WayVの”中国語曲ステージ”への議論が、公平性議論にまで発展した様相を呈している。韓国メディアとネットユーザーは「日本語曲はNGなのに、なぜ中国語曲はOKなのか?」と、2018年に起きた出来事を召喚している。
WayV(威神V/ウェイシェンブイ)の、”中国語曲ステージ”への議論は収まる気配が見えず、やがて公平性議論にまで発展した様相を呈している。

クン、ウィンウィン、テン、ルーカス、シャオジュン、ヤンヤン、ヘンドリーの7人組男性アイドルグループWayV(画像出典:WayV公式FaceBook)
去る6月23日、韓国の大手芸能事務所であるSMエンターテインメント(以下、SM)所属のWayVのユニット、WayV クン&シャオジュンが韓国の歌番組に出演した。
この日2人は、中国語の楽曲を歌い、画面には韓国語字幕が表示されたのだが、韓国の視聴者はこれに猛反発。一連の批判は、WayVの母体グループであるNCTや、SMの実質的な首長であるイ・スマン総括プロデューサーへ燃え広がっている。
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NCTに対しては「NCT推したいけど、推せない理由・・中国色があまりにも強い」「私の推し(NCT)を殺さないで、お願い!(泣)」「SMファンも、フォローやめて抗議しろよ!」などと厳しい声が集まり、イ・スマン氏に対しては、露骨な”中国寄り”の前例を挙げながら、非難の声を強めている。
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これに先立ち、中国の歴史歪曲や*東北工程問題が浮上したことにより、韓国国内で反中感情が高まっていた。そんな中、国内の顔色を伺わない一部の中国メンバーに対して、冷ややかな反応がしばらく続くことになりそうだ。
*東北工程:中国が、朝鮮半島の古代国家とされる高句麗(こうくり)・渤海(ぼっかい)の歴史を、自国の歴史に編入しようとする歴史歪曲のこと。
また事態は、さらなる議論を呼んでおり、最近巻き起こっているのは”公平性議論”だ。韓国メディアとネットユーザーは「日本語曲はNGなのに、なぜ中国語曲はOKなのか?」と、2018年に起きた出来事を召喚している。

日韓合同12人組ガールズグループIZ*ONE。今年4月29日に活動を終了した(画像出典:IZ*ONE公式FaceBook)
その出来事とは、日韓共同ガールズグループのIZ*ONE(アイズワン)が2018年、日本語楽曲『好きになっちゃうだろう』が、韓国のテレビ局であるKBSとSBSから出演禁止を受けたこと。
当時、放送不可判定の理由について、KBS関係者は「歌詞全体が日本語で構成されている」とし、放送審議関連規定に触れると説明。
KBSは、NHKと同様の公共放送であり”視聴者との対話を進め、人々に指針を提供すること”を柱としているため、視聴者から反対の声が上がれば、控えめにならざるを得ない放送局であるとも言える。
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しかし、WayVの中国語楽曲に関しては、IZ*ONEのような厳しい審議がなされていなかったことに対し、韓国メディアとネットユーザーが「公平性に欠けている」と訴えているのだ。
韓国テレビ局の関係者らは、外国語曲に対する審議規定が曖昧なため、今回のような”ダブルスタンダード”と捉えられる事態が起きるのだと指摘。韓国の”放送審議に関する規定”には「外国語を使用する際は、慎重を期す必要がある」と記されているものの、具体的な使用のガイドラインはないという。
テレビ局としては、放送のネットストリーミングにより、中国国内での知名度を上げるという思惑があったのかもしれないが、上述したように、反中感情が高まる中で「日本語はNG、中国語はOKというダブルスタンダードというメディアのズルさ」と、思わしくない逆風に見舞われる可能性も十分にあると見られる。
IZ*ONE(アイズワン)
IZ*ONE(アイズワン / ハングル 아이즈원)は、韓国と日本合同のグローバルガールズグループである。
2018年に韓国の音楽専門チャンネルMnetで放送された日韓合同オーディション番組「PRODUCE 48」を通して、韓国の芸能事務所に所属する練習生57人、日本のAKB48グループに所属するアイドル39人、総勢96人の練習生から、韓国の視聴者投票で選ばれた12人のメンバーによって結成された。
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