報し、ある程度ファンがついたらまた新たなグループを作っていく。最近JYPで見られているこのような戦略が、日本でAKBグループや坂道グループを生んだ秋元康の戦略に似ているため、J.Y.Parkは秋元康をロールモデルにしているのでは? という声も上がっている。しかし、ただ”稼ぐ”ことだけを意識しすぎると、アイドルのクオリティーが落ち、K-POP本来の質の良さがなくなっていく可能性も出てくるだろう。
2014年に結成した7人組ボーイズグループGOT7は、日本から撤退した状況で、日本の公式ファンクラブも今夏で終了。2018年にデビューした8人組ボーイズグループStray Kidsも最近放置状態ということで、特に日本のファンの不満は募っていた。そんな中、新しい日本のボーイズグループの結成を匂わせたことで、既存のグループを応援しているファンはますます憤りを感じている。
しかし、新しいグループを作り話題を提供し続けるのも、パク・ジニョンが人気プロデューサーである理由だろう。一部ファンの間でNiziUはTWICEの二番煎じだとも言われているが、NiziUの大ブレイクで、他のグループファンに反感を持たれてしまうのは仕方のないことかもしれない。

NiziU(画像出典:NiziU公式FaceBook)
『スッキリ』で「男性のみなさん、準備してください」と呼びかけたパク・ジニョン。”アイドル戦国時代”が続く今、今後はこれまで何度も行われているようなオーディション番組で話題性を持たせ、ファンを獲得する方法ではなく、大手事務所らしい新しいトレンドを提示し、ひと味違うグループ作りで勝負する姿にも期待したいところだ。
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TWICE
TWICE (トゥワイス / ハングル 트와이스)は、2015年に韓国の音楽専門チャンネルMnetで放送されたサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」を通して選ばれた9人のメンバーによって結成された。
グループ名の「TWICE(トゥワイス)」には、「良い音楽で一度、素敵なパフォーマンスでもう一度感動をプレゼントする」という意味が込められている。
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